新着情報 株式会社池間組と産学連携協定を締結/第1回産学連携協議会を開催
第1回産学連携協議会
2025年9月に産学連携協定を締結した株式会社池間組と本学との第1回産学連携協議会が2025年12月2日(火)に開催され、「産学連携に関する将来ビジョン」と「令和7年度事業計画」が決定しました。
株式会社池間組と西日本工業大学との産学連携に関する将来ビジョン
株式会社池間組(以下「池間組」という。)と西日本工業大学(以下「西工大」という。)は、産学連携を通じて学術的知見と実務的技術を統合させ、以下の将来ビジョンを実現したいと考えております。
1.現場の課題解決
池間組が日々直面する具体的な現場の技術的・環境的課題に対し、西工大の専門的知見や研究成果を活用して課題の解決を目指し、現場環境の改善・品質向上・安全性強化・業務効率の改善を目指します。
2.技術革新の推進
中長期的な視点で、施工技術や管理手法の革新を目指します。共同研究や技術検証の成果をもとに省力化・自動化により、環境負荷低減の取組みを推進するとともに新たな事業やサービス・商品を創出し、港湾のみならず土木業界全体の変革、技術力向上を目指します。
3.人材育成と知の循環
現場見学会等での学生受入れを通じ、池間組の業務内容への理解を深め、定期的な採用につなげます。池間組並びに西工大の教員及び学生からの意見を吸収し、技術力向上と知の循環を目指します。
令和7年度事業計画について
1.連携事業名
水上ドローンに関する研究
2.地域の課題の共有
土木作業における省力化にむけた作業効率の向上
3.課題解決に向けた目標
水上ドローンを用いたこれまで人力で行なっていた計測技術などに、ロボットを用いて自動化を行うための基礎的研究を行う。
株式会社池間組との産学連携協定締結
2025年9月8日(月)に株式会社池間組と本学は、産学連携協定を締結しました。株式会社池間組と本学とは、予てより水上ドローンの共同研究や、本学学生のチャレンジ授業の受入れ、就職支援など教育、研究、社会貢献の分野で協力関係にありましたが、この度の連携協定の締結により、さらなる連携活動の推進が期待されます。
調印式では、株式会社池間組の代表取締役 池間 誠 氏から、大学との産学連携を通じ、学術的知見と実務的技術を統合させ「現場の課題解決」、「技術革新の推進」、「人材育成と知の循環」を実現したいと将来ビジョンが述べられました。また、鶴田学長から株式会社池間組のニーズと本学のシーズを合わせ、様々な分野で協力し、わくわくするような事業を展開して、現場の課題解決や教育研究の深化、ひいては地域社会の発展につなげたいと抱負が述べられました。
また、現在、株式会社池間組との共同研究を実施している、本学の水環境C&D共生技術研究所長の武村教授から、共同研究の進捗状況と今後の計画について報告が行われました。
産学連携協議会の設置
さらに、この連携協定の締結を期に産学連携協議会を設置して、連携事業の計画・目標の設定と共有、事業の進捗管理、評価やフィードバックを行うなどPDCAサイクルを構築し、連携活動をより具体的に推進することが確認されました。
株式会社池間組 代表取締役 池間 誠 氏が来校
2025年7月10日(木)に株式会社池間組 代表取締役の池間誠 氏が本学おばせキャンパスに来校され、鶴田学長を表敬訪問されました。
株式会社池間組は北九州市若松区にある湾岸工事・陸上土木工事・電力インフラ工事等を得意とする企業です。工学部(土木工学系)の学生を採用していただいたり、水環境C&D共生技術研究所(所長:武村教授)と水上ドローンの共同研究を行ったり、さらには、毎年、多くの学生のためにチャレンジ授業での産学連携活動にご協力いただいております。
水環境C&D共生技術研究所との連携
池間代表取締役と鶴田学長の面談では、土木工事もi-Construction化が加速してきており、本学との産学連携や共同研究などの継続で連携をより一層深めていくことで合意いたしました。
学長との面談後は武村研究室を訪問され、実際の水上ドローンやサイドスキャンモニターの実機を見学になられました。今年度の共同研究では株式会社池間組の土地造成工事現場で自律型水上ドローンを用いたフィールドテストを行う予定です。