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新着情報 Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(8月):2名が優秀賞を受賞

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Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(8月)

デザイン学部 情報デザイン学科4年の田中 臣斗さん(八幡中央高等学校出身)の作品「憧・バカンス」と、工学研究科1年の津波 元貴さん(知念高等学校出身)の作品「緊急装着昆布」が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(8月のテーマ:「海開き2」)において、優秀賞を受賞しました。二人とも2回目の優秀賞受賞となります。

田中さんの作品について

作品名:憧・バカンス

海といえばバカンス!  バカンスと聞くと誰もが想像するバカンスセットを制作しました。 画像はできるだけ写実的に見えるように明るさなど調整しました。 ドーナツ浮き輪が映えて見えるように周りの道具は白ベースにしてみましたがいかかでしょうか。 僕もこのバカンスセットで羽を伸ばしたいです。

作品制作について まずは、一番目立っている浮き輪ですが、最初に製作に取り掛かりました。フチの部分をつけたかったので、既製品をネットで調べて参考にしIllustratorで画像を作成しています。椅子もパーツごとに作って組み立てています。3つパーツを組み立て(木のテクスチャに変更)して布の部分を追加しました。布の部分はさすがに表現が難しかったのでテクスチャでそれらしく見えるようにしました。パラソルは骨組み、傘の部分、てっぺんのパーツの順に作成。外観こそ地味ですが骨組みから設計しているので実際に折り畳めるようになっています。最後に、ミニテーブルとジュースを作りました。レンダリング出力をする際には写真のように見せたいと思ったのでオブジェクトの配置を試行錯誤したり、画面の明るさを暗めに設定しています。
田中さんのコメント

このコンテストに毎月作品を応募することを目標にしていました。先月の制作が楽しかったので今月も応募したいと思い、余裕をもって取り組みました。前回がギリギリの提出だったので、今回は細かい部分にもこだわることが出来たと思います。チャンピオンリーグにも卒業までに進出できたらいいなくらいの感覚でいたのでまさか2か月連続で優秀賞をいただけるとは思いませんでした。チャンピオンリーグの作品はどれもレベルが高く、自分に太刀打ちできるのかと不安な気持ちもありますが制作を全力で楽しんでいきたいです!

Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(7月)

デザイン学部 情報デザイン学科4年の田中 臣斗さん(八幡中央高等学校出身)がCAD演習Iの講義で制作した作品が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(7月のテーマ:「夏祭り」)において、優秀賞を受賞しました。
作品名:かき氷機とかき氷

かき氷機をパーツごとに作成してみました。実際に動く想定で製作してみたところがこだわりポイントです。夏祭りでかき氷を手回しで作っているおじちゃんを想像すると実際にかき氷を食べたくなりました。

作品制作について

Fusion360を初めて使用し、CAD演習Iで基本操作を学びました。各パーツは個別に製作し、見えない部分は想像で補いました。他のかき氷機の説明書を参考に新たなパーツも設計しました。製作中は寸法を記録していなったため、試行錯誤を重ねてパーツを組み立てました。かき氷の表現には紙のテクスチャを採用し、かき氷らしい仕上がりを実現しました。

まず、左右の足場を作り、カップ用トレー、氷を削る中央台、足場に被せる蓋、氷を削る歯と中央のねじ、ハンドルの順に設計を行いました。ハンドルは氷を削る歯と中央のねじに連動する想定でこれらを組み合わせてネジ止めし、テクスチャ設定しました。その後、かき氷カップとかき氷部分を作り、かき氷を組み立てテクスチャ設定を行いました。最後に、デカールで文字やシロップを貼り付けて完成。一番時間がかかったところは、かき氷機のハンドル部分で、実際のかき氷機を参考にし、幾何学模様に切り抜く作業が難しく、納得のいく形になるまで試行錯誤しました。かき氷機は全体が動作するようにこだわって製作しました。特にネジ穴や棒の通る穴など、機械的な部分に関しては慎重に調整を行い、パーツが正確に組み合うように工夫しています。

田中さんのコメント

先生からLINEで連絡をいただいたとき、初めて受賞を知りました。背景の設定などが未完成で、提出できただけでも満足していたので、受賞には驚きました。他の方々の作品も素晴らしく、その中で優秀賞をいただけたことが信じられません。かき氷機を諦めずに完成させた結果が評価されて、とても嬉しく思います。今後も学生コンテストへの応募を続けるつもりで、現在のテーマである「海開き」の作品制作に取り組んでいます。一度このような賞を受賞したからといって慢心せず、今後とも満足のいく作品を作り続けたいと考えています。就職先にはCADを扱う部署があるので、そこで活躍できるスキルを身につけることが現在の目標です。

Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(5月)

デザイン学部 情報デザイン学科4年で「Creators Labo」所属の飯星 登也さん(敬愛高等学校出身)が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(5月のテーマ:「砂時計」)において、優秀賞を受賞しました。
作品名:星の歴史

天球儀を合わせ、小説やゲームに出てくるようなファンタジーな天球儀を作りました。フレーバーテキストがあるならこんな感じがいいです。天球を模した砂時計のようなもの。地上の誰もが知り得ないはずの、ありとあらゆる星々の経験を知覚させる。それは簡単に人をちっぽけにする。彼らはお星様になれたろうか。

作品制作について

小さい頃からものづくりが好きで、工作をしたり、その上で設計図を描いたりすることが多かったので、ものづくりができるサークル「Creators Labo」に入り、Fusion360を使って想像に一番近い形を作り出せるようになりました。そのサークル活動で月一度、このコンテストに作品を提出することになっていたので応募しました。最初の案では、ファンタジーとSFを掛け合わせ、この世の全てを記録するブラックホールストレージとして、砂時計中央部分にブラックホールを配置する予定でした。しかし、あまりにも不定形なそれをCADで作るのは酷だと考え、ブラックホールの絵を外部ツールで描いて画像配置もしてみましたが泣く泣く削除しました。その後は、テクスチャ、ライティング、HDRI、カメラワークの調整とレンダリングを納得するまで繰り返しました。天球儀の腕部分の角度は主題である砂時計がよく見え、且つ天球儀と一目見てわかるほどの主張をさせました。また、ライティングにも苦戦しましたが、神秘的な光を帯びつつ、物としてのリアリティを出しました。幻想的な雰囲気を醸し出せたと思います。

飯星さんのコメント

頑張って作ったものの、他の作品が自分のものより優れているように見え、受賞しないとたかをくくっていたので驚きました。先生からサークルのグループLINEで、「”近隣知り知り”って誰?」と私のコンテスト用のニックネームの持ち主を訊かれたのでぬるりと驚きがこみあげてきました。でもこのニックネームでいいのか、割と不安です。将来は、イラストレーターとして活躍し、VTuberのキャラクターデザインや画集を出したりしたいです。個展の開設、作家枠でのコミケへの参加などやりたいことが沢山あります。

Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25(4月)

デザイン学部 建築学科4年の眞當 未桜さん(早鞆高等学校出身)が、「Autodesk Fusion 学生デザインコンテスト 2024-25」(4月のテーマ:「理想の机」)において、最優秀賞を受賞しました。

眞當さんはデザイン学部のモノづくり活動サークル「Creators Labo」に所属しており、今年度も「Creators Labo」から最優秀賞受賞者が輩出されました。

作品名:セレンシア・アクアワークス

「セレンシア」は穏やかさを連想させ、「アクアワークス」は水色の作業空間を表しています。この名前は、落ち着きと集中力を高める作業環境をイメージして名付けました。明るい環境での作業を重視し、作業スペースには大きな窓を配置しました。これにより、自然光を最大限に取り入れ、明るく開放的な雰囲気を制作することができました。また、壁ではなく木と木の間に隙間を設けた、開放的かつ閉じた空間の両方を味わえるデザインにすることより、リラックスしながらも集中して作業できる快適な環境になりました。そして、私の好きな水色を小物に取り入れました。

眞當さんのコメント

自分の好きな色や欲しい家具を作り、とにかく理想の空間を追求しました。「理想の机」を考える際、机だけでなく、机を置く空間全体から考え始めました。時間をかけたところは、椅子のクッション部分です。使用したことのなかったフォームというものを使用し、布の柔らかさを表現しました。家具や小物などを細部までこだわり、時間をかけて丁寧に制作したこの作品は、私の好きなものをたくさん詰め込んだものになりました。その作品が最優秀賞を受賞できて、とても嬉しかったです。今後、3D技術をさらに上達させたいと考えています。また、デザインとしての発想力を向上させ、これらの技術を建築にも生かして、より良い作品を作りたいと思っています。

CreatorsLaboでの活動について

当時部長だった友人に誘われ、元々ものづくりが趣味だったことからサークルの活動内容に興味を持ち、入部しました。学年や学科が違っても、部員同士仲良く活動できているので楽しく活動しています。Fusion360はまだまだ未熟なので、分からないところを部員に聞いたりしながら作品を制作しています。