新着情報 2023年度 こうげ大池灯りの祭典に作品を出展
デザイン学部 情報デザイン学科 趙准教授の研究室が、今年も上毛町から依頼を受けて、『こうげ大池 灯りの祭典 灯籠祭×イルミネーション』への出展のために作品を制作しました。
作品制作について
執筆:趙研究室/緒方 涼子さん(八幡中央高等学校出身)、瀨戸山 那奈さん(樟南高等学校出身)
ゼミ内でプロジェクトとして取り組み、「安全と飛躍」をコンセプトに「十二支のうさぎ」をテーマに制作しました。十二支の卯(うさぎ)は、穏やかで温厚な性質を持つことから安全の象徴とされており、うさぎが跳躍する姿から”飛躍”と”向上”を象徴するものとしても親しまれています。Mayaでモデリングした「ウサギ」を3Dプリンタで印刷して中にライトを入れ、リアルタイプとデフォルメタイプの2種類を用意し展示しました。
モデリングはリアルな表現よりもウサギの形に苦労しました。ウサギをモデリングする時に、ウサギのように見える顔を作ることが難しかったです。印刷した時にところどころ穴が開いてしまい、背中とか足など平坦な部分の印刷の具合いが良くなく、それを調整するのが大変でした。フィラメントの色や厚さによって照明の色が変わることで調整が難しかったです。
制作手順
- ウサギの写真をインターネットで調べて、作りたいウサギのイメージを作成。
- Mayaでモデリングを行い、小さいサイズのものを3Dプリンターで印刷。
- 先生に確認してもらい、細かい調整を行う。
- 再度確認して、OKをもらったら展示するサイズのものを印刷。
- 中にライトを入れ、しっかり光るかを確認。
こだわりの部分
- 印刷の際、厚み具合や光の色や輝き。
- 手と顔を可愛くし、お尻の形をより丸くして、ウサギらしさを出しました。
- リアルなウサギの形を表現を心掛けながら、リアルにもデフォルメにもなり過ぎないように意識しました。
緒方さんの感想
慣れない3Dプリンタでの印刷は難しかったですが、印刷後に光を入れ、自分のウサギが可愛くできているのを見た時はとても嬉しかったです。昼に飾り付けをし、夜になり、ウサギたちがライトアップされ、小さな子供たちが喜んでいる姿を見て頑張って良かったなと心から思いました。3DCG自体は苦手ですが、今後も使えるようにしていこうと思います。
瀨戸山さんの感想
3Dプリンタを使用したのが初めてだったので、色々と細かい調整をするのに苦労しましたが、完成品を見たら想像以上に愛着が湧きました。暑いなか行った設置の後、夜になって子供たちがはしゃいでいる様子を見て、安心すると同時に最後まで頑張れて良かったと思いました。今後もCGで色々作れるようになりたいので、たくさん練習を重ねたいです。
制作メンバー(情報デザイン学科 趙研究室)
- キム ユンジョンさん(工学研究科2年)
- 牟田 義貴さん(4年)
- 山上 大智さん(4年)
- 赤木 ひかりさん(3年)
- 緒方 涼子さん(3年)
- 尾田 凪瑳さん(3年)
- 佐藤 詩音さん(3年)
- 瀨戸山 那奈さん(3年)
- ソ ジヨンさん(3年)
- 茶屋本 茉莉子さん(3年)
- 成瀬 匡志さん(3年)
- 平峰 大慎さん(3年)
- 稲葉 壮太さん(2年)
- 岡村 玲奈さん(2年)
- 栫 啓介さん(2年)
- 佐々木 快斗さん(2年)
- 峯 光平さん(2年)