先生インタビュー 辻井 麻衣子

性格特性五因子を用いた教育手法の研究
プロフィール

デザイン学部 建築学科

辻井 麻衣子准教授・博士(工学)・修士(美術)

大阪府吹田市出身。子供時代は建築士である父に連れられて、建築巡りの旅行によく連れられた思い出があります。建築士である父親の影響を受けて、建築に興味をもつようになりました。そのなかで、特色のある大学で建築を学びたいと思い、美術大学に属するデザイン学科建築分野に進学しました。
1997年京都精華大学、1999年京都精華大学大学院・修士課程修了、その後、摂南大学やデザインの専門学校で非常勤講師として建築やデザインの教育に携わっていました。同時に実務家として建築設計事務所にて建築の業務に携わっていました。2016年に意を決して摂南大学大学院・博士後期課程の入学、講師・実務家・学生の三足の草鞋を経験しつつ、2020年同大学院を修了。2021年より西日本工業大学の准教授に着任し現在に至ります。

研究内容

性格特性五因子を用いた教育手法の研究

学生の個性を鑑みた学力のみに頼らない教育手法として、性格特性五因子(the Big Five)を用いた建築基礎教育および基礎造形教育についての研究を行っています。

絵画に描かれる空間や建築物の描写技法関する研究

図法的に正しいものが人間の視覚の中で、必ずしも正しいあるいは魅力的であるとはいえません。そこで、絵画における空間認識の幾多の試みについて、構図分析にとどまらない空間認識と表現技法について研究を行っています。

 

公共建築物の市民共創に関する研究

市民共創活動を効果的に実現するための建築市民教育について議論することは、漸増が予想される公共建築更新時における市民共創活動のありかたについて大きく寄与するものです。これについて、より効果的な民共創活動の手法の研究を行っています。

 

先生の必須アイテム

#01バイオリン

私にとってバイオリンは心を安らげるために必要不可欠です。バイオリンは心地よい音色を奏でることが難しい楽器です。自分の納得できる音色を奏でることができると嬉しくなります。

受験生へメッセージ

多くのものに興味を向け学びの精神を忘れず、領域に囚われない広い視野を持って!
建築の在り方は、実社会の状況により常に変化と革新を求められます。私たちは建築や空間を通じて、それぞれの立場で社会が求める要望に対応していかなければなりません。そのヒントがデザイン学部に属する建築学科にあると考えています。多くのものに興味を向け学びの精神を忘れず、領域に囚われない広い視野を持つことで必ず答えが見つかると考えています。デザイン学部 建築学科で、多くのモノ・コトにふれて建築を学んでいただきたいと思っています。