西日本工業大学
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工学部 土木工学系

安全安心なまちをつくり、社会を支える

橋梁、道路、港湾、河川など社会基盤となるインフラ整備の専門知識と、景観・環境保全への意識を持った技術者を育てます。
土木工学系で学ぶことで、都市・地域計画を主導する行政技術者(公務員)、インフラ整備のための調査・設計技術者(コンサルタント)、構造物を建設する施工管理技術者として社会で活躍することができます。卒業後、「測量士補」の資格が取得でき、さらに1年間の実務経験を経ると「測量士」の資格を取得することができます(いずれも登録申請が必要)。

News

身につくチカラ

  • 01

    確かな基礎学力

    1. 土木工学に必要な数学・力学の徹底指導
    2. 土木三力学(構造・水理・土質)を体系的に学修
    3. 豊富な演習による学力の定着
  • 02

    将来につなぐ応用力

    1. 実験・実習を通じた土木工学理論の実証と理解
    2. ICTを活用した測量、設計技術の修得
    3. 土木施工管理技士、技術士などの資格取得指導
  • 03

    最先端の研究力

    1. 地理情報システム(GIS)を利用した災害リスクの可視化
    2. 環境共生型消波ブロックによる波力発電システムの開発
    3. 環境DNA解析による河川生態系評価

カリキュラム

01 年次 基礎

コンピュータによるデザイン、測量学について学びます。

  • CGデザイン
  • 測量学
  • CGデザイン演習
  • 測量学演習
02 年次 基礎・応用

主要三力学の基礎と応用、環境保全技術を学びます。

  • GIS
  • 土木計画学
  • 構造工学
  • 地盤工学
  • コンクリート構造工学
  • 水理学
  • 土木材料学
  • 環境生態学
  • 土木技術と社会
  • GIS演習
  • 測量学実習
  • 構造工学演習
  • 地盤工学演習
  • 水理学演習
  • 応用地盤工学
  • 環境ボランティア
  • データサイエンス演習
03~04 年次 応用・発展
ゼミ・研究 (キーワード)
  1. 都市・交通計画
  2. GIS・景観デザイン
  3. 橋梁・構造解析
  4. 地盤防災
  5. 港湾・海岸工学
  6. 環境計量・水処理工学
  7. データサイエンス

3年次

  • 交通工学
  • CAD
  • 河川工学
  • 環境計量学
  • 土木工程管理学
  • 土木工学実験Ⅰ・Ⅱ
  • 都市・地域計画
  • 橋梁工学
  • 地域防災学
  • 海岸・港湾工学
  • 水処理工学
  • 廃棄物処理工学
  • 土木施工学
  • 総合システムゼミナール

4年次

  • 土木工学設計
  • 環境アセスメント
  • 卒業研究Ⅰ・Ⅱ

4年間の学び

都市計画・景観

都市計画の理解と情報技術を用いた景観デザインの修得

人口動態、経済成長、交通需要、地理情報、歴史・文化に基づく都市・地域計画(まちづくり)の理論と手法、情報技術を用いたコンピュータグラフィック(CG)による景観デザイン、測量技術および地理情報システム(GIS)を用いた電子地図技術を学修します。

構造・設計・防災

構造解析と設計技術の修得、防災への対応

構造物の力学的安定、耐震性能の解析と評価、鋼材およびコンクリート構造物の設計とCADによる製図技術、ならびに、地震・台風などの自然災害に対する防災計画と地域防災技術を学修します。

地盤・水工・材料

地盤工学と水工学の理論と応用力の修得

地盤の性質、地盤のすべりと抵抗力の理論を理解し、地盤の力学的安定、地盤改良技術を修得します。流体としての水のエネルギーと流れ、波の理論を理解し、河川・海洋構造物による洪水・波浪の制御技術を修得します。また、土木材料についても学修します。

環境改善・保全

環境の計量・評価と改善・保全技術の理解

自然環境におけるエネルギーの流れと物質の循環、生態系の構造と機能、環境の計量、環境影響評価(環境アセスメント)、環境改善のための処理と再資源化(リサイクル)の理論と応用を学修し、建設・開発によって失われる環境の復元・保全技術を理解します。

実務・実践・総合

土木工学の実務・実践・総合力の修得と社会への適応

土木技術と社会とのかかわり、情報統計論に基づくデータサイエンス、土木工程管理・施工管理、構造・地盤・水工・材料に関する実験、Project-basedlearning(プロジェクト学習)、ゼミナール、卒業研究を通じて、土木建設業で働くための実務力、実践力、総合力を身につけます。

授業紹介

水理学

河川工学、海岸・港湾工学、水処理工学などの広範な分野の数理的基礎を学びます。土木工学の各分野に現れる基礎的な流れに関する問題を対象にして、基礎的な知識を身につけます。

測量学実習

基本的な測量技術を適用し応用測量の実習を行うことで、さまざまな測量に対しての適応性を身につけます。さらに、GPSシステムを用いた測量を体験し、最新の測量技術を習得します。

地盤工学

地盤工学は、土木構造物の設計・施工・管理に欠かせない基礎科目です。地盤工学では、土の物理・力学的性質を系統的に理解させることを目的とし、土の基本的性質からせん断特性までを修得します。

研究室紹介

土木工学系の研究室紹介

Lab. #01高見研究室

研究テーマ

持続可能な発展を実現させる
「自然環境を守る開発」

持続的発展が可能なインフラ整備のため、「建設による開発と自然環境保全の両立」というテーマに取り組む高見研究室。特に、人間生活や産業活動による川、海の水環境変化を注視し、水質汚濁が水生生物に及ぼす影響の評価、それを改善する水質浄化技術の開発、水生生物の増殖に効果的な環境整備技術に注力しています。

Lab. #02周研究室

研究テーマ

GISやドローンを駆使して
「i-Construction」を推進

国交省が提唱する「i-Construction」を推進するには、人の手に頼っていた業務をICTで効率化・精密化する必要があります。当研究室では、急勾配地などの測量をドローンで行ったり、その情報と地図情報とをGISで組み合わせてハザードマップを製作したり、3Dソフトと脳波測定器を用い、より快適性の高い都市景観設計を行ったりしています。

Lab. #03松下研究室

研究テーマ

防災と環境の両立を目指した
海洋・河川構造物の研究

松下研究室の研究テーマは「海洋・河川の構造物」です。消波構造物の補強工法や粘り強い河川堤防構造など防災について研究する一方で、“消波”している波エネルギーを“活かす”へパラダイムシフトした波力発電システムの開発にも取り組んでいます。激甚化する自然災害に対応できる海洋・河川構造物とカーボンニュートラル、「防災と環境の両立」を目指した研究を行っています。

メッセージ

教員メッセージ

MESSAGE高見 徹教授

「ガイダンス制」で進路までフォロー

国内有数の工業集積地であることに加え、空港や重要港湾が隣接し、自然環境も豊かなおばせキャンパスは、土木工学を学ぶ上で最高の環境だと言えます。研究の軸足を環境保全においてもインフラ整備側においても、現実のフィールドがすぐそこにあるからです。研究を通じて、地域貢献を図ることも可能です。自分自身の可能性が、よく分からない学生も多いでしょう。そこで本学は、教員が分担して学生一人ひとりをサポートする「ガイダンス制」を導入しています。入学直後から進路指導まで、あなたの可能性をともに伸ばしていきましょう。

学生メッセージ

MESSAGE山下 翼 さん

3年生 宮崎県立宮崎農業高等学校出身

キャンパス周辺は、「ものづくり」の教科書のよう

高校も土木系だったので、土木工学系を選びました。水理学、構造工学、地盤工学の授業が好きで、計算は難しいのですが解けた時がとても嬉しいです。おばせキャンパスは、ものづくりを目指す人にとって恵まれた環境。街並みや歴史も土木工学の勉強につながります。

主な就職・進学

就職先

荒谷建設コンサルタント/大林道路/奥村組土木興業/北九州市役所などの市町村自治体/建設環境研究所/県立高等学校教員/広成建設/五洋建設/西部電気工業/錢高組/鉄建建設/西日本高速道路エンジニアリング九州/西原環境/三井住友建設/四電光/りんかい日産建設/若築建設 ほか

進学先

北九州市立大学大学院/九州工業大学大学院/熊本大学大学院/西日本工業大学大学院 ほか