2023年6月13日（火）に工学部 総合システム工学科 土木工学系の卒研生が、神野建設株式会社主催の測量実習に参加しました。苅田港本港地区航路浚渫（しゅんせつ）工事でのマルチビーム深浅測量を体験しました。浚渫工事は海底を掘って航路（船の通り道）の水深を確保する工事で、マルチビーム深浅測量は音波によって海底地形を3次元的に計測する技術です。工事後にマルチビーム深浅測量を行って、きちんと浚渫できているかを確認することができます。

ICTの活用は土木工事にも広く浸透してきています。 今回の実習では、座学では経験できない実海域での最新測量技術や、BIM/CIMによる施工シミュレーションを体験することができました。これからの建設業界はICT技術を大いに活用していかなければなりません。参加した学生たちが今日の実習を活かして、来年度から実現場で活躍されることを期待します。