日産自動車九州との産学連携『製造現場における「見える化」改善展2016』で最優秀賞を受賞!

本学と日産自動車九州株式会社は、平成24年4月に産学連携協定を締結し、同社の製造現場における課題を共同研究により解決する事業を展開しており、工場内で稼働する屋外用AGV(無人搬送車)の共同研究開発やAGVの集中管理システムの開発に取り組むなど、産学連携での研究成果を挙げてきました。

今年度は、本学の科学技術活動団体のロボット研究部の学生7名と同研究部顧問の本学工学部 鷹尾良行 教授が、日産自動車九州の社員と一丸となって、同社の現場の課題である「AGV異常検出システム」の研究・開発を行いました。そして、その成果のミニチュア版を共同開発し、平成28年9月29日(木)・30日(金)に横浜市のパシフィコ横浜展示ホールで開催された第21回からくり改善くふう展2016・製造現場における「見える化」改善展2016に日産自動車九州が出展したところ、最優秀賞を受賞しました。

からくり展

前列左から:植本さん、藤岡さん、鷹尾教授、福本さん

 

[ロボット研究部メンバー]

工学部総合システム工学科

  • 平方 克樹さん(機械工学系3年・小倉南高等学校)
  • 藤岡 寛さん(機械工学系2年・大牟田高等学校)
  • 武内 将哉さん(機械設計工学系1年・大牟田高等学校)
  • 福本 竜也さん(機械設計工学系1年・自由ケ丘高等学校)
  • 植本 偉杏さん(機械設計工学系1年・自由ケ丘高等学校)
  • 黒髪 延人さん(設備保全工学系1年・豊国学園高等学校)
  • 中田 怜雄さん(知能制御工学系1年・苅田工業高等学校)

 


 

平成28年10月7日(金)に、鷹尾教授と学生たちが西尾学長を表敬し、今回の最優秀賞の受賞を報告。西尾学長から、今回の受賞を称え学生一人一人に、学長賞の賞状が手渡されました。

からくり展

[藤岡 寛さんのコメント]

製作は依頼が入った6月の始めから開始しました。日産自動車九州とのAGVの共同研究は以前から行っており、そのデータを今大会用に調整して展示会に臨みました。今回のAGVは現在日産自動車九州で実際に走行しているAGVをできるだけそのまま小さくするのを目標に製作しました。そのために日産自動車で走行しているAGVと同じ走行方法で、本来のAGVに搭載されている通信基礎を使用しているため今回のモニタリングシステムをそのまま実際に走行しているAGVにも使用することができます。出展にあたりAGVを小型版を新しく製作したため、AGVのプログラム基板の回路の改善、特に自分は基盤の改善を担当しいるので、基盤の試作も含めて数十枚を製作、改善を行い多くの問題が発生し解決するのは大変でした。展示会は一般企業向きでしたので、専門的な質問が多く、AGVは今企業でどんどん増えている部分ですので、興味がある方も多く質問に答えるのも大変でした。入場者も多く私たちのブースは人が途切れることなく十人以上の人が並ぶほど来ていただきました。今後は、もっと自分ができる範囲を広げて多くの分野に挑戦したいと思います。


[植本 偉杏さんのコメント] 
日産自動車九州の工場を走っているAGVをより忠実に再現するために実際のAGVと同様に走行する音楽を流したり、障害物を感知し自動で停止する「障害物センサー」の取り付けを行いました。工場内で稼働しているAGVはとても大きく様々な部品や技術がつかわれていますので、それを如何にミニチュア化するかに苦労しました。ミニチュアのAGVの本体は3Dプリンタを使用して作り、何度も作り直しを行い適切なサイズのものを作り出しました。たくさんの企業が出展され、「見える化展」に出展している7企業のなかで最優秀見える化改善賞を受賞することができてよかったです。
             
 
[福本 竜也さんのコメント] 
日産自動車九州の方からお話をいただき、勉強もかねて参加することなりました。本物のAGVの大きさを実施に計り、異常が発生したときに「ワン」と音が鳴ったり、走行中に音楽が流れるようになっているなど、実物の再現にこだわりました。異常が発生したときはパソコンに異常発生場所と車体番号がわかるようにしてあります。製作当初は、ラインを読み外してしまい、点の読み忘れが多く、プログラミングや基板の試作が大変でした。会場にはたくさんの大手企業が出品しており、外国人の方も多かったです。説明をしているときは、どのようにとらえてもらえたのか分からずに不安でしたが、最優秀賞を獲得することができて嬉しかったです。次は、NHK学生ロボコンで全国大会に出場したいです。

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