新着情報 大学間連携×福祉×eスポーツ｜高校生とシニアが交流する体験講座を実施

「ちょっと気になる、そんな気持ちからでもOK」。そんな呼びかけのもと実施された大学間連携イベント「大学生からの挑戦状!!」。2025年11月は北九州市大学、九州工業大学の学生が講師を務め、2025年12月20日（土）は本学小倉キャンパスを会場に開催されました。

12月20日（土）の本学の講座は、「eスポーツを通じて多世代交流せよ！」と題し、当日の進行・サポートはe－スポーツ同好会に所属する工学部 総合システム工学科 電気情報工学系3年の一ノ瀬 愛斗さんと田中 勇樹さんがファシリテーターとして担当しました。

前半はミニ講義を行い、学生がスライドを用いて、認知機能の基礎や日常生活の中の認知トレーニング（知的活動）の考え方を整理し、eスポーツを含むデジタルゲームと認知機能に関する先行研究の知見を、約20分にわたって紹介しました。そして、後半は体験の時間としてeスポーツを楽しみました。画面に映し出された「ボウリングゲーム」の画面を前に、高校生とシニアの参加者が自然と同じ方向を向き、投球のタイミングや狙い方について会話が弾みました。中でも印象的だったのは、シニアの方が高校生にボウリングのコツを伝える場面。ゲームが“共通の話題”になり、初対面同士でも距離が縮まっていく様子が見られました。

本学は今後も、北九州市社会福祉協議会や関係機関、他大学と連携し、福祉を「体験」と「対話」から学べる場を広げていきます。