先生インタビュー 眞田 篤
工学部 総合システム工学科 電気情報工学系
眞田 篤准教授・博士(工学)
和歌山県出身。ものづくりが好きな子供で、壊れた家電製品を分解したり、電子工作・機械工作したりしていました。高専、専攻科:機械分野(ロボコンに出たくて機械と電気を迷った結果機械に、結局は部活(陸上部)が忙しくてロボコンに参加せず)ロボット関連の研究をメインにやりたくて九州工業大学の大学院に進学しました。そこで、ロボカップサッカー中型リーグに出会い、日本大会優勝、世界大会4位になりました。博士課程を終了後どうしようかと思っていたところに教員募集の話をいただき応募した結果、西日本工業大学の教員に採用されました。
研究内容
ロボットの目をつくる
様々なロボットの開発に取り組んでおり、特にロボットの目となるカメラを使用した研究に注力しています。周囲の状況を正確に把握するためにカメラは重要で、カメラを用いることにより物体の色、形状、大きさなど、さまざまな情報を取得することができます。これにより、ロボットは目の前の物体を認識し、適切な判断を下すことが可能になります。カメラ技術の進化と共に、より高度な視覚システムを実現するための研究を進めています。
水中ロボットの開発
画像処理のテストベッドとして活用するための水中ロボットの開発に取り組んでいます。水中環境は光の透過率や視界の制約があり、画像の取得や処理が難しいという課題があります。しかし、水中ロボットを使用することで、実際の水中環境での画像処理技術の開発や評価が可能となります。私たちは水中ロボットを様々な実験や観測に活用し、画像処理の精度向上や新たなアルゴリズムの開発に取り組んでいます。これにより、海洋研究や水中探査、海洋保全などの分野での画像処理技術の発展に寄与することを目指しています。
先生の必須アイテム
#02はんだセット
学生時代から使用しているはんだごて(CXR-41)は小手先を少し太いものに交換しており、ロボット開発に欠かせないものです。はんだは共晶はんだを使用しており、初心者でも使いやすいです。フラックスは、はんだをきれいに付けたり補修を行う際に欠かせません。