西工大 チャレンジ授業「関門海峡キャンドルナイト2025」デザインと運営 ― みんなの手で完成する、ひかりのアート
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2025年11月15日(土)・16日(日)に開催された「関門海峡キャンドルナイト2025」は、関門海峡の夜景を舞台に、市民一人ひとりの参加によって完成するキャンドルアートイベントです。デザインから制作、完成の瞬間までを共有することで、地域のつながりと創造の喜びを可視化します。今年も本学デザイン学部のモノづくりサークルCreatorsLaboの学生たちがデザインと運営で携わりました。
デザイン|学生の感性が生み出す一枚の下絵
本イベントのキャンドルアートの下絵は、CreatorsLaboの1年生が担当しました。テーマ設定からモチーフ構成、夜間に美しく見える配置までを検討し、最終的に一案を選定。そのデザインは、会場全体を覆う巨大な下絵として原寸で描かれ、制作の土台となります。
制作|力を合わせてカップを並べる
制作当日は、地域のボランティアや障がい者のグループとCreatorsLaboの学生が協力し、下絵に沿ってキャンドルカップを一つひとつ並べていきます。初めて参加する人でも安心して関われる制作環境を整えています。年齢や立場、特性を超えて同じ作品づくりに向き合う時間は、このイベントならではの大きな魅力です。
点灯|ひかりがつながる瞬間
夕暮れとともに、たくさんの参加者がキャンドルに火を灯します。無数の小さな炎が次々と灯り、やがて一つの大きな作品が浮かび上がる瞬間は、会場全体が静かな感動に包まれます。完成したキャンドルアートは、見る角度や距離によって表情を変え、関門海峡の景観と溶け合いながら幻想的な空間をつくり出します。
共有|思い思いに写真を撮ってSNSへ
来場者は、完成した作品を思い思いに写真撮影し、その感動をSNSで発信します。参加・制作・鑑賞・共有という一連の体験が、イベントの記憶を会場の外へと広げていきます。
ひかりでつながる、関門海峡の未来
「関門海峡キャンドルナイト2025」は、学生の学び、地域の協力、市民の参加が重なり合って完成する“共創型アートイベント”です。一つひとつの小さな灯りが集まり、大きなひかりとなって海峡の夜を照らします。西日本工業大学がめざす「デザインによる地域活性化」の代表的な取り組みといえます。