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新着情報 北九州モノレールとの産学連携による地域課題解決の取り組みについて

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本学と北九州高速鉄道株式会社(北九州モノレール)は、2018年2月から産学連携による地域貢献活動や本学学生に対する実践型な課題解決教育の推進を目指し協議を開始し、2019年9月から産学連携事業に着手しました。

これまでの取り組み

  1. 香春口三萩野駅を通り抜けられる社会実験
    ・南口~北口を通り抜け可能にし、駅構内を一般開放、利用者の動向調査
    ・コンコース壁や柱を利用した映像の投影
    ・北口の空きスペースに香春口マルシェと銘打った期間限定店舗の設置
  2. 開通35周年記念で三萩野駅及び香春口三萩野駅リニューアル計画「羅針盤設置」
  3. モノレール利用頻度に応じた若者の意識調査(西日本工業大学、北九州市立大学)
  4. 三萩野駅に対する若者の意識調査(西日本工業大学、北九州市立大学)
  5. 建築学科(長研究室)での卒業研究における利用者数と駅周辺環境の関係分析
  6. 北九州モノレールの利用に関する多角的研究

現在の取り組み

|香春口三萩野駅の方向案内デザインの作成

デザイン学部 情報デザイン学科 趙研究室が取り組んでいた北九州モノレール「香春口三萩野駅」のサインデザインが完了し、2023年6月23日(金)に張り替え作業が行われました。この香春口三萩野駅は、東西南北に出口があり、国道3号線と10号線が交差する北九州モノレールと路線バスの結節点で、北九州中央病院と当駅も直結していることから、利用者が出口を間違えてしまうことが課題でした。今回のサインデザインにより、利用者が出口を間違えず、利便性も向上し、地域の課題解決となりました。

包括連携協定の締結

本学と北九州モノレールは、地域を中心とした産学連携の協力推進により、地域に根ざした人財育成と地域の活性化に取り組むことで、地域社会の発展に寄与することを目的として、包括的な連携協定を締結いたしました。調印式は、2023年3月23日(木)に本学小倉キャンパスで執り行われ、北九州モノレールの代表取締役社長 柴田 卓典氏と本学 片山学長が協定書に署名しました。

包括連携協定 連携事項

  • 実践的な課題解決型教育に関すること
  • 共同研究に関すること
  • 地域の活性化に関すること
  • モノレール駅の賑わい創出に関すること
  • その他双方が合意した事項

本学と北九州モノレールとの産学連携協議会を発足

連携協定の締結と同時に、本学と北九州モノレールとの産学連携協議会を発足し、地域の課題解決に向けたPBL教育や連携事業の計画、目標設定、事業評価及び地域へのフィードバックなどを協議いたします。

産学連携協議会 連携事項

  • 地域課題の共有に関すること
  • 連携事項の推進、実現に関すること
  • 連携事業の年度計画に関すること
  • 地域課題の解決に向けた目標設定に関すること
  • 連携事業の評価に関すること
  • 連携事業の地域社会への還元に関すること
  • その他必要な事項

地域課題の共有及び令和5年度の連携事業計画及び目標設定

令和5年度第1回産学連携協議会で、「地域課題の共有」の確認及び「令和5年度の連携事業計画・目標設定」が次のとおり決定しました。

地域課題の確認

  • 人口減少や新型コロナの影響で落ち込んだ北九州モノレールの利用者の回復と駅のにぎわいの創出。
  • モノレール駅の利便性向上と、交通結節点機能の強化。

 

令和5年度 連携事業計画及び目標

|北九州モノレール「香春口三萩野駅」サイン計画について
  • 計 画:東西南北に出入口があり、国道3号線と10号線のバスの交通結節点である「香春口三萩野駅」の方向案内サインを設置することにより、利用者の利便性の向上を図る。
  • 目 標:方向案内サインの竣工及び他駅への普及に向けた検討

 

|北九州モノレールとの実践的な課題解決型授業による利用者の増加と駅のにぎわい創出
  • 計 画:北九州モノレールの利用者数と駅周辺環境の関係をテーマにPBL型授業を実施。
  • 科目名:デザイン学部(学部共通科目) 3年後期「まちづくり学」
  • 目 的:国内外の多様なテーマのまちづくりの実践例を解説することで、社会状況を踏まえた地域の課題を理解し、地域の資源を活かしたまちづくりの手法について学習することを目的とする。
  • 目 標:PBL型授業で得られた課題解決策やアイデアなどを北九州モノレールにフィードバックし、利用者の増加につなげる。受講生の地域の課題解決に対する意識の醸成を促す。

 

|地域の課題解決に向けた初年次教育の実施
  • 計 画:「データサイエンス入門」で北九州モノレールの実データを利用し、北九州モノレールが抱えている課題、データから明らかになった課題についてまとめ、グループごとに課題解決に向けたアイデアを盛り込んだ発表資料を作成する。
  • 科目名:全学共通科目 1年後期「データサイエンス入門」
  • 目 的:デジタル社会において、数理・データサイエンス・AIを日常の生活、仕事等の場で使いこなすことができる基礎的素養を主体的に身に付けること。そして、学修した数理・データサイエンス・AIに関する知識・技能をもとに、これらを扱う際には、人間中心の適切な判断ができ、不安なく自らの意志でAI等の恩恵を享受し、これらを説明し、活用できるようになることを目的とする。
  • 目 標:今後のPBL授業に向けたデータを読み取る力を培う。授業で得られた結果の内、優れたものは北九州モノレールにフィードバックする。

連携事業等の評価体制及びフィードバック

  • 年度末に産学連携活動報告会を開催し、連携事業等における成果等を関係者に報告します。
  • 産学連携活動報告会の連携事業における成果等の結果を踏まえ、産学連携協議会で評価します。
  • 連携事業で得られた成果については、積極的に地域社会に還元するとともに、次年度の連携事業の改善につなげます。また、連携事業で得られた成果等については、広く情報公表します。