学長の部屋|ブログ|― 持続可能性を考える

投稿者:西日本工業大学 第11代学長 片山憲一


 

■Vol.54 2021年12月1日更新

持続可能性を考える

昨今、地球の容量や限界を知り、未来に向かって快適な生活が送れるようにとSDGsの考え方が浸透してきたと感じていますが、人間が活動すると必ずゴミが出ます。寿命を迎えた太陽光発電パネルや蓄電池をどのように処理するのかもカーボンフリーの視点で考えておくことが欠かせません。

11月27日(土)朝日新聞「be」で「宇宙ゴミ掃除人 救え地球を」という見出しを見つけました。地球の周りには人工衛星の残骸などスペースデブリと呼ばれる宇宙ゴミが増え続け、このまま放置すれば宇宙空間を使えなくなるというのです。記事では岡田さんという40代の日本人が「アストロスケール」という会社を設立して宇宙ゴミを掃除するという難題に挑んでいる姿が紹介されていました。宇宙空間利用が持続可能でなければ現状の生活水準の維持は不可能で、SDGsどころではないと締めくくられていました。

同じ紙面に「公共インフラの老朽化、欠かせない健康診断と治療」という記事が掲載されていました。ここではトンネルや水道橋が崩落した事例を取り上げ、高度成長期に数多く整備された日本の公共インフラが寿命を迎えつつあり、点検や修繕が喫緊の課題であると指摘しています。財政難や人手不足の中で、インフラを維持するにはロボットやドローンの活用が鍵になる、日本の技術に期待したいと結んでありました。

今回、日頃は気づかない宇宙ゴミやインフラの老朽化の話から、SDGsの項目にはない持続課題が、いろんな階層で起こっていることを再認識しました。コロナ禍、人手不足で事業の存続が危ぶまれる企業が増えているのもその一つです。人間の脳には都合のいい情報しか見ない確証バイアス(先入観)や自分だけは大丈夫という正常性バイアスがあります。今起こっている事実を見える化して課題に向き合いバイアスを無くすことが持続可能性を高める第一歩です。各国共通の持続課題である宇宙ゴミ、英知を集めてスペースデブリを取り除くアクションが必ず起こると信じています。

 


 

■Vol.53 2021年11月17日更新

eスポーツ!?

本学では「eスポーツを主軸とした教育・科学技術研究によるDX人材育成事業」に取り組むことにしました。きっかけは、分野を超えた若手の先生方と職員からの提案です。高校訪問や授業を通じて「eスポーツ」に興味を持っている若者がとても多く教育に取り入れれば情報に興味を持つ学生の獲得に有利なだけでなく企業が求めるDX人材の育成にも役に立つと聞いたからです。

JESU(日本eスポーツ連合)によると『「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称』とあります。

「sports」の語源はラテン語の「deportare」で意味は「気分転換」ですが、日本ではスポーツという言葉が「体育」や「運動」と訳されて定着しているため身体活動ではない「eスポーツ」と言われてもピンときません。しかし、世界に目を向けると「eスポーツ」人口は1億人をはるかに超え、今年度はIOCがオリンピック・ヴァーチャル・シリーズを開催するまでになっています。

さて、日本では遅れていた「eスポーツ」ですが通信環境が整備されるとともに若者を中心に爆発的に愛好者が増えていること、また工学やデザインとも相性が良いことから次の二つの観点で取り組むことにしました。一点目は必修の「データサイエンス入門」の延長として学生が興味を持つ「eスポーツ科目」を新設し、対戦結果などの分析を通じてPCスキルの向上やチームビルディング力をつけることを目指します。二点目は「eスポーツ」を使った高齢者の健康寿命延長や認知機能改善、子ども教育イベントなどに学生を参加させてコミュニケーション力や人間力の向上につなげるという視点です。将来的には場所を選ばない「eスポーツ」の特長を活かして、国際競技に参加したり、オンライン留学に繋げたりと国際交流にも活用できると考えています。

 


 

■Vol.52 2021年11月3日更新

Connect to the Future ~未来へつなげ~

表題は先月末に行われた今年の大学祭のテーマです。学部が違っても同じつなぎを着た大学祭実行委員会の学生たちは、大学祭を企画・準備をする中で一生の友人に出会ったり模擬店やイベントの感染対策を通じて実社会の仕組みを体験したりしました。イルミネーション企画では装飾デザインだけでなく近くの病院の入院患者からどう見えるかなどにも気を使い、電源は太陽光発電と蓄電池を組み合わせるなどカーボンフリーにも配慮しているのに感心しました。

日本は現役2人が1人の高齢者を支える人口減少社会にありますが、世界は78億を超える人口の中で競争社会にあります。グローバル化で水平分業が進み日本の製造業は海外に流出、「高品質なものを安く提供して稼ぐ」という日本のビジネスモデルは通用しなくなっています。そしてあらゆる情報がデジタル化されAIが活躍するDX時代を迎え知的労働者も合理化の危機にあります。このような中で地球環境問題やパンデミックに直面し世界中がSDGsに取り組んでいますが大人は未だに「一致団結して経済的な豊かさを実現する」という成長の強迫観念から抜けだせていません。

しかし、高度成長時代を知らないデジタルネイティブの学生たちは「成長とは異なる本当に豊かで幸せを感じられる未来」を信じて大学祭に取り組んでいました。例えば、模擬店で自分が書いたイラストを缶バッジにして売っていた学生が「ローカルにいても世界とつながれる時代、地元で好きなことを仕事にしたい。」と語った言葉が「車椅子や寝たきりの生活を送る障がい者がロボットを操作し自宅から離れたお店で接客するそんなロボットカフェが東京日本橋に開店した。」というテレビニュースと重なりました。

準備や跡片づけの際も笑顔で、すれ違いざまに「こんにちは!」と声をかけてくる学生に触れ、心配せずともテーマ通り「お金では買えないつながりを重視した新たな未来」は来ると実感できた大学祭でした。

大学祭イルミネーション大学祭イルミネーション

 


 

■Vol.51 2021年10月15日更新

ドラフト会議で考える

今回のドラフト会議で、本学工学部総合システム工学科の隅田知一郎(ちひろ)君が4球団から1位指名を受け抽選の結果、埼玉西武ライオンズと入団交渉することになりました。ドラフト当日は彼の出身地である長崎も含めマスコミ27社が本学に集結。西武ライオンズに決定後の記者会見が全国放送されると「西日本工業大学、SNSトレンド入りおめでとう」、「大学がどこにあるかやっとわかった」などの電話やメールを多数いただきました。

「名は体を表す」と言いますが、かつて本学は「九州工科大学」で開学申請したのですが「他大学と混同する恐れがある」と却下され現在の名前になった経緯があります。Wikipediaには「西日本とは、日本を大きく分ける時に使用される語で、日本の西半分を指す。対義語は東日本」とあります。九州では本来の意味のほかに1000年以上「都」があった畿内より西にあるという意味合いやマーケットを意識して西日本という名称が良く使われています。しかし今回、西日本という名前はイメージをつかみにくい言葉であったことを再認識しました。

そのような中で、西日本という地方や名称に関係なく隅田君が見出されたのは野球界のスカウトという人材発掘システムが機能したためと感じました。また地方の小さな大学でも学生が大志を持って努力すれば社会が求める人材育成が出来るという自信を持つ事が出来ました。一般学生の人材発掘システムは各種の発表会やコンテスト、インターンシップでしょう。学生時代に将来何をしたいか考えるという明確な意識を持ってこれらの機会に臨めば、どこかでスカウトの目に留まるはずです。試合で目立つには練習が必要ですが、試合に出れば自分の長所や短所が見えてきてどこを伸ばせば良いかを知ることができます。

仕事の形がジョブ型にシフトしつつある現在、これから大学が力を入れるべきスカウトの視点を考えるきっかけを作ってくれた隅田君にエールを送ります。

 


 

■Vol.50 2021年9月30日更新

就職で問われるコミュニケーション力

コロナ禍、2年目の就職戦線も終盤を迎えていますが、ポストコロナ時代の不透明感から採用数を控えている企業が多く、例年より苦戦しています。就職担当からは「コミュニケーションが苦手な学生が残っています」と報告を受けています。かつては寡黙で会社の方針に従って黙々と働く人材を採用していた企業が今はコミュニケーション力を第一に掲げています。

モノが行きわたって、多様な要望に応えなければ売れないマーケットインの時代になったことが原因の一つと考えられます。

かつては「あのテレビ見た?」で話が弾んだのに、今はユーチューブのニッチなコンテンツが話題になって、何がいいのか、自分の言葉で伝えないと話が通じない時代になって来ました。また、技術革新や価値観の変化が速い時代を迎え、売れる商品を見出だすには消費者の隠れた声を探し出し、多くの部署が協力してスピード感を持って開発することが重要になっています。そこで、どの業態も情報共有をスムーズに行えるコミュニケーション力がある人材を求めるようになりました。

しかし、今の学生は「一人一人に個性がある、自分らしく生きることを大切に、自分のやりたいことをやりなさい」と小学校時代から言われ、コミュニケーションの重要性を教えてくれる先生はいませんでした。就職に際し、にわかに面接の練習をしてもうまくコミュニケーションが取れない学生が多いのです。

私は経験上、実務に求められるコミュニケーション力は、質問の内容を正しく理解し「私はこう考えます。その理由はこうで、こういう経験をしたからです」などと答えられれば十分と考えています。

本学ではコミュニケーションが苦手な学生には、就職指導時に限らず日頃から、学生が持っている良い点を見極める緊密な対話の場を持っています。学生はその対話経験を通じて怖がらずに話す会話力を身につけ、自分の長所を活かせる企業との出会いにつなげています。

 


 

■Vol.49 2021年9月16日更新

情報化時代のアップデート

9月14日(火)「個人情報と情報セキュリティ」について教職員研修を行いました。昨今、個人情報の取り扱いが厳しくなっています。個人情報とは「生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの」です。大学にも学生の成績など個人情報が多くデータ化されています。かつては卒業生名簿に住所などの個人情報が載っていることに疑問を抱かない時代がありましたが、勧誘電話やストーカー、偽署名などいろいろな事件が発生するようになり、名簿作成をやめる大学も増えています。

一方、個人情報がデジタル化されたことで小さな会社でも10万人単位の顧客情報を扱えるようになっています。コロナ禍、テレビでは個人を特定できないようにして駅前の人出を調べた数字が毎日報告されています。個人情報も使い方によってはいろいろな場面で有効に使えるため、情報の保護と活用のバランスが重要になっているのです。

また、情報セキュリティの面では海外のハッカーがインターネットを通じて、対策をとっていないパソコンやスマホにウィルスを侵入させ、データを消去したり、情報を盗んだりするだけでなく乗っ取って事件の当事者にしてしまう事例も多発しています。情報発信者側でもSNSでつぶやいた内容が炎上したり内容がいつまでも残ったりする問題が起こっています。

大学では情報リテラシーを必須にしていますが、担当教員に任せてしまう傾向があります。例えば、オンライン授業に使っているTeamsは使い方がたびたび変更されついていくのに精一杯です。学生がまじめに聴講しているかどうか確認が必要ですが、画像をオンにすると顔や部屋の中が映り込み、個人情報が流出する恐れがあります。

デジタル時代を迎え情報に関する世論は日々変化し情報技術は日々進化しています。そこで、教職員の皆さんに「日々アップデートすることが重要ですよ」というメッセージを送る意味で折に触れて情報研修に取り組んでいます。

 


 

■Vol.48 2021年8月30日更新

コロナ禍の散歩中に気づく

おばせキャンパス近くの小高い丘にある大熊公園を散歩するのが昼休みの日課です。東は瀬戸内海、西は高城山、北に小倉南区の山、南には行橋の街並みを臨めます。樹木の香りや野鳥の姿に季節の移り変わりを感じる公園です。渡り鳥が少ない夏場は雀の独壇場ですがセミの鳴き声の変化などを感じながら園路を3周歩きます。このウォーキングが思いがけない気づきと創造を生むのです。

土日は自宅近くの関門海峡を一望出来る大里海岸緑地です。日々表情が変化する海の色や吹き抜ける風に季節を感じます。波間のきらめきや関門海峡を行き交う大小さまざまな船を見ていると日常を忘れてリフレッシュできます。

ところが、長引くコロナ禍の昨今、歩いているとこれからどんな社会が来るのだろう?という思いに駆られるのです。コロナ禍が落ち着きさえすれば元の社会に戻るからと日本中が我慢と思考停止に陥っているのではと心配になって来たのです。コロナ禍でもオリンピックやパラリンピックは開催され、アフガニスタン情勢は日々変化しています。また自動車のEV化など化石燃料を使わない社会への転換や量子コンピュータの開発も着々と進んでいます。海側に続く自動車工場が見える園路を歩いていると、停滞している日本経済の下で半導体不足が叫ばれる疑問が、デジタル化の加速の「証」と気づきました。

また、本社移転やワーケーションなど分散型の仕事が叫ばれる中で、街中の人手が減らないことが話題になっています。散歩中、ポストコロナの賑わい拠点はどうなるのだろう?賑わいと自然の豊かさとは反比例するけれど、デジタルなどの先端技術で融合できるかなと考えていました。戻って検索してみると点在する商業リゾート三重「VISON」と人口減6町で挑む「スーパーシティ構想」の記事を見つけました。決定的な考え方の転換をしないと見えない「もやもやした疑問」は意外にも歩いている途中にくっきりしてくるのです。

 


 

■Vol.47 2021年8月15日更新

「大志」を持って不確実な時代を生き抜く

「少年よ大志を抱け」は1877年(明治10年)クラーク博士が札幌農学校を去る際に語った言葉です。明治維新で激動する時代に日本の新たな国造りを目指す若者に向けた言葉です。私は「大志」とはどのような状況でも変わらない基本的価値観と目標とを合わせもった「生きがい」ではないかと考えています。

「大志」のイメージをつかんでもらうための例え話です。ピラミッドを作る石を運んでいた人に「君は今、何をしているのだ」と尋ねたところ一人は「見ればわかるだろ石を運んでいる」と答え、もう一人は「王様の墓を作っている」と自慢げに言い、別の一人は「歴史に残る事業をしている」と胸を張りました。同じように石を運んでいても意識が全く違うのです。同様に河川の護岸工事を担当する職員に何をしているのか聞くと一人は「コンクリートで護岸を作っている」と言い、一人は「氾濫して水害が起こらないよう工夫している」と答えました。三人目は「地域防災システムの一部を作っている」と説明しました。三番目の人は下水道のポンプ場に異動しても森林管理を担当するようになっても同じ答えができます。大きな目標(大志)があれば、どの仕事に取り組んでも生きがいに結びつけられ達成感を感じることができます。

クラーク博士の名言から150年近くを経た現代、西欧にも追いつき、モノからコトへ時代が大きく変わりつつあります。また、少子高齢化や気候変動など過去にはなかった課題が山積し、共働きなど働く環境も変化しています。その上、経験したこともなかった自然災害やパンデミックに見舞われています。

このように明治維新にも劣らない不確実な未来を生きる今の若者に「少年よ大志を抱け」と改めてエールを送りたいと思います。「大志」はつくりあげるのでも与えられるもでもなく自分で見つけるものです。私は「北九州市を魅力的な街にしたい」という生きがいから何度も達成感をもらいました。

 


 

■Vol.46 2021年7月28日更新

数学者と物理学者の本で知る国語

コロナ禍でも、照りつける太陽に百日紅の花が例年通り咲いています。1年遅れのオリンピックも始まり、間もなく夏休みです。今回は夏休みに読んでほしい本の紹介です。

まず、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞受賞者の広中平祐(1931生)著の「学問の発見」(講談社ブルーバックス)です。山口県の田舎育ちの彼が数学者として大成するまでの半生記です。副題に「生きること学ぶこと」とあります。なぜ学ぶのか、大学で何をどのように学べばよいかについて彼の思いが伝わって来ます。次に物理学者、大栗博司(1962生)著「探究する精神」(幻冬舎新書)です。小難しい「超弦理論」の話が多く出てきますがそこを理解できなくとも、夢を追って学ぶ、迷ったら困難な道を選ぶことがチャレンジの原動力になることを気づかせてくれます。また数式がモノを言う物理分野でも幅広い教養が欠かせないことを力説しています。二人の文章は数学や物理が苦手でもエッセンスがすんなり頭に入ってきて読後は自分でも何かやれそうという気持ちになります。自分の頭で考え、伝えたいことがクリアーに整理されているからです。

分かりやすい文章の秘密を知るのに最適なのが数学者、藤原正彦(1943生)著「祖国とは国語」(新潮文庫)です。自分がこれからどのように生きていこうかと考えるのに役立つ30篇ほどのエッセイ集で、考える際の視点や切り口のヒントが満載です。彼の言葉に「母国語の語彙(ごい)は思考であり情緒なのである」とあります。

最後に岡潔(1901生)著「春宵(しゅんしょう)十話」(新潮文庫)です。自分を突き動かしている心、情緒について熱心に語ります。また、百年前の日本人はどのような考えで行動していたのか、日本人として守り続けるべき文化とは何かを考えさせられる本です。世代が異なる4人ですが皆留学経験があり、グローバル時代こそ国語を学び国語で考えることが重要というメッセージが伝わってきます。

 


 

■Vol.45 2021年7月15日更新

境界を超える

今年度は野球部、弓道部、バトミントン部、卓球部が相次いで全国大会に出場しました。それぞれの部が厳しいトレーニングを積んでブロック予選を突破して手にした出場です。改めて全国大会に出場した皆さんの努力に敬意を表したいと思います。ところで予選を突破したことは全国大会への境界を超えたとも言えます。国境を思い浮かべると分かりやすいのですが境界を超えるとそこは全くの別世界が広がっています。

自然界にも例えば水が氷や水蒸気に変化する相転移があり大気圧では温度が境界になっています。勿論、転移には凝固熱や気化熱というエネルギーが必要です。また、地球の大気圏と宇宙との間にも境界があり、地球の重力圏を脱出できないと宇宙には出られません。生物と無生物の間にも自己複製を行うシステムであるかどうかなどが境界になっています。

さて、境界には越えてはいけないものと越えざるを得ない境界があります。前者の例として2009年に発表された地球の境界(プラネタリー・バウンダリー)があります。「その境界内であれば人類は将来に向けて発展と繁栄を続けられるが、境界を越えると、急激なあるいは取り返しのつかない環境変化が生じる可能性がある」というもので、人類が増えすぎて地球の限界を超え始めたことを明確に示しSDGsの目標設定に大きな影響を与えました。後者の身近な例としては、すり合わせなどのアナログ技術でモノが価値を生み出してきた社会から情報が価値を生むデジタル社会へ移行する変化の中で急変する境界があります。

今回のコロナ禍で日本でもデジタル化が加速されビッグデータやAIが社会を動かす時代への急変点が見えてきました。境界を超えた世界は正解がない社会です。予選である大学時代にサーチライトとなるデータサイエンスやデザイン思考を学び「問」を立てて自分なりの答えを出す複眼思考を身に付けることが本戦へのトレーニングになります。全力で応援したいと考えています。

 


 

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