教育研究シーズ(機械工学系 瀬々 昌文)

シーズ

所属・氏名

工学部 総合システム工学科 機械工学系 教授 瀬々 昌文

 

研究キーワード

界面物理化学、ケルビン-へルムホルツ不安定、マランゴニ対流、ストークスの法則、製鋼スラグ・連鋳パウダー巻込み、たたら製鉄、産業廃棄物利材化、都市鉱山再生

 

現在の教育研究分野

「葛飾北斎(研究)」と「もののけ姫(教育)」をキーワードに、鉄鋼・機械材料の製造プロセスの高度化に関する研究とたたら製鉄によるPBL型ものづくり教育に取り組んでいます。

 

開発,研究事例・研究作品

■オイル/水2層流体の界面不安定現象に関する基礎研究
鉄鋼製造工程でのスラグ(パウダー)巻込み現象を基礎的に解明するため、スラグをオイルで、溶鋼を水で模擬した水モデル実験装置を用い基礎研究を進めています。オイルの巻込みは界面流速に加え、オイル粘度やオイル/水間の界面張力などの影響を受けることなどの新知見が得られています。(平成29年9月 北大にて日本鉄鋼協会講演大会報告)
 
■たたら製鉄によるものづくり・工学教育
素材から製品までの工程を一貫して体験できるPBL型ものづくり教育として、科学技術活動団体「美夜古たたら研究会」を立上げ、鉄鋼会社出身の中島潤二先生と二人三脚で指導中です。高炉法との差異を機械工学的に比較検討し、自主的に課題を発掘解決させることで、総合型エンジニアとしての資質向上を目指しています。

■廃廃プラスチックの高度利用による製鋼反応の効率化・促進に関する共同研究
福岡県リサイクル総合研究事業化センターの   H29~H30年研究支援テーマ【産官学連携】

当研究室では、「機械4力」等の基礎学問をベースにしたアナログ・サイエンス的な研究と教育を志向し、実務的素養を身に付けた人材を社会に送り出すことを目標としています。平成29・平成30年度のゼミ・卒研生(3・4年)から、技術士一次試験合格者8名、機械設計技術者3級試験合格者8名が出ています。

 

共同研究で可能になること

自動車産業で需要の高い超高清浄度鋼の製造技術の高度化・効率化に役立てる基盤・基礎研究の推進に加え、産業廃棄物・都市鉱山の利材化に関する基礎研究を開始しました。
以下の実験装置・機器が利用できます。

  • 小型電気炉(~1600℃まで加熱可)
  • 連鋳鋳型対象の水モデル実験装置
  • タンディッシュ対象の水モデル実験装置
  • 溶鋼鍋対象の水モデル実験装置
  • 液体物性測定器(表面張力、粘度、密度)
  • 簡易サーモグラフィー
  • 簡易高速度カメラ・ビデオ
  • プロペラ式流速計

 

連携先等

  • 福岡県リサイクル総合研究事業化センター(アステック入江、東京製鉄、九州メタル、北九州市立大学大矢研究室)
  • 黒崎播磨株式会社
  • 新日鐵住金株式会社