トニカ北九州建築展2018

平成30年2月23日(金)~25日(日)の3日間、今年も本学小倉キャンパス 大学院・地域連携センターで、「トニカ北九州建築展2018」が開催されました。このイベントは、「北九州に建築議論の場を学生から創ろう」と2010年に北九州市立大学、九州工業大学、西日本工業大学のメンバーを中心に結成された北九州建築デザインコミュニティtonicaのメインイベントとして実施されています。学生一人ひとりがクリティークに向けてプレゼンテーション、質疑応答をし、またアドバイスを受ける時間を設けることで、各自の提案を見つめ直すことのできる機会となっています。

トニカ

今年のテーマは『五十人五十色(ごじゅうにん・ごじゅういろ)』。出展者五十人(予定)それぞれの色(=個性)を存分に発揮してほしいという思いが込められています。また、卒業設計と1~3年生までの作品を対等に評価するスタンスを強調し、審査が行われました。そして、審査の結果、本学建築学科4年生[三笠研究室]の吉田 郁乃さん(田川高等学校出身)の作品「自然回帰」が、『原田真宏賞』(審査員賞)を受賞しました。吉田さんは、2016年度に新人賞に選ばれており、同建築展で2回目の受賞となります。

トニカ

[吉田さんのコメント]

建築学生団体tonicaは昨年度まで副代表を務めていて私の中でとても大切な団体です。そんなtonicaが主催する建築展で受賞することができて、本当に嬉しいです。また、原田 真宏さんのような有名な建築家の方に評価されて、とても光栄です。作品制作では、コンセプトの設定がなかなか決まらず苦戦しました。香春岳は全国的にも珍しい、寒水石と呼ばれる白くて美しい石が採れます。この石を建築材料としています。この地で採れたものを使って設計をするという点にこだわっています。

 

[作品について]

作品名:自然回帰

人間が誕生する前、地球は今の形とは違っていた
ゆっくりと時間をかけ、自らの姿を変えていった
人間の手で地球は更に姿を変える
陸地には建物が並び、道路が敷かれ、海は埋め立て、またその上に建物が建つ
自然では決して作られることのない人工物は元を辿れば全て地球の自然物
福岡県田川郡香春町に位置する採石場、通称“香春岳”は
山の天辺を削り取られ、山肌が剥き出しになっており、決して自然にできるものではない
これは石灰石の採掘のために人間の都合により意図せずできたもの
その姿は荒々しくも美しい
石灰石を採り、加工し、人工物をつくる
そんな営みを目の当たりにできるこの場所自体がアートであると捉え、採石場そのものを展示とするミュージアムを設計する                

トニカトニカ

 



コーディネーター

  • 佐々木 翔 氏(INTERMEDIA)

クリティーク

  • 五十嵐 淳 氏(五十嵐淳建築設計事務所)
  • 田村 晟一朗 氏(株式会社タムタムデザイン一級建築士事務所)
  • 西岡 梨夏 氏(ソルト建築設計事務所)
  • 原田 真宏 氏(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)

 トニカ


スケジュール

  • 2月23日(金)14:00-17:30 学生講評
  • 2月24日(土)9:00-18:00 審査員講評
  • 2月25日(日)9:00-14:00 一般公開

トニカトニカ

 

[関連情報]