新着情報 新種みかんブランディングで、リーフレットを制作
デザイン学部 情報デザイン学科 中島教授の研究室が、大分県中津市にある、おはら果樹園の新種みかん「マコポン」のブランディングを行いました。新種みかんの出荷にあたり開発秘話をマンガにしたリーフレットを制作し、2021年11月27日に行われた収穫祭に参加しました。
[学生のコメント]
実際に、おはら果樹園に行ってみかんを見させていただいたり、マコポンへの想いをお聞きしたりして、どのようなリーフレットにするのかを決めました。そして、マコポン王を中心にキャラクターをデザインした後、漫画のストーリー構成を考え、ラフを元に漫画を描きました。
キャラクターにそれぞれ個性を持たせ、元気いっぱいで明るく楽しいファミリーになるように工夫しました。まとまりがなくならないように、色使いやデザインに気を付けました。リーフレットの漫画は、文字が多いと固くなるため、なるべく文字を減らしてイラストを中心にすることで、雰囲気を柔らかくし、キャラクターを前面に押し出しています。
マコポン王は果樹園の小原会長をモデルにしているため、頑固な感じにしたかったのですが、頑固すぎると怖くなってしまうため、眉毛や口の角度の調整にとても苦労しました。また、インパクトがあり、目に留まるようなキャラクターにするためにはどうすればよいかをとても悩みました。ヨリポンは、顔で個性やファンタジーさを出すために、髪の色を茶色ではなく、青色にしています。果樹園に行った際、きれいな青空が広がっているということをお聞きし、髪の色を青色にしてみると、しっくりきて青色に決定しました。漫画を描いたことがなかったため、ストーリーの構成やコマ割りを考えるのに苦労しました。
みかんという、果物をキャラクターにするというのはとても難しかったですが、果樹園の見学をしたり、お話を聞いたりしたことで、マコポンに込められた想いを知り、その想いが伝わるリーフレットを作って多くの方に知ってもらいたいと思い、みんなと力を合わせて取り組みました。漫画に出てくるキャラクターのように、制作側(私たち学生)も、1人1人違った個性(得意分野)があり、キャラクターデザインやストーリー、イラストなど、それぞれの得意分野を生かせる場所で力を発揮することで、マコポンへの想いや開発秘話を詰め込んだリーフレットを制作することができたと思います。ぜひ、このリーフレットを読んでマコポンにもっと興味を持ってもらいたいです。
リーフレットの表紙
[情報デザイン学科3年 中島研究室]
- 荒尾 万菜さん(戸畑高等学校出身)
- 川野 凱稀さん(小倉工業高等学校出身)
- 古賀 英寛さん(小倉東高等学校出身)
- 武石 颯太さん(敬愛高等学校出身)
- 永田 胡美さん(北九州高等学校出身)
- 林 泰輝さん(ひびき高等学校出身)
- 藤野 真由さん(北九州市立高等学校出身)
- 村上 朋寛さん(敬愛高等学校出身)
- 米村 知佳さん(中村学園女子高等学校出身)