西工大 チャレンジ授業丸善 リバーウォーク北九州店「Qの森」のロゴタイプをデザイン
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書店と文具を扱う丸善 リバーウォーク北九州店の「まなびのエリア」が「Qの森」に改名され、そのロゴタイプをデザイン学部 情報デザイン学科4年(浜地研究室)の渡邉 茉緒さん(北九州高等学校出身/制作当時3年)がデザインしました。「まなびのエリア」は、子供への読み聞かせをはじめ、地域の大学・企業・公共施設と連携した「まなびの活動(イベント)」が実施されています。2024年秋に丸善 リバーウォーク北九州店がオープンするにあたり名称募集が行われていました。渡邉さんは、決定した名称「Qの森」のロゴタイプのデザインを担当しました。
インタビュー
「Qの森」のロゴタイプデザインについて
各イベントや遊びの中で生まれるQuestionから答えを探し、自ら探究するイメージでQの部分に虫眼鏡のイラストを合わせて表現しました。森の部分は、まなびのエリア(現在のQの森)の壁に木のイラストがあったので、参考にして一目で森だと分かるように色を茶色と緑にし、葉を大きくしてポップで可愛らしくしました。
参加に至った経緯は?
私はデザインする力をより高めたいという思いがあり、外部からの依頼にも積極的に取り組みたいと考えていました。また、自分で考えたテーマだけではなく人からの依頼にも応えられるデザイン力とロゴタイプのデザインにも挑戦したいと思い、今回の依頼を受けさせていただきました。
制作手順は?
まず、名前の意味を分析して自分が思い浮かんだデザインをラフ画で描き起こしました。そして、それをもとにIllustratorで制作しました。しかし、ラフ画の時点から物足りない点があったのでさらに付け足したり、案を増やしたりしました。そして、浜地先生からのアドバイスもいただき、調整後4つの案を提出しました。依頼者の方には浜地先生が連絡をしてくださっていたので、お披露目会で実際にお会いした際にお褒めの言葉をいただけたことは非常に嬉しかったです。
成長できたことは?
ご依頼として承っていることへの責任を非常に感じましたし、デザイナーとして仕事をしているような貴重な経験をできたことは大きな成長だと感じています。また、今回でデザインを考える上で一番大切なことはデザインを考える前に分析することだと思いました。なぜこの名前なのか、どんな場所であるかなど深く知ることでデザインが決まってくるのだと考えます。自分の想像だけで良いデザインは生み出せないと学びました。また、講義で「Qの森」のスペースを使わせていただく機会があり、子供たちが遊んでいる姿を間近に見ていたこともデザイン案の役に立ったと思います。
私がデザインをさらに学びたいと思ったきっかけは、ゼミで自分が決めた課題に対して良い作品を制作することができたからです。その時の楽しさと成長が今回の機会に繋がったと感じています。
渡邉さんのコメント
正直、依頼者が満足してもらえるようなデザインが作れるのか不安に思うことはありました。しかし、諦めずに向き合い続けた努力と結果は今後の活動でも生かすことができると思っています。また、地元にあるリバーウォーク北九州に自分の作品が目に見える形であることがすごく嬉しいです。私はデザインについてまだまだ知らないことばかりでたくさん学びたいですし、今後は卒業研究の作品制作が優秀作品に選ばれることを目標にさらに成長していきたいと思っています。