学長の部屋|ブログ|― ストレスを解消してWithコロナの夏を乗り切ろう!

投稿者:西日本工業大学 第11代学長 片山憲一


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■Vol.20 2020年7月7日更新

ストレスを解消してWithコロナの夏を乗り切ろう!

長い春休み?後はオンライン授業、対面授業が始まった7月になってもコロナ禍は収まらず、三密を避ける行動やマスク着用などの制約で、学生諸君も気づかないうちにストレスを倍増させているはずです。その上、感染への警戒から「Stay Home」の毎日でストレスを発散できずにいる人が多いと思います。ストレスが続くと意欲の低下をはじめいろいろな体調不良が起こり、最終的には自律神経失調症やうつ病を発症します。

ストレスの解消には次の3つの方法が有効と言われています。まず、(1)リセットです。早寝早起きをして朝の太陽光を浴びると体内時計がリセットされ、今日も一日頑張るぞ!という気になります。次は、(2)リズム運動です。なんでもよいのでリズミカルに身体を動かすことです。音楽に合わせて体をスイングさせてもいいですし、手を振ってウォーキングをするだけでもOKです。三番目は、(3)雑念から距離を置くことです。読書をしたり音楽を聴いたり、映画を見たりするなど日常と違う時間を持つのです。瞑想して深呼吸をするだけでも気分が変わります。声を出して人と話をすることも重要です。

ところで私のストレス解消法はジョギングです。景色の良い所をただ走るだけですが、汗をかくことでデトックスを、かかとからのリズミカルな刺激で脳内ホルモンのセロトニンの分泌を実感しています。走り終わると頭はすっきり、心地よい疲労感とともにストレスは消えています。走っている最中に思いがけないアイデアが浮かぶことさえあります。

梅雨末期の豪雨が続いていますが、間もなくWithコロナの真夏が来ます。今以上に体調管理が必要になります。調子が悪いなと思ったときは、ストレスが溜まっているのかもしれません。これを機会に自分の身体をコントロールする独自のストレス解消法を見つけてください。「気持ちよく」がキーワードです。

 


 

■Vol.19 2020年6月23日更新

本学学生諸君へ

新型コロナウィルス感染拡大防止対策で新たな日常が長く続いていますが、元気に学修していますか。本学では、政府が6月19日に発表した県境を越える移動制限解除などを受け、7月2日から感染拡大防止について万全の対策をとって、実験・実習等オンライン授業に不向きな講義の対面授業を再開します。第一クォーターの遠隔授業は通常の時間割で行ってきたため、皆さんの生活リズムはそれほど狂っていないと思います。しかし、街の賑わいが戻ってきたことで人と人との接触の機会が急激に増えていることを念頭に置き、通学や休憩時間には三密を避けるなど十分留意して対面授業に臨んでください。

 

来春本学を目指す高校生3年生の皆さんへ

お待たせいたしました。コロナ禍でキャンパス風景などの撮影が出来ず遅れていた2021年入学案内が完成し皆さんのお手元に届けられるようになりました。また、今年は大勢の方々をお迎えしてのオープンキャンパスに替えて、希望する学科や系に関する少人数形式の見学会“Welcome!  Campus”(所要時間約90分)や「キャンパス体験」「オンライン進学相談」などを予約制で実施しています。ホームページの特設サイトから受け付けていますので是非参加してください。「データサイエンス×デザイン」で未来を拓く本学の魅力を体感できると思います。

 

未来を担う皆さんへ

本日の朝日新聞に「理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、22日に発表されたスパコンの計算速度ランキング「TOP500」で世界一になった。」との記事が出ていました。スパコンの進化は新薬や素材の探索、人工知能の活用にも革新をもたらします。パンデミックで世界中が足踏みしている印象を受けますが、現代社会は見えないところでこれまで以上のスピードで変化しています。未来に向け、新たな日常に臆することなく、チャレンジを続けてください。

 


 

■Vol.18 2020年6月8日更新

非接触型社会という地方の希望

新型コロナウィルスの出現による外出制限や移動抑制はこれまでほとんど議論されなかった現象を顕在化させました。例えばグローバル化の波に乗って成長してきた航空業界や観光業界は採用活動を中断していますし、日本をけん引してきた自動車産業をはじめとした製造業は外国で生産している部材を調達できず生産を止める事態にもなりました。いずれも突然の需要減に見舞われて今季の売り上げ見通しすら発表できなくなっています。

個人レベルでもマスクや消毒液が店頭から消えたりパソコンが手に入らなかったりという経験をして国際分業の負の側面を知りました。

見方を変えると、これらの事象は非常時にも困らない態勢づくりを考えるチャンスを与えてくれるとともに、非接触型社会の新たな需要を顕在化させたとも言えます。オンライン授業やテレワークへの取り組みを通じて場所に制約されないIT機器の便利さを実感した人が増える一方、画面のフリーズやオンライン申請でのトラブルの体験で情報インフラの貧弱さやIT活用能力の不足も明らかになりました。

また、派遣の仕事やアルバイトが無くなり1日1食で過ごしている人がいる反面、首都圏近郊の農家では当てにしていた技能実習生が入国できずほうれん草やイチゴの収穫をあきらめたという報道がありました。都会と地方のマッチングさえうまくできれば解決できる課題が多々ある実態を教えてくれました。

どこでも仕事が可能な職種の人は自然豊かで住環境が良く生活費が安い地方への移住を始めるでしょう。職住近接が当たり前の地方都市は時間を有効に使え新しい生活様式の中でも多様なライフスタイルを実現できる環境があります。都会からの移住やマルチハビテーション(多拠点居住)の実現は、企業のコストを下げ、従業員の満足度も上がります。マッチングで人口が増えた地方には時間差でエッセンシャルワーカーも移動し国内の交通需要を支えるはずです。

 


 

■Vol.17 2020年5月20日更新

時間の概念が社会生活を変える!?

現状を改善して少々効率を良くしても社会は殆ど変化しませんが、産業革命のように従来とは全く違う仕組みの改革で効率が5倍、10倍にアップすると働き方が変わるなど目に見えて社会が変化します。産業革命以降これまでは何かにつけてどれだけ速く多くのことが出来るのかが問われてきました。

江戸時代は江戸から京都までの東海道53次(492㎞)を約2週間かけて歩いていましたが、明治に入り1889年に鉄道が開通すると約18時間で移動できるようになりました。鉄道の登場は移動時間の劇的短縮と定時運行という時間概念を国民に定着させ、日本の近代化と都市の誕生に寄与しました。その後は改良を続け1958年に電車特急「こだま」が東京、大阪間を6時間50分でつなぎ「定刻」が当たり前の社会をつくりました。

次の大きな改革は1965年にジェット旅客機が就航し東京と大阪の都心間が日帰り可能な約3時間で結ばれた時です。同年、新幹線も3時間10分運転を開始しました。国内諸都市も東京との日帰りが可能になり、大阪本社の企業が東京に移転するなど国の形が変化し始めます。海外へも1日あれば移動可能になり、経済活動がグローバル化し途上国の工業化のスピードが増しました。

その後50年以上経過しましたがジェット機に代わる革新的な交通手段は生まれそうにありません。しかし、今回のコロナウィルス騒ぎで非接触という新しい日常を体験して、分野によってはビデオ会議システムなどの通信手段が移動時間ゼロの革新的交通手段になりうることを実感しました。リモートワークやオンライン帰省はその好例です。8Kや5Gなどの情報通信技術を活用すれば瞬時に送れる情報量も多くこれまでとは違う臨場感もあります。

今後は拘束時間という価値基準から実績で評価される厳しい時代を迎えるでしょうが、見方を変えれば移動時間ゼロで増えた時間を使って東海道53次を歩いて楽しむこともできる時代の到来とも言えます。

 


 

■Vol.16 2020年5月7日更新

フォアキャスティングとバックキャスティング

5月7日緊急事態宣言が続く中、遠隔授業が始まりました。限られた資源で短期間に遠隔授業を開始するという目標があるためフォアキャスティング手法を使い身近な資源を積み上げて準備しました。厳しい条件の下、前向き思考で準備に取り組まれたPTの先生方には頭が下がります。ワクチンや特効薬がない新型コロナウィルスに対しては緊急事態宣言解除後も感染の広がりを長期的に防ぐため接触の機会を減らす「新しい生活様式」が必要なことから7月1日まで遠隔授業を継続する予定です。

今回、緊急事態宣言の継続が決定される際、感染者一人が何人に感染させたかを示す「実効再生産数」が用いられ、早期に終息させるには0.5以下の数値を暫く続ける必要性が示されました。0.5を上回ると感染者数の減少が遅れ重症患者用ベッドが不足して医療崩壊を起こしたり経済活動の制限が続き倒産が急増したりと出口が見えない状態が続くことがデータで示されました。

このように状況を予測しにくい場合には将来の目標を設定して考えるバックキャスティング手法が重要です。まずコロナ禍終結後には希望が持てる未来社会があることを示します。例えば非接触型社会はポスト情報社会と親和性が高いことからAIやIoTを使えば「新しい生活様式」でも生産性が高く快適な生活が出来ることや新たなビジネスが生まれることを具体的に伝えます。次に〇年△月にワクチンや治療方法を確立し本年〇月までに社会経済活動を昨年比80%まで回復させるなどの目標を立てます。その上で10日間連続して実効再生産数0.5以下になれば経済活動を段階的に解除できるなど明確な数字で示し、「5月末までに解除を実現しましょう」と自粛の協力要請をします。

自粛要請と経済再生というトレードオフの関係にある政策を同時に実行するにはフォアキャスティングとバックキャスティングをうまく使い分けることが鍵になると考えています。

 


 

■Vol.15 2020年4月21日更新

遠隔授業の準備をしながら考えたこと

新型コロナウィルスの感染拡大の「緊急事態宣言」のもと、本学でも5月7日からの授業再開に向け遠隔授業の準備を進めています。大相撲の無観客試合のようなイメージですが、画面を通じて双方向でやり取りができるようになっています。実験などには不向きですが、授業に遅れが出ないよう工夫して実施したいと考えています。当初は操作が不慣れなことや学生のリアクションを感じ難いことからぎくしゃくするかもしれませんが、トライアル・アンド・エラーしながら改善していくことにしています。

さて、緊急事態宣言後2週間にもなると「三密」を避けるテレワークを導入する企業も増え通勤電車は日を追って空きが目立つようになりました。観光客に続いてビジネス客も激減しホテルや航空会社の経営危機も伝えられています。飛行機が飛ばないことからも分かるように燃料消費が減り原油価格は安値を付けています。人が動かないだけでこれほどまでに経済に影響が出るのかと認識を新たにしました。

ところで、今回の緊急事態でテレワーク用のハード設備が充実し、在宅勤務者が増えるとITリテラシーも向上するはずで、日本でも予想より早く情報型・非接触型社会に移行する予感がしてきました。そうするとテレワークをする自宅やサテライトオフィス近くに従来の会社や職場とは違ったコミュニティの形成が必要になるでしょう。例えば自宅近くにテレワーク機器の扱い方の指導やメンテナンスサービスができる電気屋さんの存在とかコメダ珈琲店のような出会いや創造的コミュニケーションを担う場などです。

いずれにしても電子決済の普及や5Gの提供によるバーチャルリアリティの超高画質化、AIと連動した医療の進歩などが確実に進む中で起こった今回の緊急事態は、情報社会の到来を加速することになると考えています。

 


 

■Vol.14 2020年4月6日更新

突然の休み?は、歴史に親しむ

おばせキャンパスは桜が満開です。本来なら新入生を迎えて賑やかな時期ですが、今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で授業開始日が遅れ、桜も寂しそうです。皆さんは突然の休み?に遭遇し、外出自粛の中どうやってこの期間を過ごすのか戸惑っているのではないでしょうか。今という時間は二度と戻って来ません。

私はこの貴重な時間を使って歴史に関する本を読んで欲しいと思っています。例えば、今回の新型コロナウィルスのような感染症の大流行で世の中がどのように変わったかも歴史から学べます。14世紀の黒死病(ペスト)や1820年頃のコレラ、また1918年に第一次世界大戦を終わらせたとも云われるスペイン風邪などが有名ですが大流行のたびに歴史が大きく動いています。「感染症・歴史・本」などで検索するとマクニールの「疫病と世界史」や山本太郎の「感染症と文明」など多くの本が見つかります。長編にチャレンジしたい諸君にはジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」がお勧めです。歴史を科学的に理解しようとするアプローチが学校の歴史と全く違った世界に案内してくれます。

また、感染症とは関係ありませんが、視点を変えて歴史を読み解くという意味で杉山正明著の「遊牧民から見た世界史」は意外性の連続で面白く読めます。学校で学ぶ歴史は文字を持った中国や西欧の視点で書かれていますが、文字を持たずに世界を征服した遊牧民から見た世界史はとても新鮮です。日本史でも、従来の学校の授業とは全く違う視点で書かれた本があります。岡田英広著の「日本史の誕生」や網野善彦著の「日本社会の歴史」です。日本国ではなく日本列島からの視点で日本人とは何かを考えさせてくれます。

4年生は就職活動が優先すると思いますが、過去の歴史を知ると今置かれている環境がよく理解できるようになり、面接時に今までとは違った受け答えが出来るようになるはずです。

 


 

■Vol.13 2020年3月25日更新

自分の身体は価値ある資本!

自分の身体は価値ある資本!
「可動域を広げよ」齋藤孝著(日経プレミアシリーズ)は書店で題名が気になって買い求めた本です。ジョギングが趣味の私は「歩幅を10センチ広げればハーフマラソンで約8分記録が伸ばせる」と考えてストレッチをした経験があったからです。本を開くとイチロー選手が少し高い目標を持つことで進化した実例などを示しながら身体の各部の可動域を拡げられれば今の自分を超えることができることが紹介されます。脳も体と同じで可動域を拡げることで新たな視野が広がり好奇心が湧き新しい出会いが生まれ幸福感をもてると話が進みます。逆に身体が委縮すると思考まで凝り固まり何をやっても面白くなくなるとも書かれています。

まず、現在の自分の可動域がどのくらいあるかを調べるためA-4、1枚に自分の好きなことを20個以上書き出す「偏愛マップ」づくりを勧めています。毎年内容が変化したり数が増えたりしている人は可動域が広がっており、空白が多い人や数が減っている人は可動域が狭くなっている証拠だそうです。

昨今のように変化が激しい時代には可動域を広げておくことがいかに重要かを述べ、その処方箋を紹介していきます。関節を伸ばすような「痛気持ちいい」努力の「積み上げ方式」と違ったことにチャレンジする「飛び石方式」とを組み合わせることによって可動域が広がることを多くの実例で教えてくれます。またどの分野に可動域を広げるか、自分の関心領域を見つけることが重要として「ハブ本(ハブ空港のように要になる本)」の読書術が紹介されています。

さらに時間に対する「思い込み」をリセットすれば可処分時間を格段に増やすことができるとも述べ、最後に逆境に身を置くこと、言い換えれば「苦労は買ってでもする」「どんなオファーも断らない」少しの勇気が可動域を広げるチャンスと結んでいます。

「可動域を広げよ!」3月20日、卒業生に贈った言葉です。

 


 

■Vol.12 2020年3月10日更新

2021年春に向けた就職活動

新型コロナウィルスの感染予防対策で今月から始まる予定だった2021年3月卒業予定の学生に対する合同企業説明会が殆ど中止になってしまいました。就活のスタートラインで号砲を待っていた諸君は出鼻をくじかれるとともに、どのように行動して企業情報を取ればよいか悩んでいることと思います。

リクルートワークス研究所の調査によると2020年3月の大卒・大学院卒の有効求人倍率は1.83倍と史上二番目の売り手市場だったそうです。ただ従業員規模別に詳しく見ると従業員規模300人未満の中小企業は8.62倍ですが5,000人以上の会社は0.42倍となっていて、大企業は相変わらず狭き門になっている事実があります。その大企業も安泰ではありません。かつて優良企業と言われた家電業界大手もグローバル化の中で多くの分野から撤退し、安定していると思われていた銀行もゼロ金利政策などで大規模なリストラを発表しました。さらに第四次産業革命の進展で10年後には今ある仕事の多くが人工知能やロボットに代替えされるとも言われています。

そのような中、地元の小さな企業でもグローバルニッチトップとして景気に左右されず生き残っている会社もあります。企業合同説明会というスタートの号砲が鳴らない中、受け身ではなく「何をしたいのか」、「地元で就職するのか」など少し時間をかけて考え、方向性を持って行動を起こすことが重要です。言い換えれば規模の大小や有名企業かどうかで仕事を選ぶのではなく、どこでどんな働き方をしたいのか自分を中心に考えるということです。

コロナウィルス騒ぎで先が見えない中ですが大学では学科ごとに小規模な企業説明会を順次開催しています。早速ギアチェンジして、機会を逃さず行動を起こしてください。そして分からないことは一人で悩まずキャリアセンターや身近な教職員に相談してください。

 


 

■Vol.11 2020年2月28日更新

新型コロナウィルス

中国発の新型コロナウィルスが世界中を席巻し、各国で目に見えないウィルスとの戦いが繰り広げられています。そうした中で各国、各組織の危機管理の違いが浮き彫りになっています。中国人留学生がいる本学では1月末から教職員をはじめ全学生に感染予防について注意喚起をするとともに中国人留学生に対しては春節期間中も帰国しないよう促してきました。2月に入ると危機管理対策本部を立ち上げ、感染予防に関する情報共有とともに想定される事案ごとに実施の有無や行動基準などを決めて予防に取り組んできました。

ところが2月25日に中国人留学生から「中国の親から日本の対応策は生ぬるくて心配だから中国に帰って来るように言われました」と帰国相談が相次ぎました。政府が街の封鎖など徹底した対応をとる中国に比べて日本のクルーズ船対応や自粛要請主体の対策に「日本は大丈夫なのか」と心配が広がっていることが分かりました。
我々の心の中に国の方針はどうかとか、他大学はどうしているかなど指示待ち横並びの意識がなかったか、また「昔だったらちょっと質の悪い風邪くらいのもの、そのうち収束する」と安易に考えていなかったか考え直すきっかけになりました。

日本では東日本大震災後、BCP(事業継続計画)が再認識され大規模自然災害などへの対応策はかなり綿密に作られるようになりました。ただ姿が見えないウィルスが一斉に世界に広がりサプライチェーンを分断し経済活動に大きな影響を与えるということは全く想定していませんでした。今回のような事案にはタイムリーに大胆な対策を実施するトップダウンの危機管理と手洗い、マスク、大勢の人がいるところに行かない等のボトムアップ対策とを連動させていかに社会への影響を最小限にするかという視点が問われています。大学においてもこのことをしっかり胸に刻んで危機管理に当たるつもりです。

 


 

■Vol.10 2020年2月13日更新

待ち受ける「Society5.0」の時代

大学は入学試験や卒業発表という忙しい毎日が続いています。今回は、大学の4年間という短い期間でも世の中が変化する時代を迎えているということをお伝えしたいと思います。

これまで人類は「狩猟社会」「農耕社会」から産業革命による「工業社会」を経てインターネットで世界がつながった「情報社会」へと発展してきました。そして間もなく運用が始まる第5世代移動通信システム(5G)などのデジタル革命をきっかけに人工知能(AI)やモノがインターネットとつながって(IoT)効率的に課題を解決できる「新たな社会(Society5.0)」を迎えようとしています。5Gは高速大容量で多くの端末に接続可能、通信速度も遅延がなく省電力になるそうです。導入されるとビッグデータを自ら解析して学習し続けるAIの進化と相まってサイバー空間が新たな価値を生みだす空間に生まれ変わるのです。技術革新がますますスピードアップし人々の生活が短期間で様変わりする時代になります。そこで政府は、国民がAIに振り回されずその利益を受けられるように「AI戦略2019」を掲げました。その中には「デジタル社会の『読み・書き・そろばん』である『数理・データサイエンス・AI』の基礎など必要な力をすべての国民が育みあらゆる分野で人材が活躍できるようにする」とあります。実際「すべての大学、高専の年間卒業生約50万人が、初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得」という数値目標も設定されています。この目標を2025年までに実現せよ!とも書かれています。この方針に基づき小中高等学校でもいろいろな取り組みが始まるため、本学でもどのような力がつくのかを明確に示す必要があります。まずは、実践力となる「データ活用スキル」を身につけるカリキュラムづくりを急ぐことにしています。

注:サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間とを高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会を「Society5.0」と呼んでいます。

 


 

■Vol.9 2020年1月27日更新

役に立つ数学

 

皆さんは小学校の算数で足し算や掛け算九九に始まり、中学では方程式や因数分解を学び、高校では三角関数や対数、微分積分などを学んだはずです。しかし学校では主に試験問題の解き方を習ってきたため、実社会でどのように役に立つのかわからないと感じている人が多いと思います。実際日常生活では数学が出来ないから困るということは滅多にありません。また、高校では文系、理系の振り分けがあり数学が苦手な人は文系にという流れから高校時代に「数学は捨てた!」という人が多いかもしれません。

群馬大学名誉教授の齋藤三郎先生は「数学は関係を研究する学問」で「世界を理解し表現するには数学が必要」と述べておられます。実際、大学では文系でも数学を使う場面が多々あり、早稲田大学政治経済学部が2021年度入試から数学を必須にするというニュースが話題になりました。昨今AIやIoTの時代を迎えて取り扱う情報量が増え、文系・理系関係なく「役に立つ数学」を理解できない人材は通用しない時代になりつつあります。

そこで今回は学校で習う数学と世の中で役立つ数学とを結びつけてくれる本を紹介したいと思います。西成活裕著「とんでもなく役に立つ数学」(角川ソフィア文庫)です。著者が都立三田高校の生徒に行った「数学嫌いを吹き飛ばす特別授業」を本にしたもので数式はあまり出てきません。同著者の「とんでもなくおもしろい仕事に役立つ数学」(同)もお薦めです。自称文系の人は牟田淳著「アートのための数学」「デザインのための数学」(いずれもオーム社)を合わせて読むと数学が身近になると思います。

学校で習った数学が実際の場面でどのように使われているかを知ることで、嫌いな?数学を見る目が変わります。世界でも難しいと言われているひらがな、カタカナ、漢字が交ざる日本語を使いこなしている皆さんにとって「役に立つ数学」を自分のものにすることはそれほど難しくないはずです。

 


 

■Vol.8 2020年1月16日更新

日本は世界から取り残される!?

 

NHKニュース(1月14日)のビジネス特集で、ラスベガスで開かれている最新テクノロジー見本市(CES2020)が表記ヘッドラインで取り上げられました。参加企業4,500社のうち中国企業が1,000社、韓国が300社、フランスが250社出展しているのに対し日本は70社しか参加していないことが報道されました。その中でアメリカの投資家ワイシスク氏が「日本から出展された製品に突出して魅力的なものはなかった」と語っています。また日本はこれまで技術に焦点を当ててきたが、スタートアップ企業がグローバル展開して規模を大きくするには、(1)市場に合った製品をタイムリーに投入するマーケティング力 (2)どういう課題を解決できるのかを一言で説明できるプレゼンテーション能力 (3)リスクを恐れない力強い起業家精神という全く違うスキルが必要だと指摘していました。

私はこのニュースを見て、世界から取り残されないためには多様性が重要なカギを握っていると感じました。世界では今何が必要とされているのかを知り、自ら開発した製品がそれに応えられると一言で伝えるには、異文化交流の実体験がないと無理だと直感したからです。島国の日本で異文化を理解するのは至難の業です。日本人は今でも「性能が良くて安価なものは売れる」という神話を信じているのではないでしょうか。また失敗しても再チャレンジできる実態を見ることが少ない日本では起業家精神は育ちにくいと思います。

21世紀に入り世界は機能性や効率を優先するアプローチから性別、国籍、宗教などを越えて人間を幸福にするという切り口に変わってきています。シリコンバレーで従来の理数系を重視したSTEM教育にARTを加え創造力を育み共感を大切にするSTEAM教育へと進化したのもそのためだと思います。昨今、ビジットジャパンの取り組みやLCCの伸長で外国人観光客が増えていることに加え「トビタテ!留学JAPAN」の充実などで外国への壁は低くなったと感じています。若い皆さんが積極的に海外に出かけて異文化を体験し多様な考えや価値観を共有できる人材になることが将来の日本企業を創造する近道だと信じています。

注)STEM:S: Science, T: Technology, E: Engineering, M: Mathematics

 


 

■Vol.7 2020年1月6日更新

明けましておめでとうございます

 

年末に起きたカルロスゴーン氏のレバノンへの逃走劇のニュースを聞いて常識にとらわれていると想定外のことが容易に起きることを実感しました。15億円もの保釈金に加え日本の厳しい出入国管理体制を考えると、よもや国外脱出を企てることはないだろうという思い込みが見事に裏切られたからです。

また昨年暮れ、2019年に生まれた赤ちゃんの数が予想より2年早く90万人を割り込み86.4万人で終わるというニュースにショックを受けました。将来人口は確実に予測できるため、生まれてくる子どもの数も予想どおりになると考えていたからです。2001年生まれのミレニアムベビーが117.1万人だったことからこの間に31万人弱減少したことになります。将来の大学進学率が昨年の54.7%から60%にアップすると仮定しても18年後の大学進学者数は現状より10万人以上減少することになるのです。

一方、AI時代を支える情報分野で5Gが登場し技術革新のスピードが益々速くなることが予想されています。地球環境では大規模な山火事や世界中で頻発する風水害に象徴される地球温暖化問題が顕在化しています。また本日の日経ビジネス電子版は世界中が自国第一主義の傾向を強め米中貿易摩擦の長期化やイランとアメリカの関係悪化、ブレグジットなどの政治問題が山積し「来年のことさえ定かではない」不確実な時代になると予想しています。

このような情報過多の時代には目の前にある情報は本当に真実なのか? 思い込みを無くして疑い、多面的な情報を集めてフェイクニュースに惑わされない自ら考え行動できる人材であることが求められます。今回は自ら考え行動できる人材の第一歩となる多様な視点からの考え方を伝授する苅谷剛彦著「知的複眼思考法」(講談社)を紹介します。複眼思考により情報リテラシーを格段に高めることができ考える力がつくと説いています。

西日本工業大学は自立できる人材の育成に重点を置き「選ばれる大学」の実現に向け地道に取り組んでいます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 


 

■Vol.6 2019年12月26日更新

年末年始にお薦めの本(現実を正しく見る)

 

私は戦後の経済成長の一面を象徴する異臭を放つ川や煙突から立ち上る7色の煙を見て育ちました。大人になってからは公害克服の過程やその後の経済繁栄、バブル崩壊を経験しました。そして今は地球温暖化や少子高齢化といった新たな課題の中でAIやIoTが話題になる時代に生きています。これまで歳をとることは山登りに似ていて登れば登るほどに息切れは激しくなるが視界は広がって世の中がよく見えるようになると確信していました。ところが今年、ロスリング親子が書いた「FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」(日経BP社)を読んで考えが少し変わりました。本の中で紹介されている13問の簡単な三択問題に5問しか正解できなかったからです。例えば、「自然災害で毎年亡くなっている人の数は過去100年でどう変化したでしょう? (1)2倍以上になった (2)あまり変わっていない (3)半分以下になった」の質問に不正解でした。これは、地球温暖化で異常気象が頻発し大きな災害が増えていると思い込んでいたためでした。この本によると正解数が5問というのはチンパンジー並みらしいです。自分としては日頃から最新データをアップデートしていると考えていただけにショックでした。読み進んでいくと、どうしてそのような間違った思い込みをしてしまうのか、また間違わないためにはどうすればよいかが原因となる10個の本能別に解説されていてとても参考になりました。一読の価値ありです。

もう一冊は、河合雅司著「未来の年表~人口減少日本でこれから起きること~」(講談社現代新書)です。少子高齢化が続く日本でこれから確実に起こることを、図表を交えて年表形式で分かりやすく示しています。例えば2033年には「全国にある住宅の3戸に1戸が空き家になる」ことが書かれています。悲観的な未来は見たくないという気持ちもありますが、人口減少という現実に我々一人一人が正面から向き合って豊かさを実現させるためにもぜひ読んでおいて欲しい本です。

 


 

■Vol.5 2019年12月16日更新

新幹線で考える総合システム工学科

 

技術を使って「思い」を形にするのが工学です。今回は、多くの人を速く安全に目的地へ運びたいという「思い」を形にした新幹線を考えてみましょう。

新幹線構想を実現する場合はまず、利用者数を予測して規模やルートを計画します。その上でトンネルや橋梁などの構造物の費用を見積もり、経済的に収支が成り立つと判断されて初めて事業化されます。この計画から地元調整や官公庁との折衝も含め線路を敷設するまでのインフラ整備を行う仕事は主に土木工学系の人が行っています。

車両づくりは機械工学系の人たちの仕事です。条件を満たす速度で走るのに最適な流線型の形状を決めたり揺れを少なくする台車の構造を検討したりして、期限内に安全に速く走れる車両づくりに取り組みます。軽くて強い材料を経済的な観点から選定するのも重要な仕事です。

電気情報工学系の人は省エネを意識しながら速く走るためのモーターづくりや高圧電力を安全に取り扱う仕組みをなど考えます。また、何かトラブルが生じても安全に運行できるようセンサーなどで監視し異常を見つけると自動的に速度を落としたり止めたりする自動列車制御装置(ATC)などを担当します。そして、これらの異なった部門が協力してより安全性を高め、いかに乗り心地を向上させるか、設備を長持ちさせるか等について検討を重ねます。新幹線というシステムの最適解は各部門の最適解の足し合わせとは限らないからです。例えば先頭車両の鼻が長くなっているのはトンネル出口の騒音対策のためです。総合システム工学科という名前にはシステム全体を理解したうえで自分が担当するセクションの仕事を考えることが出来る人材を育てたいという思いが込められているのです。

加えてお客さんを迎える駅づくりを担うのは主に建築学科の人です。また利用者増や駅ビル店舗の販促などは情報デザイン学科と親和性が高い仕事です。新幹線という事例一つを見ても総合的に考えることがいかに重要か理解できると思います。

 


 

■Vol.4 2019年12月5日更新

「工学とデザインの融合」と産学連携協定

 

西日本工業大学にはデザイン学部があります。皆さんはデザインと聞いて何を思い浮かべますか。ポスターやホームページ、キャラクターなどの商業デザインですか? それとも携帯電話や車などの工業デザインでしょうか? はたまた、国立競技場や門司港レトロといった建築デザインでしょうか? いずれも表現された色や形を思い浮かべると思います。一方、キャリアデザインや食のデザインといった言葉もあります。昨今は思いもよらないものもデザインと呼ばれています。11月29日、小倉キャンパスで「北九州デザインシンポジウム2019~今、あるものを結ぶデザインとは~」が開催され、特定非営利活動法人おてらおやつクラブ理事の福井さんと監事の桂さんからクラブの活動紹介がありました。この活動は、お寺へのさまざまなお供えを仏さまからのおさがりとして頂き、子どもを支援する団体と協力して、貧困な子どもたちにおすそ分けするもので「2018年グッドデザイン賞」の大賞を受賞しました。このようにデザインには多様性がありますが、共通しているのは、課題を解決する方法を「可視化」するという点だと思います。

本学はこのデザインと技術を使って思いを「形」にする工学とを組み合わせれば新たなマーケットが生み出せると考え「工学とデザインとの融合」を掲げています。例えば、ネジチョコで話題の洋菓子屋「グランダジュール」さんと本学とはこれまでもお菓子の型づくりやパッケージデザインなどで協力してきましたが、本日新たに産学連携協定を結びました。新たな連携コンセプトはEmotional dessert「気持ちを揺さぶるお菓子」づくりです。グランダジュールさんの職人技に大学の知恵や技術を合わせて購入意欲をくすぐる新商品を開発しようというものです。その過程で「可視化」の基礎を学んだ学生がお菓子の企画開発やマーケッティングを体験します。このような取り組みから本学が目指す「自ら考え行動する技術者」を育成したいと考えています。

グランダジュールとの連携グランダジュールとの連携

写真左から:グランダジュールとのコラボで完成した商品、産学連携協定締結式

 


 

■Vol.3 2019年11月25日更新

ギラヴァンツの快進撃は基礎力の鍛え直しから

 

昨日、地元サッカーチームのギラヴァンツ北九州がカマタマーレ讃岐に4-0で勝ち、来シーズンのJ2昇格を決めました。フル出場の選手が試合終了まで当たり負けせずに走り切り、黄色のフラッグと応援のうねりは止むことがありませんでした。2018年の昨シーズンは17位と最下位でした。今シーズンの躍進は今年から指揮を執った小林伸二監督の指導の成果だと実感しています。着任そうそう成績低迷は基礎体力不足と見抜いた監督は、選手の心拍数などを計測する機器を導入し徹底的に走り込ませるなどフィジカル強化に取り組みました。選手たちには面白くないハードな練習が続きましたが、体脂肪率が練習とともに目に見えて下がり、息切れせずに1時間走れるようになったのです。体力に自信がついてくると試合の流れが見えるようになり、ボールへの執念がキープ率上昇という形になって表れてきました。相手チームとの体力差が勝利につながっていると確信できたのです。

大学における「学修の成果」も学ぶ学生の基礎力次第で格段に違ってきます。大学で学ぶ上での基礎力とは何でしょうか?私は、昔から言われている「読み書き算盤(そろばん)」が現代にも生きていると思っています。すなわち文章を読むこと、内容を理解して文章を書くこと、そして計算できる能力を持っていることです。前回、文章力の重要性について触れました。今回は計算する力についてです。小林監督が選手たちをきちんと指導できたのは、根拠となる数字があったからです。一定の練習をして負荷をかけるごとに心拍数や血圧を測り記録させます。練習を続けると数値の上がり方が減り、疲れを感じなくなりフィジカルが強化されていくのをデータとともに実感できます。データというエビデンス(証拠)があったからこそ選手たちの能力も向上したのです。西日本工業大学で学ぶ皆さんには計算する能力、特にこれからはデータサイエンスは不可欠です。「算盤」に少し不安がある学生は、近くの数学の先生に一声かけてください、学びなおしの方法を伝授してくれるはずです。

 


 

■Vol.2 2019年11月5日更新

大学時代に身に付けて欲しい文章力

 

私は大学卒業後、技術者として北九州市役所に就職、35歳以降は事務的な仕事が主で退職後は北九州エアターミナル㈱、本学と異なる分野で仕事をしてきました。どの分野でも「仕事の肝」は文章を書くことだと気づきました。仕事をする場合まず、仕事の内容を上司や関係者に説明する「起案書」(民間では企画書)作りから始まります。大体A-4で1枚、800字程度にまとめます。仕事に要する予算や緊急度、効果など判断に必要な項目を簡潔な文章で的確に伝えなければなりません。重要性が伝わらないとゴーサインが出ないからです。また仕事の途中、文章で問い合わせをしたり、回答したりします。結果も報告書という形で提出し、これらの文章で評価もされます。そこで私は学生時代に身に付けて欲しい能力の第一に文章作成能力を掲げます。

さて、文章を書くということは自分の考えなどを他人に伝えるアウトプット行為でもあり、インプット行為でもあります。文章を作成するには伝えたい情報が必要で、情報を得るには勉強や体験、取材といったインプット活動が不可欠です。授業以外のボランティアやインターンシップに参加を奨励するのもそのためです。そこで文章力をつけるためまず取り組んで欲しいことは、中身のある優れた文章に数多く触れることです。例えば必要な情報をコンパクトにまとめている新聞はとても良い教材です。毎日読むことで世の中の仕組みや経済の動向が自然に身に付くからです。新聞はハードルが高い、苦手という人は、名著と呼ばれている作品の中から興味のある本を選べばよいと思います。ここで重要な点は読んだ後に簡単な要約や100字程度の感想文を書くということです。私は大学1年の夏、待ち合わせの本屋で偶然見つけた井上靖の「蒼き狼」を手に取って以来、彼の本に夢中になりました。何をするにもきっかけが重要です。時間を作って図書館や書店を覗いて気になる本を探してみてください。文章力と読書についてはこれからも折に触れて取り上げたいと思っています。また大学でもどのように文章力を養うか真剣に考えたいと思います。

 


 

■Vol.1 2019年10月17日更新

学長になって半年

 

研究や教育に携わったことのなかった門外漢の私が、学長に就任して半年が経ちました。日本の18歳人口が確実に減少する中、その影響が大きい地方の私立大学が存続するのは容易ではないことを改めて実感しています。と同時に地域の将来を考える「知」の拠点として、地方の存続には大学の存在が不可欠であるとの思いを強くしています。それはマーケットが小さい地方の大学経営を考えている際に、以前読んだ富山和彦著の「なぜローカル経済から日本は蘇るのか」を思い出したからです。大企業vs中小企業という従来の視点をグローバル企業とローカル企業という視点で捉えなおすと、日本経済の危機を救うのは地方企業の生産性の向上であることが見えてくる点です。

今大学も大きな変革が求められていますがどのような視点で取り組むのかがとても重要と感じています。時代や場所によってその視点や解決策は異なるはずです。地域から必要とされる大学として存続するため、グローカルな視点で考え、チャレンジを続けたいと思っています。

 

これから折に触れて、学長の部屋を通じて情報発信していきます。初回である今回は、私の経歴や思考方法について知ってもらうため、昨年(公財)アジア成長研究所所報「東アジアの風」に寄稿した小論「北九州空港を活用した地域経営」を紹介します。アクセスしてご覧ください。


 

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学長挨拶