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新着情報 第11回インテリア設計士の家具デザインコンペで優秀賞を受賞

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第11回インテリア設計士の家具デザインコンペ 優秀賞

「第11回インテリア設計士の家具デザインコンペ」において、デザイン学部 建築学科3年(石垣ゼミ)の高松 迅さん(大津緑洋高等学校出身)の作品[作品名:コワノブ]が、優秀賞を受賞しました。今回の応募総数は127作品で、高松さんの作品は、災害時に建物が変形してドアが開けられなくなった時に取り外してつなげることでバールとして転用し、ドアをこじ開けて脱出するというアイデアで、万が一の時に家の部品を別の用途に転用する「しなやかな機能」の提案が高く評価されました。

家具デザインコンペ

 

作品名:コワノブ

地震大国である日本に普及しやすい防災家具があればいいと考え、 バールから着想を得た作品です。 災害時にドアノブをバールとして利用し、 ドアを壊す・こじ開けることができるドアノブです。ドアノブとしてのデザイン性も重視しつつ、思いがけない災害に対応したなめらかなデザインになっています。

 

[高松さんのコメント]

ドアノブという非日常の異物を、日頃の生活にさりげなく溶け込ますデザイン、バールの使用箇所を工夫しました。制作期間は一か月半で、デザイン、ドアノブの詳細を決めてから、簡易模型をつくり改善点を模索。本模型を制作してから模型をもとにシートを作成しました。曲線の模型制作や手書きの曲線、曲線美を保たせながらバールとしての機能を維持させるのに苦労しました。受賞を知ったときはニヤニヤが止まらず飛び跳ねました。これから就職活動に入ります。コンペでの入賞は自信がつくのと、何とも言えない高揚感が味わえます。私の研究室の先生の言葉で【買わない馬券は当たらない】という言葉があります。みなさんもこの言葉を信じて是非コンペに挑戦してみてください!

第9回インテリア設計士の家具デザインコンペ 佳作

大分県インテリア設計士協会主催の「第9回インテリア設計士の家具デザインコンペ」において、本学デザイン学部 建築学科(石垣ゼミ)3年生の向井 唯さん(真颯館高等学校出身)の作品[作品名:Time Flies Here]が、佳作を受賞しました。

「明るい気持ちになれる家具」がテーマとして設けられ、九州各県内に在籍する高校生・専門学校生・大学生を対象に開催されたコンペで、70点の応募がある中、第三次審査まで行われ、入選作品の選考が行われました。

 

[向井さんのコメント]

「明るい気持ちになる家具」というテーマから明るい気持ちとは何か、どのような時に感じるか、そこに繋がる用途を持ち合わせた家具とは何かについて考えてみました。その結果、緊張した空間落ち着かない空間では明るい気持ちになることは難しく、また1人でも複数人でも交流のできる空間が必要だという答えにたどり着きました。そのことから、柔らかく透明感があり優しく包み込まれるような空間と利用する人に合わせた自由度の高い空間の提案としました。

「明るい気持ちになれる家具」とは具体的にどのようなものかを自分なりに見つけ、模型を作る作業から始めました。そして、その模型から図面を起こし、何を1番に伝えたいかを決めて全体のレイアウトをしました。A3サイズの用紙の中で自分の作品を完成させることは思っていたより難しいことが多かったです。

今回考えた作品は、屋内・屋外どちらも可能で天井に吊るしたり子供部屋に置いてみたりたくさんの目的に合わせた利用方法があります。また、家具の内部も畳2畳程度の広さがあり趣味を楽しんだり友達と集まったり仕事をしたり好きな用途へと変化できる空間になっています。こだわりの部分は、模型の素材とシートの印象です。どちらも暖かく優しい柔らかい印象を持って欲しかったので、模型の素材には木材を連想させるようなコルクボードと明かり漏れを感じられる不織布を使いました。シートには全体的に明かりをちりばめ柔らかく仕上げました。様々な用途があることを伝えられるレイアウトにできたと思います。

約1か月間の制作の中で一番時間がかかり苦労したのはレイアウトの調整です。全体にちりばめた明かりを強調できる色味で統一しそこに映える文字のサイズや色の調整することが難しかったです。パース一枚ではなくシート全体の雰囲気を合わせながら場面の違うパースを組み合わせたり、模型から文字の一つ一つにこだわったりしたため出来上がったときの達成感が凄かったです。今回初めてのコンペで自分のペースを掴むことができたと思います。石垣先生や先輩にたくさん指導して頂き入賞することができました。