西日本工業大学
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基本情報 IRの推進

IRとは

IR(Institutional Research:インスティテューショナル・リサーチ)とは、大学機能の改善・向上させるための調査活動のことで、大学内の情報を収集、可視化し、評価指標として管理し、その分析結果を教育・研究、学生支援、大学経営に活用する活動のことです。

西日本工業大学のIR活動について

  • 本学では教育評価室を設置し、教学IRを中心に本学の教育研究、学生支援及び入学者等に関する情報収集並びに統合的分析・評価を行い、評価結果を大学の各部署(教務部、学生部、入試広報部、大学院工学研究科、工学部、デザイン学部及び事務局等)に提供しています。
  • 事務組織の入試広報課、学務課、学生支援課等が関連するデータの整理や更新を行っているが、その情報は教育評価室に集約され、例えば、「入試区分別の4年後の状況について」の報告において、入試データ、学務データ及び就職データを収集し分析を行い、その分析に基づき入試広報部では、選抜方法の妥当性の検証を行っています。
  • 教育評価室では、「学生の授業アンケート」、「学修実態調査」、「学生満足度調査」、「卒業時アンケート」、「新入生アンケート」等のアンケート調査を実施し、集計分析を行い学内会議で報告しています。
  • 報告したアンケート結果・分析から、例えば、翌年度カリキュラム編成における授業科目内容を検討するように依頼されています。

西日本工業大学 教育評価室について

教育評価室は、本学の教育研究、学生支援及び入学者等に関する情報収集及び統合的分析評価を行い、評価結果に基づき、教育研究活動の充実発展に資するための様々な提言を行うため、学長直轄の組織として2014(平成26)年8月に発足した組織です。
本学の学生支援や教育改善に資する情報提供を行うため、学内データの収集や分析を行うIR(Institutional Research)活動に取り組んでいます。

主な業務内容

  1. 大学の教育研究、学生支援及び入学者等に関する情報収集、分析評価に関すること。
  2. 大学の教育研究及び学生支援に対する評価方法の研究・開発及び企画に関すること。
  3. 評価事務の総括、連絡調整に関すること。
  4. 学長、FD委員会、自己評価総括委員会等に、評価結果に基づき、教育改善等の提言を行うこと。
  5. 大学ポートレートの作成に関すること。
  6. 学長からの諮問に関する業務。

教育評価室の位置づけ

教学IRをきっかけとする教学改善の事例紹介

授業アンケート分析による改善事例

本学では、平成30年度前期より全科目を対象とした授業アンケートを実施しています。その分析結果を用いた改善事例を紹介します。

  1. 「複数の教員が担当する授業科目」は、「教員が単独で担当する科目」と比較して得点が低い傾向がありました。そこで「複数の教員が担当する授業科目」において、15週に渡る授業構成の見直しや教員間の連携強化を行った結果、次年度以降、得点が向上しました。
  2. 重回帰分析を使用して授業満足度に影響を与える要因を探索した結果、「授業のレベル」と「学習目標の明確化」の2つの項目が高い値を示していることが明らかとなりました。この結果を全学で共有したところ、次年度以降、授業アンケート全体の得点が向上しました。

学生調査の実施について