西工大 チャレンジ授業デザイン学部の学生が参加「北九州製菓ブランド製作・販売プロジェクト」報告会
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北九州市内の企業、地域、教育機関の有志が連携して実施した「北九州製菓ブランド製作・販売プロジェクト」の報告会を、2024年3月22日(金)に九州国際大学にて実施しました。本プロジェクトは、入江製菓株式会社、黒崎商店街、星琳高等学校、九州国際大学、九州女子大学、西日本工業大学デザイン学部の有志が参加しました。
入江製菓株式会社(以下、入江製菓)は京都以西では唯一の金平糖の製造、その他多くの個性ある飴等の製造・販売を行っている80年を越える歴史ある会社です。また、黒崎商店街は、北九州の副都心として「商店街の魅力づくり」を進めています。「北九州ブランド」を目指す製品開発を目指し、2023年度は入江製菓の製造する金平糖をテーマに新製品の企画を進めました。
5月からの10回のプロジェクト会議を通して、九州国際大学を中心に製品調査を実施し、九州女子大学を中心に味覚の検討を行い、複数の種類の金平糖を組み合わせて、新しい味覚(「ミルク」と「イチゴ」を一緒に食べて「イチゴミルク味」)が楽しめる「ほしつぶファクトリー」を提案しました。本学からは「Creators Labo」を中心としたデザイン学部の学生が参加し、情報デザイン学科の学生が、「卒業研究・デザイン」の一環としてパッケージを制作しました。完成した製品を星琳高等学校の生徒たちが広報し、黒崎・熊手商店街の「くまのひろば」で2023年1月に試験販売し、その様子は地元メディアにも取り上げられました。
今回のプロジェクトとしては、本格的な販売に向けては価格面や広報面で課題がありましたが、参加者、特に生徒や学生にとっては、今後につながる良い機会となりました。2023年度のプロジェクトの振り返りのなかで、プロジェクトの企画で協力した情報デザイン学科の3年生の島本 茉由さん(竹中ゼミ)が、北九州の魅力を伝えることを目標とした自身の卒業制作の企画案についてプレゼンテーションを行いました。参加者からスケジュール設計、スポンサー集めやメディアの露出の重要性などについてコメントや意見をいただきました。
情報デザイン学科では「チャレンジ授業」を通して、地元企業や団体、教育機関などと連携を進めながら、地域の問題解決につながるデザインを提案していきます。