西工大 チャレンジ授業関門海峡キャンドルナイト2024にてデザイン&イベント運営
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2024年11月16(土)・17日(日)に開催された「関門海峡キャンドルナイト2024」にて、デザイン学部のモノづくり活動サークル「Creators Labo」(顧問:デザイン学部 情報デザイン学科 中島教授)に所属する1年生の女子学生で結成したプロジェクトチーム「ちーむキャンドル」が、下絵をデザインしてイベント運営を行いました。そして、設営と運営には、Creators Laboの先輩もボランティアで参加しました。
プロジェクトの詳細は、「ちーむキャンドル」でリーダーを務めた崩中 茉央さん(デザイン学部 情報デザイン学科1年・ひびき高等学校出身)のインタビューでお伝えします。
デザインのコンセプトは?
「最愛の人のために、あかりを灯そう。」というイベントコンセプトに基づきデザインをさせていただきました。左右に広がった大きな階段は、「最愛の人と共にある人生」。柵に見立てた11本のバラには、花言葉にちなんで「最愛」という意味を込めました。また、階段の動線上に通り抜け可能なドームがあり、実際に階段を歩くというアクションを起こすきっかけを作りました。
こだわりの部分と見どころは?
今回最もこだわった部分は、階段の柵に見立てた11本のバラです。全体としてはバラのサイズを段階的に変化させることで遠近感を意識し、また一つ一つのバラが最大限に美しく見えるように、直径20cm程度のキャンドルを一個単位で調整しました。この作業にはかなりの時間がかかり、終電間近まで時間をかけて行いました。
参加・制作に至った経緯は?
10月上旬に中島先生に1年生女子によるプロジェクトとしてお話をいただきました。前任者が勇退されたのを機にいただいたお話のようでした。また、昨年もCreators Labo全体のプロジェクトとして参加させていただいたようですが、悪天候によって中止となってしまったという経緯を知り、今年は必ず成功させようという強い思いで取り組ませていただきました。
主催者から依頼されたことはありますか?
主催者の方とは、10月下旬に顔合わせをかねて事前ミーティングを行いました。デザインについては、基本的に私たちに全てお任せいただきました。メンバーが全員1年生であったためクオリティについての不安を相談したところ、最後まで「好きなようにやっていいよ。」と温かく見守っていただきました。
制作手順や役割分担は?
制作過程については、まず全員がラフ案を出し合い、そこから厳選したデザインとディスカッションによって生まれた新たなアイデアを基に正式な下絵を作成しました。会場では下絵をもとにチョークで下書きをし、ボランティアの方々と協力してキャンドルの配置を行いました。その後、脚立や展望台を利用しながら調整を行い、最後に点火作業、撤収作業を行いました。
「ちーむキャンドル」においては明確な役割分担は行わず、全員がそれぞれできること、得意なことに積極的に取り組める体制を作ることを意識しました。
苦労した点は?
実際に会場に赴いた際、事前の情報共有がうまくいっていなかったために間違った下絵で作業が行われていたり、さらに多くのボランティアの方々にご協力いただいたため、初対面の方との連携が必要不可欠でした。
チームでの活動はどうでしたか?
元より「ちーむキャンドル」は友達同士のグループであったため、グループ間での情報共有や意見交換は滞りなく行われたと思います。また同様に先輩・後輩間も非常に仲が良く、良い雰囲気でプロジェクトは進んだのですが、サークル内だけでもかなりの人数がいるために情報共有がうまくいかず、さらに実際に現場に出た際のボランティアの方々との連携については、こちら側のクオリティに対するプライドと円滑な作業との兼ね合いもあり非常に気を遣うところではありました。しかし、このプロジェクトを通して、責任感や、臨機応変に対応する力、また何より情報伝達とコミュニケーションの重要性に気づくことができた点は、大きく成長を感じられた部分でもあります。1年生でこのような貴重な機会を得られたことを大変嬉しく思います。
今回のプロジェクトに参加していかがでしたか?
実際に門司港というまちに赴くことでその地域の雰囲気や人柄を知ることができ、門司港に対する興味関心がより深まったと感じています。また、地域活性の末端を担わせていただいたことにより地域創生をより身近に感じることができました。今回の経験は私たちが志すデザイン分野において必ず活動の幅を広げる糧となると感じています。
実際に火が灯った瞬間、加えて来場者の方の生の声を聞いた際には達成感とやりがいを感じました。そして何より1年生でプロジェクトをやり抜いたことがメンバー全員にとっての大きな自信となったと思います。
サークル活動においては、より良い縦断関係を築くことができ、今回のプロジェクトを機にまた新たな活動に向けて精力的に取り組んでいきます。今後、Creators Laboでは現状にとどまることなく更なる進化を求めて活動を行っていきます。今後のCreators Laboの活動を見守っていただけますと幸いです。
参加学生(情報デザイン学科1年)
- 赤木 かえでさん
- 秋月 ひびきさん
- 淺原 奏さん
- 崩中 茉央さん
- 城野 愛実さん
- 平山 蓮華さん
- 福田 南月さん