新サークル創部「3D造型部」

3次元CAD利用技術者試験の資格試験合格を目指して、平成30年4月に「3D造型部」が創部されました。部員数は13名で、3DCADの資格取得および3Dプリンタの勉強に励んでいます。1年生部員に話を聞くと、入部当初はCADについてほとんど分かっていない状態でも、1級試験に合格している先輩たちが簡単なことから少しずつ教えてくれるのでCAD初心者でも安心して活動できているそうです。

 

創部間もない「3D造型部」ですが、平成30年8月25日(土)に行橋市で開催された夏祭り「こすもっぺ」では、アルファベットのキーホルダーを制作し、子供たちに配布しました。また、11月11日(日)には豊前市三毛門小学校で開催された、三毛門南瓜(カボチャ)とハロウィンにちなんだ催し「カボウィン」に本学保健委員会FHOとともに出展参加しました。「カボウィン」のために、三毛門カボチャのストラップを制作し、子どもたちにジャック・オ・ランタンの顔を描いてもらい、オリジナルのストラップに仕上げてもらいました。3Dスキャナで三毛門カボチャの形を読み取り、3DCADのソフトを使ってストラップになるように図面を作成し、3Dプリンタで出力。カボチャの複雑な曲面をリアルな形に造形し、ヘタや手触りなど細部まで特徴を追及しています。

3D造形部3D造形部

3D造型部のメンバーは、地域活動に参加し活気あふれる社会にしたいと考えて、今回「カボウィン」への参加を決めました。京築地区で三毛門カボチャが有名であると聞いてPRにも貢献したいと思って取り組んだそうです。完成時には、「農家の方々の収穫時の喜びに似た感情と愛情を感じました」とカボウィンプロジェクトの感想を語りました。

 

[制作の手順など学生の感想]

有名な三毛門カボチャを3D造形部の技術を駆使して、食べ物の三毛門カボチャから造形物の三毛門カボチャへとリバースエンジニアリングしました。まず、3Dスキャナで形を読み取り、それを3DCADに画状データとして読み込ませ、グラフィック領域にポリゴン表示し、ストラップの取手となる個所をスケッチとフィーチャで表現し3DCADデータを作成しました。3DCADデータのファイルをSTLファイルに変換し、3Dプリンタに送り積層造形がなされ作品が完成しました。材料押出3Dプリンタで造形物を作る際は、造形中に形を崩さないようにサポーターを用いるのですが、サポーターが残ると見栄えやデザイン性に欠けることからサポーターは剝がしてしまいます。今回のカボチャは、複雑な局面を特徴としているため、サポーターが面と面の間に食い込んでしまい剝がす作業が大変でした。また、手触りにもこだわったので、より良い品質にするために材料や造形中の温度にも気を配りました。今回のイベントに参加することで、地域活動にかかわる喜びを知ることができました。食べ物からオリジナルの造形物へと組み替えるリバースエンジニアリングを行うことで、日々の学習を応用した活動ができました。