デザイン学部公開セミナー「デザイン・クリエイティブの現場から」(第14回)

平成28年10月21日(金)に本学小倉キャンパスで、小説家の平野 啓一郎 氏をお迎えして、第14回目となるデザイン学部公開セミナー「デザイン・クリエイティブの現場から」が開催されました。

公開セミナー

講師の平野 啓一郎 氏は、京都大学法学部在学中の1999年に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されています。2004年に、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員、東川写真賞審査員を務められています。美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆。国立西洋美術館で「非日常からの呼び声」展のキュレーションも行いました。2009年以降は、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当し、2014年には、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章されています。

 

【著書】

  • 小説:『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』『透明な迷宮』
  • エッセイ・対談集:『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等
  • 最新長編小説:『マチネの終わりに』刊行

公開セミナー

 

デザイン・クリエイティブの現場から(第14回)

  • 開催日 平成28年10月21日(金)
  • 時 間 18:00~19:30 (開場17:30)
  • 会 場 西日本工業大学 小倉キャンパス3階303講義室 アクセス
  • 講 師 小説家 平野 啓一郎 氏
  • 定 員 150名(当日先着順)
  • 参加費 無料
  • 詳細(チラシのダウンロード)はこちら

公開セミナー

 

[受講者の感想]

  • デザインと小説をテーマとした講演会は初めてで、義足のストレスというプロダクトの領域から始まり、最終的には未来の読者をつなぐという目に見えないデザインをするという話で、領域は違えども目指すものは同じで人の心をデザインすることは難しいと感じました。しかし、心理デザインや目に見えないものをデザインすることで、よりデザインの幅が広がると思うので、積極的に踏み入りたいと思います。
  • 「デザインと小説」というテーマに対し、あまりピンと来ていなかったが、実際に講演会でお話を伺い、とても興味深い内容でした。中でも印象に残っていることは、前半で語られた「デザインと美術の違い」「ポスターと絵画の違い」についてで、ポスターはフレームから制作、絵画は対象物から制作し、後にトリミングをしてフレームを決めるなど、確かにと思えることが多かったです。また、「小説」についても、読者に関してのフレームを決めて内容を生み出すという点では、デザインと共通していたことに驚きました。
  • 今回の講演で、芸術とデザインについて改めてよく考えることができました。広告性というものの重要さを感じました。芸術作品の中にも広告性があるということには初めて気づかされました。小説に関してもデザイン的要素とアート的な要素があると分かりました。小説においても商業的なことだけでなく、読者個人の内面も考えてデザインすることが大切だと分かりました。

 
[問い合わせ先]
西日本工業大学 企画広報課
TEL.093-563-3221 または 0930-23-1492