新着情報 Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(10月):最優秀賞を受賞
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(10月)
「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(10月のテーマ:ハロウィン)において、デザイン学部 情報デザイン学科2年の池田 哲平さん(松山工業高等学校出身、作品名「Let's Party」)が最優秀賞を受賞しました。
作品名: Let's Party自分がハロウィンを想像して思いついたものを並べて作ってみました。 |
作品制作について(池田さん)
このデザインコンテストのWEBサイトの結果発表動画でイジュさんも言ってくださったのですが、光の当て方と、ケーキの上に乗っているクリームがこだわりの部分です。光の当て方は、キャンディーのツヤを意識して、できる限り近づけるよう努力しました。クリームは後ろでもちゃんと目立つようにねじれ方をこだわりました。
池田さんのコメント
最初は講義の課題くらいにしか考えてなかったのですが、完成が近づくにつれて少しずつ楽しくなり、「こうした方が良く見えるのではないか」と考え始め、見栄えを意識するようになりました。その試行錯誤を頑張ってこの結果が取れたので、チャンピオンリーグを目標に、次も最優秀賞を取れるように頑張ります!
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(9月)
デザイン学部のモノづくり活動サークル「Creators Labo」所属の3名が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(9月のテーマ:ペットグッズ)において入賞しました。デザイン学部 建築学科4年の眞當 未桜さん(早鞆高等学校出身、作品名「うちの子たちの家」)が2回目の最優秀賞を受賞。デザイン学部 情報デザイン学科4年の飯星 登也さん(敬愛高等学校出身、作品名「ねこパイプ」)は2回目の優秀賞。また、情報デザイン学科3年の杉本 尚之さん(豊国学園高等学校出身、作品名「釣竿型 猫じゃらし」)も優秀賞受賞となりました。なお、眞當さんと飯星さんは、チャンピオンリーグ進出が決まりました。
作品名:うちの子たちの家うちには犬2匹、猫2匹いるのですが、その子たちが快適に過ごせるように考えて設計しました。1段目は犬たち、2・3段目は猫たちの空間として使い分けています。シンプルで可愛らしいデザインに仕上げるため、全体の色合いは2色に抑え、落ち着きと統一感を意識しました。また、空間にクッションや明かりを加え、さらに小さな植物を置くことで、温かみのあるリラックスできる雰囲気を演出しています。 |
作品制作について(眞當さん)
一番時間がかかったところは、それぞれの色の組合せです。全体を一色にしてみたり、複数の色を入れてみたりした結果、インテリアになじみやすい、かつおしゃれな色の組合せがベストだと思い、この色合いになりました。こだわったところとしては、全体にライトを置いたことや、緑を置いて見たり、窓を猫型にくり抜いたりした点です。特にお気に入りのポイントは、窓を猫型にくりぬいているところです。作業時間は約4日です。前回も今回も、作品の中で光を使用していたので、その表現方法として昼バージョンと夜バージョン、それぞれのレンダリングをすると、作品の良さが良く出ると分かりました。
チャンピオンリーグ進出に関して
クオリティを落とさないように頑張り、できるだけ多く作品を出したいと思っています。自分自身のこだわりを見失わないように、成長していきたいです。
眞當さんのコメント
2回応募して2回とも最優秀賞をとれたことが一番うれしかったです。どの作品もこだわって制作していたので本当にうれしかったです。
作品名:ねこパイプ古いSF作品の空飛ぶ車がパイプを走るように、ねこがパイプでくつろいだり小走りしたりしたらいいなと思い、作りました。キャットタワーの進化版のようなものをイメージしています。 |
作品制作について(飯星さん)
猫を飼っていたことがあり、「これなら喜ぶかな」と想定しながら作りました。部屋とタワー部分をモデリングと修正、レンダリングを繰り返しました。今回はあまり物の密度が足りないと感じながらも投稿したものが、まさか受賞すると思いませんでした。次に投稿するものは密度を上げたいです。
チャンピオンリーグ進出に関して
正直、毎月アイデアが出るか不安ですがより良いものが作れるように頑張ります。
作品名:釣竿型 猫じゃらし僕が猫と猫じゃらしで遊んでいる時に、猫が魚みたいに釣りあげようとしている気分になり、そこで海で釣りをしているような雰囲気を作って猫と遊んでみたいと感じて猫じゃらしを頑丈でかっこいい釣り竿に作りたいと思いました。 |
作品制作について(杉本さん)
このデザインコンテストにはCADデザインに対する自分のスキルを試したいという気持ちがあり、応募しました。自主制作でCADの技術と知識を学ぶ中で、デザインの楽しさを実感し技術向上を目指して挑戦しようと思いました。今回のテーマが「ペットグッズ」と聞いて一番すぐに思い浮かんだのが、猫じゃらしでした。猫じゃらしを遊ぶ時にどのように遊べる道具を作るかをひたすら考えて、猫じゃらしを釣り竿型に変えて、海で釣りをしている気分で作って遊んでみたいという気持ちが出てきました。その後は釣竿の各部品の形を調べながら、細かい部分を慎重に一つずつ作りあげました。こだわった部分は釣り竿の全体の長さです。竿の長さは、飼い主が猫との遊びの距離を適切に保つために重要なので短めにして飼い主が立った状態でも猫と十分な距離を保ちながら遊ぶことができるように作り、猫が爪で釣竿を壊せないように頑丈にしようと思いました。
杉本さんのコメント
正直に言うと今回のコンペでは受賞できないと思っていましたが受賞の結果動画を見た時、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。2年生の前期にCAD演習Iの講義を受けてCADに興味を持ち始めて、その時にFusion360の学生デザインコンテストがあると知りました。それからは時間がある時にFusion360で少しずつ作品を作り、YouTubeでイジュさんの動画を見ながら操作方法やいろんな物の作り方を見ながら今でも少しずつスキルを身につけるために取り組んでいます。今後もCAD技術を高めていきながらコンテストにも応募して今回作った作品よりも出来の良い物を作りたいと考えています。次の目標は少し難易度のある設計技術の習得に取り組みたいと考えています。自分はまだ3Dモデリングなどの技術を深めていないので、日々CADを取り扱って少しずつ技術を身につけることができたら良いなと考えています。またこの調子で学生コンテストに応募をしてみようと思いました。
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(8月)
デザイン学部 情報デザイン学科4年の田中 臣斗さん(八幡中央高等学校出身)の作品「憧・バカンス」と、工学研究科1年の津波 元貴さん(知念高等学校出身)の作品「緊急装着昆布」が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(8月のテーマ:海開き2)において、優秀賞を受賞しました。二人とも2回目の優秀賞受賞となります。
作品名:憧・バカンス海といえばバカンス! バカンスと聞くと誰もが想像するバカンスセットを制作しました。 画像はできるだけ写実的に見えるように明るさなど調整しました。 ドーナツ浮き輪が映えて見えるように周りの道具は白ベースにしてみましたがいかかでしょうか。 僕もこのバカンスセットで羽を伸ばしたいです。 |
作品制作について(田中さん)
まずは、一番目立っている浮き輪ですが、最初に製作に取り掛かりました。フチの部分をつけたかったので、既製品をネットで調べて参考にしIllustratorで画像を作成しています。椅子もパーツごとに作って組み立てています。3つパーツを組み立て(木のテクスチャに変更)して布の部分を追加しました。布の部分はさすがに表現が難しかったのでテクスチャでそれらしく見えるようにしました。パラソルは骨組み、傘の部分、てっぺんのパーツの順に作成。外観こそ地味ですが骨組みから設計しているので実際に折り畳めるようになっています。最後に、ミニテーブルとジュースを作りました。レンダリング出力をする際には写真のように見せたいと思ったのでオブジェクトの配置を試行錯誤したり、画面の明るさを暗めに設定しています。
田中さんのコメント
このコンテストに毎月作品を応募することを目標にしていました。先月の制作が楽しかったので今月も応募したいと思い、余裕をもって取り組みました。前回がギリギリの提出だったので、今回は細かい部分にもこだわることが出来たと思います。チャンピオンリーグにも卒業までに進出できたらいいなくらいの感覚でいたのでまさか2か月連続で優秀賞をいただけるとは思いませんでした。チャンピオンリーグの作品はどれもレベルが高く、自分に太刀打ちできるのかと不安な気持ちもありますが制作を全力で楽しんでいきたいです!
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(7月)
作品名:かき氷機とかき氷かき氷機をパーツごとに作成してみました。実際に動く想定で製作してみたところがこだわりポイントです。夏祭りでかき氷を手回しで作っているおじちゃんを想像すると実際にかき氷を食べたくなりました。 |
作品制作について(田中さん)
Fusion360を初めて使用し、CAD演習Iで基本操作を学びました。各パーツは個別に製作し、見えない部分は想像で補いました。他のかき氷機の説明書を参考に新たなパーツも設計しました。製作中は寸法を記録していなったため、試行錯誤を重ねてパーツを組み立てました。かき氷の表現には紙のテクスチャを採用し、かき氷らしい仕上がりを実現しました。
まず、左右の足場を作り、カップ用トレー、氷を削る中央台、足場に被せる蓋、氷を削る歯と中央のねじ、ハンドルの順に設計を行いました。ハンドルは氷を削る歯と中央のねじに連動する想定でこれらを組み合わせてネジ止めし、テクスチャ設定しました。その後、かき氷カップとかき氷部分を作り、かき氷を組み立てテクスチャ設定を行いました。最後に、デカールで文字やシロップを貼り付けて完成。一番時間がかかったところは、かき氷機のハンドル部分で、実際のかき氷機を参考にし、幾何学模様に切り抜く作業が難しく、納得のいく形になるまで試行錯誤しました。かき氷機は全体が動作するようにこだわって製作しました。特にネジ穴や棒の通る穴など、機械的な部分に関しては慎重に調整を行い、パーツが正確に組み合うように工夫しています。
田中さんのコメント
先生からLINEで連絡をいただいたとき、初めて受賞を知りました。背景の設定などが未完成で、提出できただけでも満足していたので、受賞には驚きました。他の方々の作品も素晴らしく、その中で優秀賞をいただけたことが信じられません。かき氷機を諦めずに完成させた結果が評価されて、とても嬉しく思います。今後も学生コンテストへの応募を続けるつもりで、現在のテーマである「海開き」の作品制作に取り組んでいます。一度このような賞を受賞したからといって慢心せず、今後とも満足のいく作品を作り続けたいと考えています。就職先にはCADを扱う部署があるので、そこで活躍できるスキルを身につけることが現在の目標です。
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(5月)
作品名:星の歴史天球儀を合わせ、小説やゲームに出てくるようなファンタジーな天球儀を作りました。フレーバーテキストがあるならこんな感じがいいです。天球を模した砂時計のようなもの。地上の誰もが知り得ないはずの、ありとあらゆる星々の経験を知覚させる。それは簡単に人をちっぽけにする。彼らはお星様になれたろうか。 |
作品制作について(飯星さん)
小さい頃からものづくりが好きで、工作をしたり、その上で設計図を描いたりすることが多かったので、ものづくりができるサークル「Creators Labo」に入り、Fusion360を使って想像に一番近い形を作り出せるようになりました。そのサークル活動で月一度、このコンテストに作品を提出することになっていたので応募しました。最初の案では、ファンタジーとSFを掛け合わせ、この世の全てを記録するブラックホールストレージとして、砂時計中央部分にブラックホールを配置する予定でした。しかし、あまりにも不定形なそれをCADで作るのは酷だと考え、ブラックホールの絵を外部ツールで描いて画像配置もしてみましたが泣く泣く削除しました。その後は、テクスチャ、ライティング、HDRI、カメラワークの調整とレンダリングを納得するまで繰り返しました。天球儀の腕部分の角度は主題である砂時計がよく見え、且つ天球儀と一目見てわかるほどの主張をさせました。また、ライティングにも苦戦しましたが、神秘的な光を帯びつつ、物としてのリアリティを出しました。幻想的な雰囲気を醸し出せたと思います。
飯星さんのコメント
頑張って作ったものの、他の作品が自分のものより優れているように見え、受賞しないとたかをくくっていたので驚きました。先生からサークルのグループLINEで、「”近隣知り知り”って誰?」と私のコンテスト用のニックネームの持ち主を訊かれたのでぬるりと驚きがこみあげてきました。でもこのニックネームでいいのか、割と不安です。将来は、イラストレーターとして活躍し、VTuberのキャラクターデザインや画集を出したりしたいです。個展の開設、作家枠でのコミケへの参加などやりたいことが沢山あります。
Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(4月)
デザイン学部 建築学科4年の眞當 未桜さん(早鞆高等学校出身)が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(4月のテーマ:理想の机)において、最優秀賞を受賞しました。
眞當さんはデザイン学部のモノづくり活動サークル「Creators Labo」に所属しており、今年度も「Creators Labo」から最優秀賞受賞者が輩出されました。
作品名:セレンシア・アクアワークス「セレンシア」は穏やかさを連想させ、「アクアワークス」は水色の作業空間を表しています。この名前は、落ち着きと集中力を高める作業環境をイメージして名付けました。明るい環境での作業を重視し、作業スペースには大きな窓を配置しました。これにより、自然光を最大限に取り入れ、明るく開放的な雰囲気を制作することができました。また、壁ではなく木と木の間に隙間を設けた、開放的かつ閉じた空間の両方を味わえるデザインにすることより、リラックスしながらも集中して作業できる快適な環境になりました。そして、私の好きな水色を小物に取り入れました。 |
眞當さんのコメント
自分の好きな色や欲しい家具を作り、とにかく理想の空間を追求しました。「理想の机」を考える際、机だけでなく、机を置く空間全体から考え始めました。時間をかけたところは、椅子のクッション部分です。使用したことのなかったフォームというものを使用し、布の柔らかさを表現しました。家具や小物などを細部までこだわり、時間をかけて丁寧に制作したこの作品は、私の好きなものをたくさん詰め込んだものになりました。その作品が最優秀賞を受賞できて、とても嬉しかったです。今後、3D技術をさらに上達させたいと考えています。また、デザインとしての発想力を向上させ、これらの技術を建築にも生かして、より良い作品を作りたいと思っています。
CreatorsLaboでの活動について
当時部長だった友人に誘われ、元々ものづくりが趣味だったことからサークルの活動内容に興味を持ち、入部しました。学年や学科が違っても、部員同士仲良く活動できているので楽しく活動しています。Fusion360はまだまだ未熟なので、分からないところを部員に聞いたりしながら作品を制作しています。