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先生インタビュー 小島義包

人と環境に優しい建築を設備工学・環境工学によって創る
プロフィール

デザイン学部 建築学科

小島 義包教授・博士(工学)

奈良県奈良市出身。小学校時代は、学校から帰えるとすぐにグローブとバットを持ってでかけて、友達とずっと野球をして遊んでいました。中学・高校時代は、数学に没頭していました。おかげで理系脳が出来上がってしまいました。大学は同志社大学工学部電気工学科で電気材料分野を学びました。振り返ると、子供の頃から環境やエネルギーに関して興味や憧れがあったから、この分野を選んだのだと思います。
大学卒業後、建設会社の設備職として入社。37年間、主に設備設計業務に従事しました。病院、教育施設、スマートシティなど多様な用途の電気設備設計を担当しました。96年から98年まで英国クランフィールド大学大学院に留学し、発電施設のエンジニアリングを修得しました。帰国後、光環境やエネルギー分野に関する技術開発にも多く参画し、その成果をもとに、東京工業大学で学位を取得しました。
環境・設備分野で活躍する人材を世の中に輩出したく、2025年に西工大に着任しました。現在は、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)や光環境に関する研究を進めています。

研究内容

人と環境に優しい建築を設備工学・環境工学によって創る

カーボンニュートラル、ウェルビーング、持続可能性社会の実現に向けて、建築設備分野で取り組むべき課題を理解し、解決する手立てを発想・研究しています。
  1. 省エネ:建築・住宅における省エネルギー性能評価と省エネルギー技術などの研究
  2. 光環境:空間の明るさ感や自然採光技術・照明制御システム・眺望に関する研究
  3. 温熱環境:庇などの日射遮蔽装置による温熱環境・省エネルギー性の効果に関する研究
  4. エネルギー:建物で使用する電力の最適運用や再生可能エネルギーに関する研究
幅広い分野で、卒業研究も行っています。(2025年度卒論発表会後の集合写真)

建築デザインに活用する環境シミュレーション

カーボンニュートラル時代の建築には、必要となるエネルギーをできる限り抑えるデザインが求められます。環境シミュレーションを活用して、環境性能を可視化・分析・評価することで、エビデンスのある建築デザインを実現できます。
計画地における気候(気温・湿度・風等)を理解すること。周辺建物も考慮した環境条件(日影や日射量等)を把握すること。計画建物の光環境や熱環境をシミュレーションすることで、建物の形状、向き、建物外皮性能や空調・照明システムによる省エネルギー効果検証を行います。

日射遮蔽物を有する建物における眺望性能と採光性能評価

設計段階で適用することを目的として、オフィスビルの窓から見える眺望性能評価に関する研究を行っています。眺望の質と眺望の量に関して見えるも景色の種類から評価する方法を提案しています。現在は、有孔折板やルーバー等、日射遮蔽装置を備えた建物を対象に窓から見える眺望に関する評価を行っています。本研究は、九州大学、大林組との共同研究にて実施しています。

先生の必須アイテム

#013種類のめがね

年齢が進み、遠距離、近距離、至近距離を見るために、近眼用、遠近両用、老眼鏡の3種類のめがねを使い分けています。お気に入りというより、生きていくためのマストアイテムです。

#02Campusノート

デジタル時代ですが、なんでもメモを取るようにしています。物忘れ防止もあるのですが、振り返って見ると、アイデアの宝庫です。

受験生へメッセージ

人、環境、構造のことなど、多くのことを学び、理解し、実践的な力を身に付けましょう
ひとは、8割の時間を建物の中で過ごすと言われています。なので、建築は、快適で、安全で、使い勝手も良く、健康的でなければなりません。そのためには、人のこと、環境のこと、構造のことなど、多くのことを理解したうえで、建築を創ってゆきます。何かを犠牲にするのではなく、全体最適を目指すことが実務の現場では求められています。 ぜひ、本学で多くのことを学び、実践的な力を身に付けましょう。