新着情報 建設DX人材育成の地域貢献として「GIS講習会」を開催

近年、建設業界では、調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスで情報通信技術（ICT）などを活用して建設現場の生産性向上を図る「i-Construction」が推進されています。本学の工学部 総合システム工学科 土木工学系は、一般社団法人北九州GIS測量協会と連携し、建設プロジェクトのDX化に貢献する人材の育成を目指し、北九州市の測量関連企業の社員を対象にGIS基礎技術の講習会を開催することになりました。

2023年8月26日（土）に本学小倉キャンパスにおいて、土木工学系の周 国云 教授がこのシリーズ講習会の第1回を担当し、講義と演習指導を行いました。地元の測量会社から18名の新人社員が参加して真剣に講義を受講し、パソコンを使用したGIS操作の演習も行われました。北九州市はデジタル変革に積極的に取り組んでおり、公園、港湾、道路、水道などのインフラの調査と地図のデジタル化に関する業務の入札・発注が行われています。講習の内容は、参加者が業務で即座に活用できるスキルを身につけることに繋がり、協会からの期待も高まっています。

GIS（Geographic Information System：地理情報システム）は、電子地図上に情報を重ねて編集・検索・分析・管理などを行えるシステムであり、行政、危機管理、環境、交通、資源など様々な分野で広く応用されています。