西工大のSDGs 西工大のSDGs取り組み
西日本工業大学の学生は地域で学び、地域に育てられています。本学が取り組めることは、世界の中のほんの一部に過ぎないのかもしれません。
しかし、この地域が持続可能な社会であり続け、少しでも世界の発展に貢献できるよう本学の知を地域に還元し、目標を持って地域活動に取り組んでいます。
SDGsプロジェクト
※2023年6月頃公開予定
本学で行なった過去の取り組みについてご紹介します。
主な取り組み実績
2021年度
工学部
AI・データサイエンスを活用したカーボンニュートラル実現のための風力発電の研究・開発
総合システム工学科 機械工学系
再生可能エネルギーを製造する風力発電の研究に取り組んでいます。IoTで得られるデータをAIデータサイエンスで分析して、発電効率が高い風車の開発を試みています。 最初に、 3DCADのシミュレーションで、 風車周りの風の方向や速度などの基礎データを集めています。
古くて新しいプラズマ技術が切り開くSDGs
総合システム工学科 機械工学系
プラズマは環境保全・医療・農業など、SDGs実現に深く関与する技術として期待されています。しかし、実用化するためには多くの課題が残されているのが現状です。その課題解決を目的にさまざまなアプローチによる実験的研究を学生らとともに日々進めています。
デザイン学部
脱炭素社会の実現に資するための建築物への木材の利用促進。国産材を利用したCLT(Cross Laminated Timber)の木造住宅への適用
建築学科
年間約40万戸建設されている木造住宅の床にCLTを使用することで、脱炭素社会に大きく貢献する「在来軸組CLTフラットスラブ構法」を開発しています。この構法は、梁とか床組みをCLTに置き換え、柱や壁位置を自由に設計できるため、魅力的な空間が提供できます。
北九州未来創造芸術祭 Art for SDGs で、和田永氏とのコラボレーションアート発表
情報デザイン学科
2021年4月〜5月にかけて開催された「北九州未来創造芸術祭 Art for SDGs」で、電子廃棄物を活用した作品を生み出すアーティスト/ミュージシャンの和田永氏と本学学生で、高額とデザインの融合によるアートを制作しました。
2020年度
工学部
商品企画から保全までSDGsを考慮した取り組み
総合システム工学科 機械工学系
製品の商品企画、研究・開発、製造、検査、および保全に至るまでのライフサイクルにおいて、SDGsを考慮した研究・教育を推進しています。「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」を実現するため、スペースクラフトに搭載するイオンエンジンの小型高性能化の研究・開発を進め、「12.つくる責任つかう責任」では、廃棄プラスチックを使用した鉄鋼プロセスでCO2ガス排出量を低減できる鉄鋼材料を製造しています。また、データサイエンスによる装置の故障予知・予測で、「4.質の高い教育をみんなに」にも取り組んでいます。
10のゴールに向けてSDGsの実現を目指す
総合システム工学科 電気情報工学系
最先端のテクノロジーであるICT・人工知能・ビックデータ解析・ロボティクス・電気自動車等の小見出し(Lv.5)研究、および自然科学・社会科学の教育を通して活動を推進しています。「2.飢餓をゼロに」では、農業ロボットの開発・プラズマの農業分野への応用などに取り組み、「11.住み続けられるまちづくりを」と「12.つくる責任つかう責任」では、電気自動車・安全運転支援・社会貢献するロボットの開発、産業廃棄物の再利用、レアアースフリーモータの開発などの取り組みを通してSDGsの実現を目指しています。
SDGsの目標と合致した多くの研究・教育を推進
総合システム工学科 土木工学系
土木工学とは社会資本の整備と自然環境の保全の両立を通じて、人類の福祉を達成することを目的とする総合工学です。土木工学系では、特に「11.住み続けられるまちづくりを」を実現するため、災害に対して強靭(レジリエント)な社会資本(インフラ)整備や、「14・15.海・陸の豊かさを守ろう」のための漁礁開発・環境保全に関する研究に取り組んでいます。また、女性技術者の活躍を支援するため、「5.ジェンダー平等を実現しよう」に関する教育にも力を入れています。
デザイン学部
学生ファーストの教育・育成で持続可能な社会づくりに貢献
建築学科
建築学科では、人口減少、自然災害、そして予期せぬレベルの脅威の時代にあって、建築環境の複雑な課題に応えるべき教育・研究を推進しています。「デザイン系」は多岐にわたる方法で都市やまちを包括、かつ柔軟的に持続可能な環境を創出、「構造系」はサスティナブルな未来を創造すべく強靱な国土と質の高いインフラ整備、「材料・施工系」はエコ・リサイクルの追求と低環境負荷による総合管理、「環境系」は省エネに主眼をおいた健康な室内環境の創出にそれぞれ取り組んでいます。