スモールハウスコンペティション2021で優秀賞を受賞

株式会社ビッグハウスが主催する「スモールハウスコンペティション2021」において、デザイン学部 建築学科 3年生の竹尾 幹大さん(日向学院高等学校出身)と中川 正太さん(福岡工業高等学校出身)の作品[作品名:室]が優秀賞を受賞しました。

スモールハウスコンペティション2021

「秘密基地」をテーマに、新たに創るスモールハウス事業で商品化する木製コンテナデザインが募集され、入賞した作品は株式会社ビッグハウスで造作し、工場併設の「WOODIY」に設置・商品化が行われます。電気は必須で水回りなどは任意、最大サイズ 間口2350×奥行5460×高さ2800mm、可動式を前提とし基礎等に緊結しないことなどが条件となっていました。竹尾さんと中川さんは三笠研究室のゼミプロジェクトの一環で取り組み、10月にスタディー模型での検討や事例収集、11月にテーマを決めて模型製作とプレゼンの準備を行いました。約90作品の応募があった中、竹尾さんと中川さんの作品は「秘密基地のテーマに非常にあっていて、和のテーマも含めて独自性の高いデザインでプレゼンテーションも良かった」との講評を受けました。

スモールハウスコンペティション2021スモールハウスコンペティション2021

 

作品名:室

今回のスモールハウスコンペティションのテーマである「秘密基地」

「秘密基地」と聞くと、誰しもどこか心躍るものがあると思います。
そのような特別感のあるイメージを基本としながら、これまでにない新しい空間になるよう話し合い提案をしました。大人も子供も特別感が味わえるようにするためにはどのような空間がふさわしいのか。検討していく中で、「狭さ」というスケール感が魅力でありながら現在ではあまり身近に触れることがない「茶室」というひとつの空間にたどり着きました。そこで今回、私たちはこの日本独自の建築形式である「茶室」空間から着想を得ながら新しい木製コンテナのカタチを作っていこうと考えました。

近年の暮らしの洋風化によって、そもそも畳に触れる機会が少なくなっているという傾向に注目し、より一層畳の良さが伝わり、生活の中に取り入れるきっかけとなるような空間になるよう意識して設計を進めました。
さらに、この日本文化の良さを伝えることができる秘密基地になるよう、谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」を参考にしながら、陰と陽の2つの空間が表現できるプランを考えました。時間によって、場所によって、使い手によってというようにどんな場面でも特別感が増すような空間になるよう心がけました。
移動や撤去ができるというコンテナ型であるという利点も活用し、いつでもどこでも対応できる、これからの新しい畳スペースのあり方も提案できたのではないかと考えています。 

スモールハウスコンペティション2021スモールハウスコンペティション2021

 

[竹尾さんのコメント]

今回、プロの方も参加されているコンペで優秀賞をいただけたことは非常に嬉しかったです。私たちも模型やプレゼンシートのデザインなど一つ一つのデザインにこだわり、お互いが満足いくまで熟考しました。その結果が身を結んだことは、私自身、大きな自信につなげることができたと思っています。また、この選んでいただいた作品はこれから私の地元である宮崎県の高原町に完成するWOODIYへの設置が予定されているため、私たちも最後まで完成に向けて取り組んでいきたいと思っています。1次審査や2次審査でのプレゼンなど、非常に緊張しましたが、アイデアを人に伝えるという提案力やプレゼン力など大きく成長できた機会でもあったため、今後も様々なことにチャレンジしていきたいと思います。

 

[中川さんのコメント]

大学祭の準備や建築学科学内コンペの運営の時期が被り、短い時間の中でなんとか完成させることができ、さらに優秀賞という評価まで頂くことができてこれまでにない達成感を得ることができました。今回のコンペでは自分の得意分野である模型での表現も満足のいくクオリティでできたので、実際にこの作品が1/1で製作されるのがとても楽しみです。これから実際に1/1での製作、商品化される予定ですが、自分たちの思い描く通りのものがつくれるように頑張りたいです。

 

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