大学院紹介 修士論文に関わる研究指導方法など
修士論文(以下「論文」という)に関する研究指導の方法、計画および審査方法などは、以下のとおりです。
1.研究指導方法
研究内容にもとづき主指導教員1名を決定し、その主指導教員が2年間にわたって定期的かつ個別的に指導、助言を行います。また、主指導教員以外の教員は、1年次修了時における研究成果中間発表会および2年次修了時における論文審査会あるいは修士論文発表会において幅広い助言を行います。
2.研究指導計画
研究指導計画の大まかな流れは、以下のとおりです。各年次の開始に合わせて主指導教員とともに研究指導計画の作成あるいは見直しを行います。
(1)前期入学の場合
年次 | 月 | 内容 |
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1年 |
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2年 |
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(2)後期入学の場合
年次 | 月 | 内容 |
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1年 |
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2年 |
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3.論文が満たすべき水準
論文は、以下に示す水準のいずれかを満たしておくことが求められます。
- 学術論文として学会などの論文集に投稿できる。
- 学術論文として大学などの紀要に投稿できる。
- 論文内容の要約を学会などの研究発表会において口頭発表できる。
4.論文審査の方法
論文審査の方法は、以下のとおりです。
- 主査1人および副査2人以上の審査委員を定めて論文の審査および最終試験を行います。
- 論文の審査は、審査委員で構成される論文審査委員会において以下の項目の総合評価により行います。
なお、⑥については、修士論文発表会における評価も加味されます。
① 学位論文などには、独創的かつ有用的な内容が含まれていること。
② 関連する内容の文献調査および研究動向調査が十分であること。
③ 研究計画が適切であり、かつその遂行により何らかの知見を見いだすこと。
④ 論文の構成や体裁が適切であり、かつその記述が的確であること。
⑤ 研究倫理をはじめ学術研究が従うべき規範を守っていること。
⑥ 研究内容の発表が平易に、かつ適切に行われること。 - 最終試験は、論文提出者の学力および研究成果を確認する目的で、論文を中心に関連ある科目あるいは専門領域に関して筆記試験または口頭試問の方法によって行います。