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公立学校教員採用候補者選考試験に合格した本学卒業生のインタビューをお届けします。

令和7年度 福岡県教員採用試験(高校・工業)合格者インタビュー

福岡県教員採用試験(高校・工業)合格:青木 ひまわりさん(デザイン学部 建築学科/2023年度卒業・高知工業高等学校出身)

 Q. 教員を目指すことに決めた時期、きっかけは? 

大学4年の7月に第一希望であった福岡市役所の一次試験に落ち、次の年にもう一度挑戦するか一般企業に就職するか教員を目指すか悩み、人と関わる仕事、人のために動ける仕事をしたいと考え、教員として未来の日本を支える子供たちの育成をしたいと思い教員を選びました。

 Q. 現在の勤務先は? 

福岡県立戸畑工業高等学校で勤務しています。情報技術科2年生に電子機械、資格実習、実習を教えています。分掌は進路部。部活動はバレーボール部副顧問と放送部副顧問をしています。

 Q. 大学生活と教職課程の履修を振り返って 

バレーボール部の主務を4年間務め、九州リーグ、西日本インカレ、全日本インカレなど目標を立て日々練習を行っていました。4年間楽しいことも大変なことも多くありましたが、今では生徒に経験を話せる良い思い出になっています。教職課程の講義はほとんど好きでした。模擬授業をしたり、指導案を書いたりなど、実践的な授業が多くあり面白かったです。

 Q. 卒業後に、西工大での学び・体験で役立ったことは? 

バレーボール部のマネージャーの仕事は、とても役に立っています。物事の優先順位をつけることは仕事をする上で何より大切で生きています。教職の講義や教育実習は、学校は違えど本質は同じことなので積極的に学んで良かったと思います。

 Q. 教員免許取得を目指す後輩への応援メッセージ 

私は大学入学当初は、免許取得のみの目標でいつか教員になるときのために教職をとっておこうと思っていましたが、志望した就職が叶わず、教員になろうと思ったときに取得していて良かったと思いました。今はまだ半年しか教員をしていませんが教員を選んで良かったと思っています。日々大変なことも多く業務も激務ではありますが、生徒と関わり楽しく仕事をしています。

青木さんのコメント

採用試験を一発で合格できたことを嬉しく思います。正直一次試験の筆記試験は、自信がなく受かっているとは思っていませんでした。工業の共通になり2回目の筆記試験は、専門教科が去年の1回目に比べ、さらに専門的(機械分野・電気分野・建築分野・土木分野・工業化学分野)になったと感じました。自分の専門分野は必ず点数をとり、ほかの分野は基本的なところを抑えて部分点を取りにいきました。

教師として、一番はこれからの未来を担う工業人を育てるため、基礎知識や技術を教え、人として自立した人間になるように教育していきたいと思っています。いずれは、担任としてクラス経営を行い卒業をさせることを目標にしています。日々、挑戦をすること、失敗を恐れず前向きに経験を積む姿勢を生徒に見せて模範となる人間を目指します。

令和7年度 福岡県教員採用試験(高校・工業)合格者インタビュー

福岡県教員採用試験(高校・工業)合格:玉田 潤さん(工学部 総合システム工学科 土木工学系/2023年度卒業・福岡工業高等学校出身)

 Q. 教員を目指すことに決めた時期、きっかけは? 

教員を目指すことを決めた時期は5月の教育実習終わりでした。教育実習を通して生徒を導く楽しさ、授業の仕方、コミュニケーションなど、やればやるほど楽しさが増す仕事はこれだけだと思うし、生徒たちの「来年帰ってきてください」というその一言が1番教師を目指すきっかけになったと思います。

 Q. 現在の勤務先は? 

福岡県立福岡工業高等学校です。授業では電子回路、工業情報数理、実習、課題研究、工業技術基礎の19単位を担当。生徒指導課では朝の挨拶運動、身だしなみ検査、自転車の点検、規範意識講話の講師手配、打ち合わせ、司会進行などを担当。その他、各学校行事での準備、進行などを行っています。

 Q. 大学生活と教職課程の履修を振り返って 

好きだった科目は土木全般です。高校の時に勉強したこととはまた違う内容を知れてとても勉強になりました。部活動は、バレーボール部に所属しており、先輩や後輩たちと過ごしてきた4年間は最高に楽しいものでした。教職課程の履修で一番印象に残っているのは履修生みんなの前で行う模擬授業です。最初は緊張で頭も真っ白でしたが、他の学生の授業を見ているうちに話し方や授業スピード、導入部分など、参考になる部分や取り入れるべき点など把握することができるし、周りからの意見も聞くことができるので、自己分析をするいい機会だなと思います。

 Q. 卒業後に、西工大での学び・体験で役立ったことは? 

教える授業内容としては、電子の領域なので初めての内容ばかりで大変なことだらけですが、土木で学んだことも授業に取り入れることができているので、大学で学ぶ講義は決して無駄ではないと思いました。知識の幅が広がるので良かったと思います。他には多くの学生、教授とのコミュニケーションを通して人と話す機会を増やし、相手の気持ちを理解できるよう自分から動いたことが今、生徒や先生たちとの円滑なコミュニケーションを生んでいるんだなと思います。

 Q. 教員免許取得を目指す後輩への応援メッセージ 

まずは人と話す機会を増やし、相手の考え方を理解したうえで発言できるような人になってほしいなと思います。そして1番大事なことは素直でいること。これさえできていればこの先どこでだってやっていけると思います。講義やサークルで忙しいとは思いますが自分自身の将来のため今は踏ん張る時です。頑張れ後輩たち!!

玉田さんのコメント

4月から1次試験の勉強を徐々に始めたもののなかなか手につかず、授業準備(教材研究)に多くの時間をかけるので平日に勉強する時間は取れて1時間程度でした。そのうえ、部活動もあり土日もほとんど潰れていたので大変でした。試験前の2週間は部活動も休みを取り、短期集中で勉強を行った結果、無事に合格することができほっとしています。2次試験についても2週間前から準備しはじめて、合格することができたので、非常に嬉しく思います。短期集中で詰め込むのが向いているなと感じました。

生徒が親のように信頼を置き頼ってくれるような先生、そして自分自身も24時間の半分以上を生徒と過ごすので家族のように思い、その家族の一生を面倒みるつもりで接していきたいと思います。進路実現のため自分にできることは最大限サポートしていきたいし、生徒がより良い方向にいけるよう的確なアドバイスができるよう今は経験を積んで来年、再来年に生かしていきたいなと思います。

令和7年度 大分県教員採用試験(高校・工業:機械)合格者インタビュー

大分県教員採用試験(高校・工業:機械)合格:幸松 昌央さん(工学部/2019年度卒業・日出暘谷高等学校出身)

 Q. 教員を目指すことに決めた時期、きっかけは? 

教師をしている父親にあこがれたのと、高校時代の恩師のおかげで教師になりたいと思うようになりました。

 Q. 現在の勤務先は? 

大分県立津久見高等学校で勤務しています。

 Q. 大学生活と教職課程の履修を振り返って 

教職系の科目は仲間たちと切磋琢磨しながら4年間頑張って取得しました。仲間たちと助け合いながら4年間頑張りとおして、最終的に残ったメンバーは10名くらいだったけど皆で教員免許を取れてうれしかったです。

 Q. 卒業後に、西工大での学び・体験で役立ったことは? 

心理学系の講義。生徒がどういう心情で物事を考えているかなどを考えながら生徒対応しているから。

 Q. 教員免許取得を目指す後輩への応援メッセージ 

苦しい道のりかもしれないが、描いた未来のために頑張れ。

幸松さんのコメント

努力した結果が実ったと思う反面、合格までの道のりが長かったと思いました。大学を卒業し、大分県で臨時講師をしながら採用試験へ向けて努力をしていきましたが、学生の頃とは違い仕事をしながら勉強をしなければならず、時間を確保するのが大変でした。ものづくりを通して、生徒の人格形成をしていく教師を目指します。

令和7年度 福岡県教員採用試験(高校・工業)合格者インタビュー

福岡県教員採用試験(高校・工業)合格:大井 梨凜さん(デザイン学部 建築学科/2023年度卒業・田川科学技術高等学校出身)

 Q. 教員を目指すことに決めた時期、きっかけは? 

高校2年生の冬です。就職希望で高校選択をして資格取得や部活動、生徒会活動など多岐にわたり挑戦していました。その分葛藤することが多く悩んでいた私をそばで支えてくださった先生方のおかげで大きな成長ができました。生徒を1番に考えている先生方に憧れ、私も同じようにサポートし成長につなげてあげることのできる教員になりたいと思ったのがきっかけです。

 Q. 現在の勤務先は? 

高等学校の建築土木コースの教員として勤務しています。座学では建築計画II、建築構造II、土木施工、ほかにも実習や課題研究、製図を担当しております。生徒が人懐こく他学科の生徒とも関わりがあり、小さなことからではありますが、生徒の ”できない” が ”できる” に変化するときを見ることができ、毎日楽しく働いています。また、西日本工業大学出身の先輩の先生方も多くいてサポートが大きく、1年目の私に多くの指導や支援をしていただいております。

 Q. 大学生活と教職課程の履修を振り返って 

コロナが流行した年に入学だったため不安も大きかったですが、学校に行くことが楽しみと思うほど楽しい学生生活でした。ゼミの先生である辻井先生の支えがあり、卒業論文を進める中で学会に論文を提出することもできました。また、学友会総務委員会では学生自治に取り組み3年生では委員長を務め、多くのことを学ばせていただきました。交友関係も広がり楽しく、たくさんの成功経験のできる充実した4年間でした。

教職課程の履修はリモートが多い印象ですが、3年生での『工業科教育法』、4年生での『教職実践演習』は非常に印象に残っております。工業科教育法では模擬授業の実践や世界の教育状況などを学びました。実際の高校授業時間で模擬授業を行ったり、実際にあった学校や教員エピソードが多かったりと教員の世界を想像していました。教職実践演習では模擬授業のほかに学校問題についてのロールプレイングや生徒指導などの事例検討を行い、更に現実に近いことを学ぶことができました。また4年生後期にあるため自分自身の知識が定着していることが分かり楽しかったです。

 Q. 卒業後に、西工大での学び・体験で役立ったことは? 

専門教科や教職課程での知識はもちろんですが、学友会総務委員会で委員長を経験したことはかなり役立っていると感じています。学生自治を行ったことから、運営を進めるにあたっての方法やボランティア活動での経験談など身に付けた力が役に立つこともあれば、経験談を生徒に伝えることができることで役に立っています。

 Q. 教員免許取得を目指す後輩への応援メッセージ 

大学4年間は長いようで非常に短いです。免許取得するには学ぶ時間が必要です。また、採用試験を受ける学生は合格に向けた時間も必要です。楽しむことも大切ですが、4年間という限られた時間で夢実現に向け全力を尽くしてください。すぐに結果が出なくてもその全力は必ず実を結びます。西日本工業大学の先生方は手厚いサポートをしてくださいます。その環境に感謝をし、頑張ってください。いつか一緒に働くことができることを楽しみにしております。

大井さんのコメント

教員になるために大学進学したため現役での不合格は悔しかったです。そのため今年合格できたことが嬉しかったですし安心することができました。家族はもちろんですが、他の先生方や生徒が喜んでくれたことが非常に嬉しかったです。

これからも高等学校教員として信頼の厚い教師を目指します。教師を務めるにあたり信頼のない教師は生徒や保護者、地域の方と良好な関係性も築けないと考えます。また、生徒の可能性を引き出し工業科として素晴らしい技術者になるよう指導していきたいです。ゴールはありませんので一生涯成長し続ける教員でありたいです。