高大連携による「わくわくプログラミング」地域のためのセミナー・スタート!
デザイン学部情報デザイン学科 高柳准教授とゼミ生(3年生)12名が小中学校を対象としたプログラミング教育支援のためのセミナー「わくわくプログラミング」を企画し、常磐高等学校との高大連携で取り組み、平成29年12月3日(日)に本学小倉キャンパスで第1回目を実施しました。
2020年からまず小学校において、それから高等学校でも「情報」の授業が義務化されます。なぜプログラミングをおぼえるのか? それは将来子どもたちが大きくなったときには、明らかにAI(人工知能)やロボットといったものと共存しながら生活を営み、また働くようになる時代がすぐそこにあるからでしょう。しかしながら、いきなり導入しても大丈夫か? 宿題やご両親に質問ができるか? など、子どもたちが孤立しないようにするためには、年齢の近い「大学生や高校生」といったお兄さんやお姉さん的な若者たちが、チューター(身近で教える人)となり、活躍することもできるのではないかと考え、今回のイベントを実施しました。
私たちは北九州市の環境マスコットキャラクター「ていたんとブラックていたん」のキャラクターを使って馴染みやすくプログラムの設定ができるScratch2.0を使うことにし、ゼミ生12名全員が「ていたんとブラックていたん」を使った自分のオリジナルコンテンツを作りあげ、自分が作ったものを教材とし、その解説書まで用意してみました。北九州市のゆるキャラ効果で誰もがやる気をもって挑んでほしく思います。ゼミ生の安藤 竜也さんが、北九州市環境局へ赴き「ていたんとブラックていたん」が出てくるゲームプログラミンングの確認と著作権表記などの交渉を行い、内村 祟央季さんが当日の司会を担当、中島 彰太さんが作成した教材解説書や、堀江 美沙さんがデザインしたパンフレットとScratchオリジナル教材・CDも配布しました。
また、この日、常磐高等学校パソコン倶楽部の生徒も本イベントにかけつけてくれました。常磐高等学校にもこのプロジェクトのことを話し、快諾していただき、大学生が何度か赴き使い方のデモを行いました。本学学生と常磐高校生が先生となってゼミ形式で子どもたちにプログラミングを体験してもらうことができました。
スクラッチをやってみる小学生の初プログラミング体験。一人っ子世代が多くなった昨今、未来に成長していくプロジェクトが今年から本研究室で誕生いたしました。これがひとつのシステムとなり残り、また世代やメンバーが変わりながらも北九州市に根付いてくれるといいと考えています。
Written by Yayoi Takayanagi
[情報デザイン学科 高柳准教授のゼミ生(3年生)]
- 安藤 竜也さん(クラーク記念国際高等学校出身)
- 内村 祟央季さん(自由ケ丘高等学校出身)
- 織田 真由美さん(博多青松高等学校出身)
- 栫 まさきさん(星琳高等学校出身)
- 小嶋 翔平さん(八幡高等学校出身)
- 鬼頭 泰智さん(常磐高等学校出身)
- 塩塚 陽さん(京都高等学校出身)
- 宿利 明生さん(中津北高等学校出身)
- 中島 彰太さん(筑前高等学校出身)
- 中屋 朋美さん(北九州高等学校出身)
- 古殿 涼さん(若松高等学校出身)
- 堀江 美沙さん(有田工業高等学校出身)
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