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新着情報 ミズノ株式会社の研究者による特別講演(スポーツ工学II)

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2025年11月18日(火)の「スポーツ工学II」の講義は、ミズノ株式会社グローバルイクイップメントプロダクト部 主席研究員の長尾裕史氏をお招きして特別講演を実施しました。

「スポーツ用具の開発に用いられている技術紹介」をテーマに、野球用具を中心に開発の歴史から製造工程を中心に講演していただきました。スポーツ用品の開発には、「材料力学・機械力学・流体力学・熱力学」をはじめとしたさまざまな工学が用いられていることを、具体的な開発事例をもとにお話をいただきました。今後の学業や運動部での活動、また将来のキャリアについて考える貴重な時間となりました。 

受講学生の感想(一部紹介)

  • スポーツ用品開発におけるスポーツ工学の重要性を改めて実感しました。特に、アスリートの動作分析や力学的データを活用して、製品設計にどのように反映しているかという具体的な内容についてのお話が印象に残りました。
  • 本日の講話でミズノのグローブの歴史を知り、グローブ1個作るにも多くの手間と努力がつぎ込まれている真実を知り、すごく感心しました。また、現在のグローブはポジション別で作られていることを知っていましたが、それもミズノから始まった歴史だと本日、初めて知ることができ、改めてミズノのすごさを感じることができました。
  • スポーツ用品は「性能が良ければいい」という単純なものだと思っていましたが、実際には使う人の動きや感覚を丁寧に読み取りながら作られているという話が印象に残りました。
  • 特に印象に残ったのは、同じ道具を使っていても、選手それぞれの体の使い方や感覚の違いによって発揮できるパフォーマンスが大きく変わるという話である。自分自身、人に勧められた道具を試してもしっくりこなかった経験があり、その背景に「相性」という理由があることを知って深く納得した。
  • 表面上はスマートで高性能に見える製品の裏に、数えきれない失敗の積み重ねと職人の粘り強い努力があることを実感した。ミズノの歴史を知ることで、スポーツ用品は単なる道具ではなく、選手の力を最大限に引き出すために多くの人が汗を流して作り上げた「結晶」だと感じた。今後スポーツを見るときも、道具の背景にある技術と情熱を意識できるようになった。