教育研究シーズ[デザイン学部] 中島 浩二
デザイン学部 情報デザイン学科 教授 中島 浩二
研究キーワード
人間工学、感性、デザイン評価、メイカー、プロダクトデザイン、使いやすさ、UI/UX、高齢者、障害者
現在の教育研究分野
- 乗り物などのプロダクトデザイン
- ユーザ負担・快適性等の評価
- ラピッドプロトタイピング
- 福祉機器のデザイン
開発,研究事例・研究作品
高齢者向け食器の研究開発
高齢者施設において嚥下障害などがある入居者の食事は、原材料がわからないほどのおかゆ状になっていることが多く、食事が楽しくないといった不満が挙がっていました。原材料が連想しやすいフォルムの食器をデザインし、さらに掬いやすい角度を求めるため、3Dプリンタで様々な角度の食器を試作、デザインの力で食事が楽しく、生活が豊かになった事例です。実際に高齢者施設での評価実験を行い、試験後も継続して使っていただいています。
レーザーカッター、3Dプリンタ活用
デジタルものづくりカフェにあるレーザーカッターや3Dプリンタを一般開放して、ものづくりによる街の活性化を狙っています。新しい表現や新材料を加工したいときに、実験的に低コストで試すことができ、デザイン的アドバイスも可能です。メーカーだけでなく、飲食店などがオリジナルグッズを少量作ってみたい場合などの活用が見込まれます。また、小中学生向けにモノづくり講座を行っており、夏休みの工作をデジタルものづくりで行うこともできます。
共同研究で可能になること
- 製品へのプロダクトデザインの導入
これまでの製品開発でデザインを導入したことがなかったり、要素技術を民生品分野に生かしたいと考えている企業さんのデザインに関するご相談に対応できます。
- 小ロット試作
大量には必要ないもの、一品ものなど、スピーディに出力したいケースに対応できます。
- より使いやすい製品へ
ユーザのデータを取得して生体負担を考慮した製品を開発できます。また、開発後のデザイン評価や感性を考慮した愛される製品を目指す場合にも役に立てます。
連携先
バイクメーカー、機械メーカー