取り組みの舞台は、地域から世界まで!!
先輩たちが取り組んだ数々のアクションをQ&Aで紹介します。
北九州市主催の女子中学生を対象とした仕事体験プログラム「リケ女部!」を本学小倉キャンパスで実施しました。
2019年度の「リケ女部!」は、企業や大学・高等専門学校等で10のプログラムが用意され、本学の講師は工学部 総合システム工学科 機械工学系の鷹尾教授と科学技術活動団体「3D造型部」のメンバー5名が務めました。参加者13名は、3DCADソフトを使用して、約60mmサイズのオリジナルのキーホルダーを設計。初めて使用する3DCADソフトに戸惑いながらも、3時間後の講座終了時には全員が3Dプリンタで出力できる状態までそれぞれの作品(設計)を仕上げました。
工学部 総合システム工学科 電気情報工学系 武村研究室の学生が九州工業大学 戸畑キャンパスで開催された「平成30年度アクティブラーニング・課題研究発表会 ~第9回PBL合同成果発表会~」で、「2020年小学生のプログラミング授業必修化に向けた授業プランの構成と実践」について発表し、PDCAサイクル賞を受賞しました。
PBLとは「問題解決型学習」のことで、知識を暗記するのではなく生徒自身が自ら問題を発見し解決する能力を養う学習法のこと。今回NIT生は、小学生のプログラミング授業が必修化になることを受け、ロボット教室を軸にした授業プランを考案。スライドの見易さや内容など発表のやり方も工夫し、充実した提案を行いました。
地域の課題を発見・理解・解決し、社会に貢献できる力を身につける土木工学系独自の授業科目「土木工学地域プロジェクト」。本年度は豪雨による水害を課題とし「近隣で水害が発生した際に被災地を支援する」を目標として、学生が3つのチームに分かれて課題の解決に取り組みました。
第一の課題チームは、被災者になった際の避難者の行動の流れ・避難所の過ごし方・復旧作業について、第二の課題チームでは、自らが被災地支援をする場合のボランティア活動参加の流れ・コロナ禍での避難所運営・ボランティアに参加する前の体験学習や訓練について、第三の課題チームでは、災害を防ぐための自助・共助・公助の考え・もしものために準備しておくものについて検討し、オープンキャンパスの場で発表。社会に貢献するための学びを深めました。
北九州市に本社を置く建設会社・株式会社システム1と産学連携協定を締結し、連携事業の一つ『モデルハウスプロジェクト』を実施しました。
このプロジェクトでは“新しい働き方に応じた住まい”をテーマにプランを考案。提案書や模型を制作し提案発表会も行います。そして技術面、コスト面などについて協議を行い、最優秀賞に選ばれた作品は実際にモデルハウスとして建設されるというもの。参加したのはデザイン学部 建築学科 三笠研究室の学生7人。座学ではなかなか味わうことのできない、リアリティの高い経験を積むことができました。
デザイン学部 情報デザイン学科 趙准教授の研究室が、上毛町からの依頼を受けて竹灯籠を制作しました。
今年度制作したのは和傘を使用した作品で、昨年度に制作した竹灯籠「神楽/KAGURA」とともに、上毛町で行われた「こうげ大池灯籠祭」で展示。
学生らの作品を含む約1,500個の灯籠の温かい光が、祭りの会場である大池公園を幻想的な空間へと塗り替えました。
北九州でお菓子を製造・販売するグラン ダ ジュールと連携事業を行い、北九州を盛り上げるための新銘菓「メカサブレ」を協同開発しました。
製鉄で栄えた街・北九州のお土産として鉄をイメージして作られたボルトとナット型のチョコレートの「ネジチョコ」と機械パーツのサブレを組み合わせることで、組み立てて楽しむことができます。企業さまの協力と本学の3D造形技術、デザイン学部の学生によるコンセプトやパッケージデザインで形になった製品は、実際に小倉駅周辺の取扱店で販売。地域ブランド創出に貢献しています。
工学部 総合システム工学科とデザイン学部 建築学科の学生5名が鳥獣被害対策ワークショップに参加しました。
今回のテーマは、「カラスのゴミあさり」。住宅のゴミ置き場でよく見かける「防鳥ネット」を題材に、ゴミをあさるカラスの被害を防ぐ有効な対策について課題解決に取り組みました。学生らは「カラスのゴミあさり」の原因が、ゴミを捨てる人が防鳥ネットの適切にかけていないことに着目。きちんとネットをかけたくなるよう、適切な位置にネットをかけるとゲームが始まるアイデアを考案し、試作品も制作しました。楽しみながら鳥獣被害対策ができるこのアイデアは、後日、連携自治体に報告しました。
九州大学ロボコンチームKURTが企画・主催する「九州夏ロボコン2019」が、2019年8月29日(木)・30日(金)に開催され、九州大学や熊本大学等が出場する中、本学の科学技術活動団体「ロボット研究部」が昨年に続き2年連続の準優勝に輝きました。
大会は全15チームを3チームに分けての総当り戦の予選リーグと、上位5チームとワイルドカード1チームの計6チームで試合が行われる本戦トーナメント。決勝戦は九州大学との対戦となり、残念ながらわずかコンマ数秒の差で優勝を逃しましたが、本学のロボット研究部は全チーム中、唯一全試合でゴール(課題達成)し、マシントラブルも無く確実に点を獲得するなど、実力をいかんなく発揮することができました。
本学おばせキャンパスの総合体育館で、超小型モビリティ(3輪以上の超小型電気自動車)のレース「pico-EVエコチャレンジ2019」が開催されました。「pico-EV」とは、単三充電式ニッケル水素電池(1000mAh,1.2V)6本のみを原動力とする小型1人乗り車両の燃費を競う競技会のこと。日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門エコメカトロニクス研究会の運営で2012年から開催されています。
本学からは、昨年初出場で初優勝を果たした「ソーラーカーチーム」と「NIT-武村研究室」の2チームが参加。競技の結果、2019年大会も「ソーラーカーチーム」が優勝し、「NIT-武村研究室」も2年連続で準優勝に輝きました。「ソーラーカーチーム」は、昨年の31周:2206.8mを大きく上回る3019.7mを走行。過去7年間の大会最高記録を更新し特別賞を受賞しました。また、競技後のポスターセッションではベストプレゼンテーション賞にも選ばれました。2017年大会は、武村研究室が優勝しているため、3年連続で本学の学生チームが第1位の成績をおさめました。
コロナ禍においても社会で通用する人材を育てるために、本学と北九州市を中心に事業展開している総合建設業の株式会社川口建設と「豊かで活力ある地域社会の発展に寄与すること」を目的に連携協定を締結。川口建設と協力しながら、新しい様式での人材育成に力を入れていきます。
また、教養教育科目である「キャリアプランII」における土木工学系2年生を対象としたインターンシップ体験報告ではリモートで行いました。報告は、受入れ企業の概要や社内の雰囲気、研修内容と成果、体験後の感想、2年生へのメッセージ等を各学生がパワーポイントを使用して自らの言葉で発表。コロナ禍という未曾有の事態にも、学生の就職支援を力強く行なっていきます。
新型コロナウイルス感染症対策のため、本学おばせキャンパスで講義室の換気実験を実施しました。実験では、講義室内に煙を充満させ、レーザーを照射することで通常では目視しづらい煙を可視化しました。天井換気扇のみを使用した場合、窓やドアを開放した場合での換気、またその両方で換気した場合など複数のパターンで実験し、その差を確認しました。実験結果から窓やドアを開け、天井換気扇と併せて換気を行うことが感染症対策にはとても重要であり、天井換気扇のみであっても約12分で室内の空気が入れ替わることを改めて実証致しました。
3DCADを学ぶ本学サークル「3D造形部」が、行橋市出身の画家「九十九伸一」氏の絵をクッキーで再現する企画へ挑戦するため、オリジナルのクッキー型を制作しました。依頼したのは苅田町の洋菓子工房トリオレ(Triolet)。作品を忠実に再現すべく、九十九氏監修のもと曲線の表現など細かい部分まで入念に制作しました。制作した型でつくったクッキーは実際に店舗で販売し見事挑戦は成功。大学で学んだ工学の知識を「食」という形で地域に還元することができました。
『全日本ロボット相撲選手権(世界大会)』に、工学部 総合システム工学科 電気情報工学系の武村研究室(チーム名:Norisk Nishinikodai marusu)が出場しました。
メンバーは、アルゼンチン国際大会において自立型で優勝し、世界大会への出場権を獲得した武村准教授(工学部 総合システム工学科 電気情報工学系)と、ものづくり奨学生の海下 航さん(電気情報工学系1年[当時]・田布施農工高等学校出身)。
本物の相撲でも名勝負の数々が繰り広げられてきた東京の両国国技館を舞台に、世界から100台以上が参加する『自立型部門』で、見事ベスト16という成績をおさめました。
地域の子どもたちを対象に、理科学や科学技術への関心を持ってもらえるように「NITものづくり塾」を開催しました。この取り組みの目的は、子どもたちの理科学教育の一層の充実に資すること。平成30年度は「3DCADものづくり体験」「自転車発電で電動ミニカーを走らせよう!」「万華鏡を作ろう!」など様々なジャンルから5講座を開講。子どもたちは観察・実験・工作を通して、楽しみながら科学する心や創造性を身につけました。
北九州市を代表する祭り、「わっしょい百万夏まつり」。今年はオンラインで11月に開催されました。その祭りの中で本学情報デザイン学科3年生(当時)制作の花火映像作品や、工学部と情報デザイン学科、梶谷ゼミで連携制作したプロジェクションマッピングカウントダウンがオンエアされました。また、祭りの記念オブジェ「笑顔百万KITAKYUSHU」も本学の学生が制作。北九州をきっかけにみんなに笑顔になってもらいたいという想いが形となりました。
令和元年に創立120周年を迎えた福岡県立小倉工業高等学校。その記念事業の一環として行われた人文字づくりに、工学部 総合システム工学科 土木工学系の学生が協力しました。
人文字を描くのは高校の広いグラウンド。歪みや狂いのない文字を描くためには、設計図面を地面に正確に描く技術が必要です。これは土木工学系の学生に必要な『測量』の技術そのもの。学生たちは実習で身につけたチームワークと測量技術を駆使し、高校の校章と「120 小倉工」の文字を精緻に描ききりました。
やはたのまちをアートで彩るイベント「やはたアートフォレスト2019 ~パレットの樹~」で、本学建築学科 水野准教授の研究室が九州国際大学 三輪仁研究室と合同でワークショップを実施しました。その内容は、八幡の歴史的建造物や風景を、折り紙建築にして子どもたちと色塗り・組み立てるもの。「八幡製鐵所旧本事務所」や「いのちのたび博物館」など、地元の子どもたちにとってなじみ深い風景を元に、9点の折り紙建築作品をデザインしました。
『京築のヒノキと暮らすプロジェクト(略称:ちくらす)』に参加しているデザイン学部 建築学科 石垣教授とゼミ生5人が、イタリア・ミラノ市で開催されるデザインウィークに参加しました。
デザインウィークは、世界一のデザインイベントと言われるミラノサローネと同時開催される注目度の高いイベント。世界各国から集う他のデザイナーとともに、日本のデザイン力や技術力をアピールしました。
今回出品した京築ヒノキのタンコロを使用した「芯シリーズ」は大川市のウエキ産業株式会社が開発した特殊乾燥技術を元にデザインした木製品です。また、併せてミラノ市内や近隣都市の建築物を見学しました。
北九州モノレールと本学デザイン学部(建築学科・岡田研究室および情報デザイン学科・趙研究室)が、“エキマチ化”を目的とした駅イノベーションプロジェクトの一環として、モノレール香春口三萩野駅で社会実験を行いました。実験の概要は、通常は改札機で通り抜けができない駅構内を一般開放し、“通り抜けられる駅舎”の可能性を検討するというもの。同時に、期間限定のレモネード店の設置や壁や柱を利用したデジタルサイネージ(映像:趙研究室制作)の投影等の実験を行うことで、駅を中心とした地域の交流拠点としての可能性も探りました。
本学デザイン学部 情報デザイン学科 領木教授と西南女学院大学の共同研究で開発した「食育アプリ」が、一般社団法人 日本教育情報化振興会主催の「ICT夢コンテスト2019」で優良賞(応募総数298件、入賞32件)に選ばれました。アプリでは、バランスのよい朝ごはんやおやつのカロリー・塩分量などが学べ、各種イベントや北九州市の小学校などの授業で用いられ、小学生の「食育」に大きく貢献しました。
デザイン学部 情報デザイン学科4(当時)の松崎 あかりさん(長崎工業高等学校出身)が、行橋市の海産物をブランド化しPRするためのロゴマークをデザインしました。
デザインのポイントは、魚の活きの良さを連想する「海から飛び出してきたような」部分。また、色合いなども目を引きやすいものを選定しています。ロゴマークは、対象の海産物のパックなどにシールで貼り付け。デザインの力で地域産品の価値を高めることができました。
下関市で実施されたPRキャラクターのデザイン募集で、デザイン学部 情報デザイン学科3年生(当時) 藤本 隆志さん(下関工業高等学校出身)のデザインしたマスコットキャラクターが市民投票で最多得票数を獲得。見事、下関市のメインキャラクターに選ばれました。
下関・新マスコットキャラクター「せきまる」は、クジラとフグがモチーフとなっており、フグのような丸い体に小さな口、クジラの尾ひれがついています。笠は奇兵隊、足下の長靴は唐戸市場で働く人がモチーフです。
「せきまる」はPRキャラクターとして市広報誌や市ホームページ、市公式SNS、下関市のPR事業などに使用されています。
今年で25回を迎えるサンスター文具株式会社主催の「文房具アイデアコンテスト」。このコンテストでデザイン学部 情報デザイン学科4(当時)の岩爪 満穂さん(佐土原高等学校出身)が、審査員特別賞を受賞しました。
岩爪さんが応募したのは『短くなったシャープペンシルの芯を、練り消しゴムのハリーくんに刺して文房具の命を繋ぐ』というアイデア。
本来捨てるものが必要なものになる、という発想が評価され、応募総数4,725作品(一般部門:2,841作品、ジュニア部門:1,884作品)の中から、審査員特別賞(ヒャダイン賞)を受賞しました。
密になりやすい空間となるエレベーター内。そのエレベーター内で定員が一目でわかる施策として 本学デザイン学部の学生が、キャンパス内エレベーターの床面マットに、人間の目の錯覚を利用して平面のものを立体的に描き表す「トリックアート」を使ったマットを制作。ソーシャルディスタンスを意識づける施策として今後学内にも設置を拡大する予定です。
行橋市で開催された『行橋産業祭』に、本学の科学技術活動団体「美夜古たたら研究会」が参加し、「レンガ式たたら」と「可搬式たたら(七輪)」を実演しました。砂鉄を用い木炭の燃焼熱によって砂鉄を還元して鉄を得る”たたら製鉄”を研究する美夜古たたら研究会。デモンストレーションは顧問の瀬々教授・中島教授と工学部 総合システム工学科 機械工学系4年生(当時)14名で行いました。子どもからご年配の方まで多くの方々に見学していただき、鉄造りの話にも大変興味を持っていただきました。
リバーウォーク北九州で小学生以下の子どもを対象とした職業体験イベントが開催され、本学工学部 総合システム工学科 電気情報工学系の武村准教授の研究室が体験ブースを出展しました。実施したのは、プログラミングとロボット操作を体験する「ロボット相撲コース」と、トマト収穫ロボット講義および収穫体験を行う「トマトロボットコース」の2コース。子どもたちに、工学やロボットについて楽しみながら学んでもらうことができました。
専門教育科目「環境ボランティア」の一環で、行橋市簑島海岸(簑島海水浴場)のごみ拾いを行いました。参加者は工学部 総合システム工学科 土木工学系2、3年(当時)の受講生8名。潮汐によって前浜に形成された4本の汀線筋に沿って、それぞれの筋ごとに分担して海洋ごみを集めました。また、海洋ごみのなかでも近年世界中で問題となっているマイクロプラスチックの存否を確認するための調査も実施。座学では実感しにくい環境の実態を確かめることができました。
福岡県と福岡県美しいまちづくり協議会主催の「第11回福岡県景観大会」に工学部 総合システム工学科 土木工学系の周研究室が参加し、VR(バーチャルリアリティ)で3次元の美しいまちづくりの研究発表と実演を行いました。周研究室が発表した研究テーマは『道路景観』について。実演では、ステージ上から142の団体が集う会場へアイデアを募ると、即興で会場のアイデアを反映した景観CG動画を作成。会場から高い評価を受けました。本学の土木工学系はまちづくり協議会に協力し、これからもより美しいまちの景観の形成に貢献していきます。
京築地域の森林資源の有効活用を目的に、本学デザイン学部 建築学科 石垣教授の研究室と西南女学院大学、行政、地域産業の連携で活動している「京築のヒノキと暮らすプロジェクト(ちくらす)」の取り組みの一環で、平成筑豊鉄道「東犀川三四郎駅」を改装。内壁は京築ヒノキをタイル張りに変え、駅名にちなんだ「三四」の文字がデザインされたベンチを備え付けました。また、外観には焼きスギが使用しています。メンバーは「地域の方々にヒノキの香りや肌触りを感じていただきたい」と感想を述べました。
デザイン学部 建築学科 三笠准教授の研究室が「CLTアイディアコンテスト」設計部門で「日本CLT協会賞」を受賞しました。CLT(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)は、ヨーロッパで開発された新しい木の建築材料で、日本でも一般利用が進んでいます。とりわけ、中・大規模建築へのCLTの適用は大きなテーマで、本コンテストでは「5階建て以下の事務所建築」の設計提案がテーマに。学生たちはたくさんの人が行き交う西小倉駅前を想定敷地とし、構造、意匠、設備、性能(防耐火、遮音、温熱、施工)など、様々な課題をクリアしながら『X-CLT構法が創り出す新しい空間と働き方』をコンセプトに提案を行いました。
デザイン学部 情報デザイン学科の学生チームが取り組んでいる「北九州すごろく」プロジェクトが「北九州市にぎわいづくり懇話会」の認定事業となりました。「北九州すごろく」は北九州市を題材にしたボードゲーム。北九州市の歴史・名所・名産・環境問題・地理などをすごろく形式で楽しみながら学ぶことができます。製品化および小学校、学童、市民センターへの無償配布を最終目標に掲げ、実施したクラウドファウンディングでは目標金額を無事達成することができました。
行橋市内を走る太陽交通株式会社の路線バスのデザインを、本学デザイン学部の学生が考案しました。この取り組みは行橋市・太陽交通株式会社・西日本工業大学の連携によるもので、学生らは路線バスの課題を洗い出してデザインを考案。予算や寸法の制限をクリアしながら、デザイン性だけでなく利用のきっかけを創出することにもこだわりました。デザインしたバスは現在、行橋市民の交通の足として活躍しています。
本学学生グループ「にじのはしプロジェクト」の活動「ポイ捨てごみアート」が「2019 北九州SDGs 未来都市アワード」の大学部門でSDGs大賞を受賞しました。
ポイ捨てごみアートは、イベント等でポイ捨てされたごみを、絵の描かれたごみ袋に収集し専用のごみ箱に捨てることでアート作品を作り、環境について啓発する取り組み。2019年度は北九州市や数々の企業・団体からの応援のもと「わっしょい百万夏まつり」の会場である小倉中心市街地や、ギラヴァンツ北九州の試合会場であるミクニワールドスタジアムで実施。今後のSDGsグッズ作成アイデアの発展性、ごみ箱と袋でアートができるという点の面白さ、多くの組織や団体の巻き込みなどが評価されました。
本学のSDGsグループ「i3(あいさん)」が、北九州市の魅力を伝える大漁旗をデザインしました。この大漁旗は自治体ごとに制作され、日本沿岸を航行する船に託して各地を繋いだあと、東京大学 安田講堂に集められます。このプロジェクトはSDGsと最先端の科学・技術の視点で「まちづくり」を捉えなおす機運を全国で高めることが目的で、学生らは太陽、水、世界遺産をはじめとする建造物を街の姿を描き、高度経済成長時代の公害を市民の力で克服し「SDGs未来都市」さらには「世界の環境首都」として進化を続ける北九州を表現しました。
3次元CAD利用技術者試験の資格試験合格を目指して、平成30年4月に「3D造型部」が創部されました。部員数は13名で、3DCADの資格取得および3Dプリンタの勉強に励んでいます。また、行橋市で開催された夏祭り「こすもっぺ」でアルファベットのキーホルダーを制作し子供たちに配布するなど、地域の催しで身につけた技術を披露。地域活動の活発化にも貢献しています。
学生が自ら構想・設計・製作した車両により、ものづくりの総合力を競う全日本学生フォーミュラ大会。本学でも、大会への参加・高成績を収めることを目標に、平成27年に科学技術活動団体「NIT Formula」が発足、大会出場に向け準備を進めています。第15回大会では吸気系の問題により騒音テストに進めず途中棄権となるなど苦い経験もしました。これらの思い出や地域企業からなるスポンサーたちの期待を背負って、学生らは今日も技術を磨き続けています。
本学と日産自動車九州株式会社は2012年4月に産学連携協定を締結。同社の製造現場における課題を本学の教員、学生と日産自動車九州株式会社の社員との共同研究により解決する事業を展開しています。成果としては工場内で稼働する屋外用AGV(無人搬送車)の共同開発や、「AGV状態監視モニタリング技術」の開発が挙げられ、横浜市で開催された『からくり改善くふう展』では、最優秀見える化改善賞を受賞しています。今後も日産自動車九州株式会社と産学連携活動を展開し、共同研究による生産現場における課題解決と、人材育成に取り組んでいきます。
西日本工業大学では、ものづくりに関わる学びだけでなく部活動も盛ん。九州屈指の実力を持つ選手も多く、近年では松浦 孝平さん(工学部 総合システム工学科)がバレーボールのプロチーム「きんでんトリニティーブリッツ」へ、丸山 翔大さん(工学部 総合システム工学科)がプロ野球「東京ヤクルトスワローズ」へ入団するなど目覚ましい活躍を見せています。もちろん、趣味的に学生同士の親睦を深めるクラブ・サークルも多くあり、彼らもまた自分の「好き」を究めるために熱心に活動中。部活動を通して、どの学生も自分らしい学生生活を送っています。
工学部 総合システム工学科 土木工学系 濵本研究室の学生が、おばせキャンパスのサッカーグラウンドで、ドローンによる映像精度の検証実験を行いました。
実験は、センターサークルに計測ターゲットである測量スタッフや橋梁模型、劣化したコンクリート供試体などを設置し、計測高度(140m以下)やカメラ倍率の相違に着目して映像の精度を検証するもの。
既存の測量技術よりも時間やコストの面で有利とされる『ドローン測量』。本学ではこうした実証実験を行い、新たな発見や課題探しに日々努めています。