新着情報 包括的な事業連携に関する協定締結式(熊本県長洲町)
長洲町と熊本北部漁業協同組合、味の素株式会社九州事業所、株式会社大林組、西日本工業大学は、近年漁獲量が大きく減少している有明海の水産資源について、「持続可能で循環型の水産業」を実現するために、行政・民間企業・研究機関がそれぞれの持つ知見や技術を活用し、産官学共同で事業を実施していくため協定を2025年12月3日(水)に締結いたしました。
学術的な研究を基盤とした新たな取組を実施し、干潟域が持つ豊富な資源を享受する方法を模索することにより、後続世代においても継続可能な漁業の確立及び地域産業の活性化を目指します。
出席者(集合写真)
- 味の素株式会社九州事業所 九州事業所長 小林正樹 氏
- 株式会社大林組 技術本部 副本部長 山内輝暢 氏
- 熊本北部漁業協同組合 代表者理事組合長 上田浩次 氏
- 長洲町長 田成修一 氏
- 徳島大学 環境防災研究センター 客員教授(コーディネーター) 中西敬 氏
- 西日本工業大学 学長 鶴田隆治
- 西日本工業大学 工学部 総合システム工学科 教授 松下紘資
連携事項
- 水産業の振興に関すること。
- 干潟環境の保全に関すること。
- 地域産業の活性化に関すること。
- 水産資源の増養殖に関すること。
- その他、目的を達成するために必要な事業に関すること。
本学は工学部 総合システム工学科 松下教授の研究室が令和4年(2022年)に長洲海岸域で調査開始(以降継続)しています。本学が持つ、干潟環境及び干潟生物の研究に関する技術をもとに、長洲海岸域におけるあさりが好む環境の人工的な範囲拡大及び継続的なモニタリングによる資源管理を行っています。